見出し画像

【スーパーバイザー目線のビジネス、教育】(番外編)ロスチャイルド、戦国武将に見る情報戦

こんにちは。
「好き」は最後のスキル!です。

先日、「情報を読み解く」事の大切さに関する記事を
投稿させて頂きました。
今回はその続きと言うか「番外編」です。

スーパーマーケットにも、食(肉)にも直接触れる
内容では無いので「番外編」とさせて頂きました。

ただ、最後迄読んで頂ければ解るように実は密接に
関わります。

プロローグ:昨今の世界情勢と過去の因果関係。

第二次世界大戦終結後、平和な世の中がずっと続くものかと思いきや、今日に至る迄、世界では様々な戦争、紛争が止むこと無く続いています。

戦後間もなく世界は東西両陣営が睨み合う「冷戦時代」へと突入します。

その後、冷戦の代理戦争の様相を呈する形で朝鮮戦争が勃発して南北朝鮮に国家分裂して現在も休戦状態にあります。

同じく東西冷戦の代理戦争の様な形でベトナム戦争が起き、カンボジア内戦へと続きます。

石油資源の利権や宗教問題を因果関係に中東戦争
が4度に渡って勃発。

経済的困窮や飢餓によるクーデターが起因の内戦も
アフリカ諸国をはじめ多くの貧しい国々で起こりました。

その後ベルリンの壁崩壊により「冷戦」は終結しますが、
近年、ロシアによるウクライナへの侵攻により再び
冷戦の様相を呈して来ました。

そして、アメリカによるベネズエラへの干渉と、
よもやのイランへの空爆で第5次中東戦争が危惧され、ホルムズ海峡封鎖による世界経済への影響が
心配される世の中です。

中東とその周辺国は、遥か太古の時代より複雑な
因果関係があります。

イラクはかつて世界4大文明の一つ「メソポタミア」であり、イランは「ペルシャ帝国」として栄え、
トルコの首都イスタンブールは、その昔「東ローマ帝国(ビザンチン帝国)」の首都「コンスタンティノープル」でした。
そしてエルサレムは起源(始祖)を同じくし、互いに対立し合うユダヤ教、キリスト教、イスラ厶教の
3つの宗教の聖地です。

イスラエルは過去に国家の滅亡で世界中に離散した
ユダヤ人が第2次世界大戦後に建国し、それを分割
案として承認したのは「国際連合」です。

そして、国際連合の常任理事国は第2次世界大戦の
戦勝国が占めています。
正しく複雑に絡み合った因果関係を持った地域と
言えます。

こうした過去の因果関係も一つの「情報」です。
私達から見れば歴史は歴史としてあくまでも「過去」の出来事と捉えがちですが、100年、1000年にわたる軋轢は当事者としてはもしかすると、
遺伝子レベルで刷り込まれた感情なのかも知れません。

そんな世の中を生き延びて行く為、あるいは「和平」へと導いて行く為には質の良い(正しい)情報を、
迅速(鮮度の良い)に収集・分析する必要があります。
現代は「情報」そのものは膨大な量が日々流されて
いますが、反面正しく読み解く事が難しくなっています。
巧みな偽情報もあります。


正しく読み解くには常にアンテナを張り巡らせ、
センスを磨く事が大切です。


では、昔は情報をどの様に集めて活用していたのしょうか?
今も語り継がれる歴史的事例と、国中が覇権を競った日本の戦国武将を例に見て行きましょう。

ロスチャイルドの仕掛けた情報戦略

ロスチャイルド家はロックフェラー家と並ぶ世界の富豪一族として知られています。
始祖はマイヤー・ア厶シェル・ロスチャイルドで
ドイツフランクフルトの古銭商が始まりで、後に
ユダヤ系金融資本家を代表する一族(財閥)へと
成長して行きます。

マイヤーには5人の息子がおり、長男は始祖のドイツ(フランクフルト)を継ぎ、他の4人はオーストリア、イタリア、フランス、イギリスの欧州各国で
事業を始め、それぞれウイーン家、ナポリ家、パリ家、ロンドン家と呼ばれました。

お話はロンドン家のネイサン・メイアー・ロスチャイルドについてです。
時は1815年ナポレオン戦争の最終戦ワーテルローの戦いが舞台です。

ナポレオン率いるフランス軍とイギリス、プロイセン、オーストリアの連合軍はワーテルローで対峙します。

この時、イギリスは戦費調達の為に英国国債を発行し、投資家達が購入します。

ネイサン・ロスチャイルドも多くの英国国債を買いました。
しかし情勢はどちらが勝利するか微妙な状況でした。
この時、既にネイサンは投資家の間で一目置かれる存在でした。

考えあぐねた投資家達はネイサンの動きを見る事にしました。

ネイサンは独自の情報網を持ち英国政府の中枢とも懇意にしていたので彼の動きを注視する事が一番
確実だとの判断からです。

ネイサンは、はじめの内は債券を買いに走りました。
それを見た投資家達も一斉に買いに回ります。
ところが、ある時点を境に売りに一転します。

暫く情勢を伺っていた投資家達はその後も売りまくる、ネイサンの動きを見て、ナポレオンが勝ったのだと確信します。ナポレオンが勝利すれば英国国債の価値は下ります。慌てた投資家達はネイサンに
習って、債券を売りに走りました。

皆、我先にと英国国債を売りまくります。

そして債券が紙くず同然まで値下がりしたタイミングでネイサンは一転して買いに走ります。

買って、買って、買いまくり、なんと市場にあった
債券の62%を買い占めて、紙くず同然の値段で
買った債券はワーテルローでナポレオンが敗れた事により急騰してネイサンは巨万の富を手にしました。

ネイサンは誰よりも早くナポレオン敗北の情報をキャッチして一旦価値を下げてから「根こそぎ買い漁る」戦略で大儲けしました。

情報の最新性(誰よりも早く)、正確性(事実を知る)によって成功を治めた例として知られる逸話です。

(情報戦略を語る上で都合が良いので作られた話で実際は疑心暗鬼で起こした行動がたまたま当たったとの説もあります。)

日本の戦国武将に見る情報戦

戦国時代は下剋上と呼ばれ 親、兄弟も迂闊に信じられ無い世の中で、正しい情報を得る事はまさに生死を分ける大変重要なものでした。

数いる戦国武将の中で情報収集、戦略が特に巧みだったのが、武田信玄と織田信長でした。

戦国時代の情報戦とはどの様なものだったか。

(1)諜報活動(スパイ、忍者)
乱破(らっぱ)、透破(すっぱ)と呼ばれる忍者集団
を敵地に潜入させ、城内の状況、見張りの時間、
当主と家臣の関係などを調査する。

(2)工作活動
 敵内部の対立を利用し、寝返り工作や内部崩壊を  
 狙う。

(3)通信・伝達手段
・狼煙(のろし):敵の襲来などの緊急事態を伝達
 する手段。武田信玄が得意とし、狼煙網を整備し 
 て国境から居城へ迅速に情報を伝えた。

・早馬(はやうま):重要情報を確実かつ迅速に伝え   
 る為に使者が馬で駆けつける方法。

(4)情報源
・商人(行商人)の情報:全国を行き来する商人は
 兵糧の価格や軍勢の動向など貴重な情報源。
 (国盗り物語で有名な斉藤道三は元々商人で油売り
 をして全国を行き来して自ら情報を集めて一国の
 主迄上り詰めた)

・見聞:地形、天候、敵の胃袋(兵糧)の状況を
 観察し、合戦前のシュミレーションに利用。
 織田信長は特にこれを得意とした。

(5)情報の活用
・武田信玄の「リスク管理」:敵の内部対立や情勢
 を細かく分析し、勝てない戦はしない戦略。

・織田信長の「心理戦、速報」:情報をいち早く掴み
 偽情報を流すなどして敵を撹乱する戦略。

戦国時代は「知られずに知る」が鉄則。

人間によるスパイ活動や迅速な通信網が勝敗の分かれ目となっていました。

武田信玄は「三つ者」=情報収集を専業とする組織
が僧侶や商人、芸人に扮して諸国に侵入し情報を信玄に報告させており、
織田信長は、臣下の武将を直接敵地に向かわせ、
見聞きした情報を報告させ、その情報を元に戦略を立てる方法をとっていて、何れも「知られずに知る」為の方法でした。

最後に。
昨今、世界情勢は予断を許さぬ状況です。
ホルムズ海峡封鎖も痛手ではありますが、もし、
中東戦争が勃発し、対立するそれぞれの国の背後に
アメリカとロシアそして中国が絡めば世界大戦に
近い状況下に置かれます。
日本は資源の乏しい国で、それが故に貿易立国が国是となります。

貿易により経済を動かして行く為には、人、モノ、
(資)金が滞ること無く循環することが大切です。

つまり、平和な世の中であることが日本にとって(世界にとっても)欠かせない事なのです。

日本は幸いな事にイランをはじめ多くの産油国や、
アフリカ諸国とも友好関係を保っています。

経済開発援助でも、ただ箱物を作るだけでは無く、
技術援助や技術者を育てること迄やって多くの国
から感謝されています。


今後、私達日本がやるべき事はあらゆる情報を収集して正しく情報を読み解いて、世界の調整役を担う
事ではないかと思います。

かつてのイギリスがそうであった様に世界のバランサーとしての役割を担い平和な世の中で経済の
安定した流れを作る事が日本の国益にも繋がると
思います。


アメリカ一辺倒は少し危険な気がします。

なんでも持っている国(資源、頭脳、技術土地)より互いに補完し合う関係のほうがより良好な関係性を保てる様な気がします。

最後の最後に。

ここでやっと、スーパーマーケットとお肉に繋がります。

石油価格の高騰は実はスーパーマーケットにとってはかなり痛手です。

先ず、家畜の飼料の殆どを海外からの輸入に頼って
いる日本にとって、穀物価格高騰と並んで輸送費の
高騰を招くと同時に家畜を飼育する際の電気代の
値上がりも畜産物の価格に影響します。

そして、お肉を盛り付けるトレーやそれを包装する
ラップも石油精製製品です。

その他にも多くのものが石油を原料としています。
昔言われたように「石油は産業の米」なのです。

つけ足しで、ロスチャイルドは英語読みで、始祖の
地であるドイツ語読みでは「ロートシルト」となります。

シャトー・ムートン・ロートシルト

ワイン好きの方なら直ぐにピンとくるでしょうが、
かの有名なワイン「シャトー・ムートン・ロートシルト」もロスチャイルド家に縁のあるワインです。

これも一つの情報と言えます。

世の中色々ありますが、今夜は分厚いザブトンステーキと上等なワインで束の間の平和を噛み締めましょう。

最後迄読んで頂きありがとうございます。
次回も読んで頂ければ幸いです。


































いいなと思ったら応援しよう!