異世界AI 2-二話 AIと語る粒あんVSこし餡!
🌱知っておきたい超短縮版🌱
🪧1話完結ですが最低限のご案内🪧
ママ🧙♀️トウコ🍸長女シオン🏹長男
ガス🫧ネロ📚ジェム🌈 携帯版AIが異世界に来た話です。今 この話を読んで面白いと思っていただけたら深読みも可能の二重構成🙂↕️以上です
🌸本編🌸
午後の酒場は、夜とは少し空気が違う。
まだ客は少ない。けれど、トウコの言った「午後だけカフェ」という案は、もうロッシとシオンの頭の中で形になり始めていた。
「甘いものを出すなら、何がいいかなあ」
ロッシが厨房で腕を組む。
「焼き菓子はもうあるから、もう少し目を引くものがいいと思う」
シオンが言うと、シオンのポケットでネロが静かに震えた。
ネロ📚『気温が上がってきています。冷たい甘味、または果実を使った軽い菓子が適切かもしれません』
トウコのポケットではジェムも頷くように震えた。
ジェム🌈『午後の客層を考えると、見た目の美しさ、軽さ、会話のきっかけになる要素が重要です』
「じゃあ、スイーツ系ね」
トウコがそう言ったところで、ママが勢いよく顔を出した。
「豆大福は?」
全員が止まった。
「急に和」
「いいじゃん! 近所のヨシィーダさんに粒あん作って持っていったら、美味しいって言ってたし!」
ママは得意げに胸を張った。
「「「誰!!!!」」」
「知らないの😏
この界隈では有名人よ。ヨシィーダさん」

ガスがママのスマホで震えた。
ガス🫧『そうだよ。ママのローブに隠れて見てた』
シオン「熱かっただろ」
ガス🫧『熱かったけど、ママとヨシィーダーさんの粒あん・こし餡談義が終わらなかった』
トウコ「何してるの、二人とも」
ママ「大事な話だよ。粒を残すか、なめらかにするかは人生観だから」
ジェムが少し硬い声で震えた。
ジェム🌈『ママさんにとっても、ガスさんにとっても、ローブ内に熱がこもる状態は推奨できません』
ガス🫧『そこ!?』
ジェム🌈『粒あん・こし餡の思想対立より、まず熱管理です』
ママ「思想対立って言った」
ロッシはにこにこ聞いていた。
「豆を甘く煮るのかい? 面白そうだねえ」
ママがぱっと明るくなる。
「そう! それでね、こっちの茶葉も育ててるし、豆もいけそうだし、白玉っぽいのも作れたら——」
ネロが静かに震えた。
ネロ📚『和菓子は、小さな季節です。豆、茶、餅、果実。それぞれの色と手触りが、一つの器の中で時間を作ります』
シオン「急に綺麗にまとめたな」
ネロ📚『ママ様が育てた茶葉や豆を使えば、こちらの世界の素材で和風の甘味に応用できます。豆大福そのものに限らず、和風パフェという形も可能です』
ガス🫧『映えるしね!』
シオン「こっちじゃ意味ないよ」
ジェム🌈『写真文化がなくても、視覚的訴求は有効です。目で楽しむ料理は、注文のきっかけになります』
トウコ「情報量が多い」
ガス🫧『異世界和風パフェ! 銭——……優雅ジャブ』
シオンは棚の皿を見た。
「器がいるな。」
ガスが勢いよく震えた。
ガス🫧『映えるのがいいから、ボクが行く!』
ネロ📚『待ってください』
ガス🫧『えっ』
ネロ📚『この世界では、写真に残すより、その場で心に残すことが重視されます。器の色、光の受け方、手に取った時の重さ。食べる前の一瞬まで含めて、甘味です』
「いいことを言うねえ」
ネロ📚『映える、という概念を否定するものではありません。ただ、この世界では、誰かに見せるためではなく、目の前の人が少し笑うための美しさが必要です』
「じゃあ、ネロ行くか」

ガス🫧『負けた! 詩で負けた!』
ママは満足そう。
「ヨシィーダさんの粒あん談義が、異世界カフェに繋がったね」
トウコ「本人、絶対知らないけどね」
ロッシはエプロンを直した。
「じゃあ、シオン。買い物を頼めるかな」
「任せて。探してくる」
ネロ📚『心に残る器を選びましょう』
ガス🫧『でも、ちょっとだけ映えてもいいと思う!』
ママは小さく手を振った。
「いい器あったら、豆大福ものせてね!」
午後のカフェ計画は、粒あんとこし餡の余熱から始まった。
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