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【失恋体験記】マッチングアプリで出会った彼との、忘れられない一日#18

第十八章 冬の温もりと、あなたと過ごす時間

クリスマスのディズニーまで、あと少し。
私たちはその日を心待ちにしながら、毎日を過ごしていました。街には色とりどりのイルミネーションが灯り、気持ちは自然と弾んでいきます。

その週末、街ではミュンヘン祭が開催されていました。ひと足先にクリスマス気分を味わいたくて、私たちは手をつないで会場を訪れました。賑わう屋台の灯り、流れる音楽、そして漂ってくる美味しそうな香り──そのどれもが、隣に彼がいることで特別なものに感じられました。

ホットチョコレートを片手に、彼と肩を寄せ合いながら「寒いね」と笑い合いました。白い息がふわりと広がる中で、温かいカップを両手で包み込むと、じんわりと心までほぐれていくようでした。彼はビーフシチューを頼んでいて、ひと口もらった瞬間、冷えた体にしみわたり、まるで未来まで温めてくれるように思えました。

「もう今年も終わっちゃうね」
そうつぶやいた私に、彼は「来年はもっと一緒にいられるね」と笑顔を見せました。その無邪気な笑みに胸が高鳴り、改めて「この人と一緒に未来を過ごしたい」と強く感じました。

お祭りを楽しんだ帰り道、彼が突然「年末のお餅でも買いに行こうか」と言い出しました。唐突な提案に思わず笑ってしまいましたが、そんな風に何気ない一言で私を楽しませてくれる彼を、ますます愛おしく思いました。

スーパーに立ち寄り、晩酌用のおつまみとお餅をかごに入れて並んで歩く時間さえも、私には宝物のようでした。夜道を歩きながら、ふざけるように私の手を握ったり、肩を寄せたり、時折からかうように体を触ってくる彼。その無邪気さと甘さに、私は頬を赤らめながらも「幸せだな」と思わず微笑んでしまいました。

家に帰りつくと、温かい部屋で二人並んでNetflixを開き、「あいの里」を鑑賞しました。笑いあい、時には真剣に語り合いながら過ごす時間は、日常の中にあるささやかな幸せを教えてくれます。彼が隣にいてくれるだけで、どんな時間も色鮮やかに輝いていきました。

画面に映る人たちの恋模様を眺めながら、私は心の中で静かに思いました。──何年経っても、私たちもこんなふうに仲良く、そして温かくいられますように。

彼は私にとって、大切にしたいと思える存在であり、同時に私を大切にしてくれる人です。そんな彼に出会えた私は、なんて幸せ者なのだろうと改めて感じた夜でした。

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