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私が感じた“おいしい日常”の温もり

「ホテルクラシカル猫番館
横浜山手のパン職人」を読み
          ました。
パン職人としてのキャリアを
途絶えさせられた紗良が、横
浜・山手の個性豊かなホテル
で再出発する物語に、思わず
「私もこの世界に飛び込みた
  い!」と膝を打ちました。
 小湊悠貴さんの丁寧な筆致が、
パンの香ばしい匂いやホテル
の木造建築の質感まで伝わっ
てくるようで、五感を刺激さ
     れる読み心地です。


テルクラシカル猫番館  
横浜山手のパン職人
小湊悠貴 (著)


3年弱務めたパン屋さんをや
むなく離職したパン職人(ブ
  ーランジェール)の紗良。
その腕を見込まれ、横浜・山
手にある「ホテル猫番館」に
再就職したけれど、ホテルに
はいろいろと「事情」を抱え
たお客様がお泊まりのようで
           ……!? 
人なつっこいコンシェルジュ
の要、気むずかしい料理長の
隼介ら個性的な面々に囲まれ
て、宿泊客においしいパンを
提供する紗良の毎日が始まる
          ――!

テルクラシカル猫番館
横浜山手のパン職人
小湊悠貴 (著)
Amazonより

「このホテルには、人生の転
     機が詰まっている」

コンシェルジュの要や料理長
・隼介との掛け合いが絶妙で、
特に隼介のツンデレぶりに「
この人、本当は紗良のパンを
認めてるよね?」と何度もニ
           ヤリ。
宿泊客のエピソードでは、パ
ンを通じて心が通い合う瞬間
に「食べ物の力ってすごい」
      と実感しました。

私が一番共感したのは「挫折
からの再起」というテーマ

離職という現実的な悩みを抱
えた紗良が、小さな達成感を
積み重ねる姿に「私も明日か
ら頑張ろう」と前向きな気持
      ちになりました。
井上のきあさんの装画が醸し
出すレトロで柔らかい世界観
も、物語の癒し効果を倍増さ
        せています。

「この作品は、人生のレシピ
           本だ」

パン作りの描写が専門的で「
自宅でサワー種起こしてみよ
うかな」と挑戦心が湧く一方、
人間関係の機微が料理の隠し
味のように散りばめられてい
           ます。
終盤の「パンは人を幸せにす
る」という台詞に、思わず頬
が緩むのを抑えられませんで
           した。

「パン×ホテル×再生」のキ
     ーワードが刺さる

「転職後のストーリー」「横
浜舞台の小説」と検索する方
にこそ読んでほしい、心に栄
養を与えてくれる作品です。
個人的には、朝のコーヒーと
クロワッサンを用意して読み
返したい、そんな珠玉の一冊
          でした。


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………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

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