「運命の出会い」を待つと終わる
「運命の人と結婚したい」
それは確かに素敵なことだと思う。
でもこの言葉を言い続けて、出会いを待ち続けた結果どうなるか。
私は身をもって知っている。
10年間一人のダメンズとの恋愛にしがみつき、「この人が運命の人かもしれない」と思い続けた。別れても戻り、紹介された誠実な男性には「ピンとこない」と断り、そしてまたダメンズに戻る。
その繰り返しで、気づけば20代が終わっていた。
だけど、私が今理想の男性と結婚して幸せな生活を送れているのは「運命の出会い」を待つのをやめて、「戦略的に動く」ことを選んだからだった。
婚活と就活は構造が同じ
いきなりだけれど、婚活を「就活」に置き換えて考えてみてほしい。
就活で自己分析も業界研究もせずに「運命の会社を待ちます」と言ったら、どうなるか。
どこの会社にも運命は感じず、就職できず、一人取り残されるだろう。
でも婚活になると、これをやっている人が多い。
「いい人がいたら結婚したい」(=いい会社があれば就職したい) 「自然な出会いがいい」(=スカウトを待ちたい) 「ピンとくる人がいない」(=やりたいことが見つからない)
就活でこれをやったら迷子になるのと同じように、婚活でも迷子になる。
逆に言えば、就活と同じように「自己分析→市場調査→行動→改善」のサイクルを回せば、婚活はちゃんと前に進む。
「いい人いないかな~」と待ってても王子さまは現れないのだ。
婚活のPDCA
就活と同じフレームワークで、婚活を分解してみる。
P(Plan):自己分析と条件整理
まずは自分を知る。自分の市場価値を把握し、相手に求める条件を整理する。「ゆずれない条件」は3〜5個に絞る。ここが曖昧なまま動き出すと、何十人会っても「よく分からない」で終わる。
就活で言えば「自己分析と業界絞り込み」の段階。ここに時間をかけることは、遠回りに見えて最短ルート。
相手に求める条件を整理する時のコツは、”自分の常識で決めつけないこと”
「自分にはこのレベルの人は無理だ」とか「そんな人いるわけない」とか普段の思考グセで考えてしまうが、それを取っ払って「どんな人と結婚したら幸せを感じるか?」「ワクワクするか?」を考えてみてほしい。
D(Do):行動量を確保する
戦略が決まったら、とにかく動く。
私の場合は3つのマッチングアプリを活用し、鬼のようにスワイプした。
メッセージの内容をテンプレ化し、無心で返信する。
当時は仕事が忙しくて数を打てなかったので、精査に時間をかけ、最初に会った人ととんとん拍子に付き合って結婚した。
ここまでスムーズなのはレアパターンだと思うが、とにかく動かないと始まらないってこと。
ただ待ってても素敵な人は降ってこないから、マッチングアプリでも相談所でもなんでもいいから出会う人を増やすこと。
マッチングアプリなら月に最低5〜10人とはメッセージを交わす。そのうち3〜5人と実際に会う。
就活で「1社しかエントリーしていません」では内定が出ないのと同じで、婚活も一定の行動量が必要。
「数を打つのは雑じゃない?」と思うかもしれないけれど、これは雑に扱うという意味ではない。「自分に合う人を見つけるためのサンプル数を確保する」ということ。
C(Check):振り返る
3〜5人と会ったら、必ず振り返りをする。
「断った理由は何だった?」 「好印象だった人の共通点は?」 「自分のプロフィールや会話で改善できるポイントは?」
就活で面接のたびに振り返りをするのと同じ。この振り返りをしないと、同じ失敗を繰り返す。
そうやって自分の価値観や求める条件をブラッシュアップしていくのが重要だ。
A(Act):改善して次に活かす
振り返りで見えた改善点を、次の行動に反映する。
プロフィール写真を変える。自己紹介文を書き直す。初デートの場所を変えてみる。会話の仕方を調整する。
新たな条件に合う人と会ってみる。
この改善がないと、何十人会っても結果は変わらない。
「運命の出会い」は否定しない。でも確率の話をさせてほしい
「運命の出会い」を信じることは、別に悪いことじゃない。
でも確率の話をさせてほしい。
「何も行動しないで運命の人が現れるのを待つAさん」と
「月に5人と会い半年で30人と出会ったBさん」
どちらが運命の人に出会える確率が高いだろうか?
Bさんは色んな人と出会いながら、求める条件を整理し、会う相手の選び方を調整し、自分の改善点を学んでいき、確率はどんどん上がっていく。
運命の出会いは「待つもの」ではなく、「確率を上げた先にあるもの」。
就活で内定をもらった人が「運命の会社に出会えた」と言うのと同じ。行動と改善の先に、結果的に「この会社しかなかった」と思える出会いがある。
マッチングアプリは"ツール"であって"出会いの形"じゃない
私はマッチングアプリで夫と出会った。でもアプリを勧めたいわけじゃない。
アプリでも、相談所でも、紹介でも、合コンでも、何でもいい。大事なのは「自分に合った手段を選ぶこと」。
ただし、それぞれの手段には特徴がある。
マッチングアプリ:母数が圧倒的に多い。自分のペースで進められる。ただし写真とプロフィールが命。メッセージのやり取りが苦手な人には向かない場合もある。
結婚相談所:サポートがある分、一人で悩まなくていい。ただしコストが高い。スピーディに結婚したい人はこっち。
知人の紹介:相手の人となりが事前に分かる安心感がある。ただし母数が少なく、断りにくい場合がある。
婚活パーティ・イベント:実際に会って話せるのが強み。会話力がある人や人柄重視の人に向いている。
どれか一つに絞る必要もない。就活で「リクナビだけ使います」とは言わないのと同じで、複数の手段を併用するのがベスト。
「行動量」と「質」のバランス
一つ注意してほしいのは、「とにかく数を打てばいい」わけでもないということ。
行動量は必要。
でも自己分析が終わっていない状態で50人と会っても、「ピンとこない」を50回繰り返すだけ。
行動量を増やす前に、まず「正しい方向」を決める。自己分析をし、条件を整理し、自分の市場価値を把握する。その上で行動量を確保する。
この順番がとにかく大事!
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