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#109 小中学生への日本語支援から見えること①【日本語教師・野上先生・日本】

さいとう【以下「さ」】:みなさん、こんにちは。『うれしい たのしい 日本語 さいちゃんねる』日本語教師の さいとう あきひと です。この番組は日本語を勉強している人と日本にかかわる全(すべ)ての人にお送りしています。
7月になりました。7月のゲストをご紹介(しょうかい)します。日本語教師の野上(のがみ)先生です。こんにちは。

野上(のがみ)先生【以下「の」】:はい、こんにちは。よろしくお願いします。

さ:よろしくお願いします。あの、野上先生、もうこの番組の準(じゅん)レギュラー的な感じ(かんじ)なんですけれども。えっと、3回目(さんかいめ)なんですけど。

の:おお。まあ、「さいちゃんねる」が長く続いているっていうね。それだ。

さ:そうなんですよ。びっくりです。それも。

の:そうね。感心(かんしん)。感心。

さ:やった。褒(ほ)められた。まあね、出てくださる方がこうして野上先生のように、懲(こ)りずに出てくださる方がいらっしゃるので。

の:いやいやいや。

さ:続いてるということで、今日お忙しい中(なか)ありがとうございます。

の:あ、こちらこそ。

さ:はい。で、あの、前回(ぜんかい)出ていただいた時にもちょっとお話を伺(うかが)ったんですけど、現在は神奈川県(かながわけん)で日本語教師としてご活躍中(かつやくちゅう)で。

の:はい。

さ:で、今は外国(がいこく)につながる児童(じどう)とか生徒(せいと)への日本語支援(しえん)をされてるってことですよね。

の:はい。

の:もうちょっとそれだけです。はい。

さ:それだけ? 十分(じゅうぶん)すごいお仕事(しごと)なんですけど。それで約(やく)5年ぐらいですかね。

の:はい。

さ:なんか5年って言うと長いような、でもあっという間(ま)ですか、やっぱり。

の:そうですね。なんかまだまだな感じがしますね。

さ:うーん。で、じゃあ今そういうお仕事されてるんですけど、もう少し具体的(ぐたいてき)に、あの、教えていただくと、今どういったところで教えられてるんですか?

の:あ、えっと小学校(しょうがっこう)の子どもの取り出し授業(じゅぎょう)をしていて。

さ:はい。

の:で、あのその小学校に行って、あの子どもが別の教室(きょうしつ)に来て、で、日本語指導(しどう)をするというのが1つと、あと中学校のお子さんに1つ、あの拠点(きょてん)があって、そこに来てもらって、あの、数(すう)名(めい)のお子さんと一緒に日本語の練習(れんしゅう)をするっていう仕事をしてます。

さ:じゃあ、小学校も中学校もクラスは1つなんですか?

の:ああ、ま、そういえばそうですね。ま、子ども、あ、小学校はほとんどマンツーマンなので。

さ:野上先生とお子さんが1人みたいな。

の:あ、そう、そう。

さ:あ、じゃあプライベートみたいな感じですか?

の:はい。

さ:へえ。じゃあその相手(あいて)にレベルとかもちゃんと合わせて教えていけるっていうことなんですか?

の:あ、そうですね。もう毎回(まいかい)毎回。

さ:ああ。

の:オーダーメイドで。

さ:ええ、じゃあ、え、そういうのは内容は先生が決めるんですか?

の:いや、だいたいのおおまかなところはその教育(きょういく)委員(いいん)会(かい)のほうから決められていて。

さ:はい。

の:なんだけど、ま、その枠(わく)にはまらない感じの場合もあるので、ま、そこは臨機応変(りんきおうへん)に、やり方とかはもう全然、ま、丸投(まるな)げですね。

さ:丸投げでもできるのが、さすがの野上先生ですけど。え、じゃあ内容(ないよう)としては、どういったことを教えるんですか?

の:あ、小学生の場合は、もうなんかね、ちょっと文法(ぶんぽう)みたいなこともやったりするんですけど、ま、いろんな学校生活(せいかつ)で使えそうな言葉(ことば)とか。

さ:はい。

の:あと表現(ひょうげん)とかを練習してみたり。

さ:うん。

の:うん。で、教科書(きょうかしょ)の中に出てくるような言葉はちょっと難しいので、本当にN1かよっていうような、あの言葉とかもいっぱいあったりするので、そういうのをちょっとあの直(なお)して、あの、そうですね、内容わかるようにしてみたり。

さ:ああ。

の:うん。そういうことを小学校ではしています。で、ま、あの、全然(ぜんぜん)本当にゼロで入ってくる子どももいるので、そういう子どもには、ま、友達(ともだち)とちょっとコミュニケーションができるように考えて、それをゴールにして、やってます。

さ:ああ、もう1年生から6年生までいるんですか?

の:います。います。

さ:へえ。

の:で、ま、何年生の時に日本に来るかはその子次第(しだい)なので。

さ:ああ、なるほど。

の:そう、そう。だからもう全然いろいろですね。

さ:やっぱり、ね、絶対(ぜったい)違(ちが)いますよね。小学校1年生と中学校3年生とかってなると。対応(たいおう)の仕方(しかた)とかも。

の:うん。全然違いますね。もう中学生とかは本当に文法指導(ぶんぽうしどう)みたいなこともするので。

さ:ああ。

の:そう、そう。「五段(ごだん)活用(かつよう)」みたいなね。そういうのも学校で出てくるじゃないですか。

さ:はい。はい。

の:で、そしたら、ま、日本語教育だったらなんか「1グループ、2グループ」みたいになったりするのを、ま、1グループ、2グループ的(てき)な教え方で。でも、あの、クラスでも役(やく)に立つ(たつ)ような言い方に変えたりして、作ったりします。

さ:だから「五段活用」とかそういう言葉も入れるってことですね。

の:ちょっと入れたりとか、まあね、ちょっとだけね、「これを五段活用って言うんだよ」って言って。

さ:ああ。えー、じゃあ中学生のほうからも「今日の授業の内容がわからなかった」とか、そういう質問(しつもん)もあるんですか?

の:ああ、あるんだけど、ま、国語(こくご)はわからなすぎて質問もしないので。

さ:ああ。じゃ、けっこう「何がわからないか」がもうわからないみたいな。

の:わからないと思います。もう本当によく座(すわ)ってるなって思いますよ。

さ:ええ。小学校のほうでもそういうことは起きてるんですか?

の:起きてますね。何(なん)にも、たぶんわかってないと思います。

さ:ええ。じゃあなんか、ちょっとそういうことが次の質問につながると思うんですけど。その今、野上先生が働(はたら)かれている中で、ま、感じてる課題(かだい)ってそういうことだと思うんですけど、どうですか?もう少しなんかありますか?

の:うん。そうですね。もうだから「取り出し授業」って言って、教室の外(そと)に出てきてもらって別室(べっしつ)でやるんですけど、あの、来(こ)ない時もあったりして。

さ:はい。え、それは。

の:あの来(こ)ないっていうのが、あの、ま、時間割りとかの都合(つごう)もあって、あの迎え(むかえ)に行く時もあるんですね、教室に。

さ:あああ。

の:で、あの、そしたらあの、周(まわ)りの子供が先に気(き)がつ(づ)いて、「行けよ、行けよ」みたいな感じで、すごい言ってくれるんだけど、たぶんそれもわからないから。

さ:ああ。

の:で、それもわからないから、その友達とか先生が、その子の名前(なまえ)を呼(よ)ぶんですね。

さ:はい。

の:それにも気がつかないみたいな。

さ:え、発音(はつおん)がちょっと違うからですか?

の:いや、発音が違うからかもあると思うし、あとはもういつもたぶん聞いてないんだと思う。

さ:ああ、「どうせわかんないし」みたいな。

の:そう。もう誰(だれ)の話もたぶん聞いてないんだと思う。

さ:ええ。

の:ね。耳(みみ)って閉じ(とじ)れるんだなっていう。

さ:本当に閉じてるな。ええ…

の:何にもわからないで、そのままこう1日(いちにち)過ごして。

さ:はい。

の:帰るわけじゃないですか。で、また明日の朝(あさ)も来て、でも何にもわからないで。

さ:あ、へえ。

の:Google翻訳(ほんやく)みたいなのが今使える時代(じだい)ですけど、ま、それを使うにしてもね。なんかね、追いつかないでしょう。

さ:そうですよね。

の:ま、徐々(じょじょ)に、徐々にはやっぱり、ま、でも子どもはね、できるようになるなって思う子も多い(おおい)ですけどね。うん。

さ:なんかその「全然授業聞いててわからないんです」とか、そういうお話もするんですか?母語(ぼご)になっちゃうかもしれないけど。

の:ああ、なんかね、あの、「わからないんです」ってね、みんな言わないですね、あんまり。

さ:ああ。

の:小学生は。

さ:うーん。

の:なんか、あの、「難しい(むずかしい)から」とか、思うみたいで。

さ:はい。

の:あの、わからないんじゃなくて、わからないっていうかね、日本語のせいじゃなくて、「難しいからわからないから」と思っているみたいで。

さ:ああ。

の:で、苦手(にがて)だな、みたいな。

さ:どうしていけばいいんですかね?そういう問題(もんだい)って。

の:これ、ほんと、どうしたらいいんだろうと、本当に思ってるんですけど。

さ:なかなかこれってすぐ答えは出ないかもしれないんですけど。
なんかもっとこうすればいいのにな、とか感じることってあるんですか?
「ここ直せばいいのに」とか。

の:どう…ほんと、でももう、ただこの日本語をね、勉強してから...じゃあもう日本語わかんないから、しょうがないから、じゃあ日本語勉強してから国語とかね、算数(さんすう)とかやればいいじゃないか、っていう考え方(かんがえかた)もできると思うんですけど、でもそしたら、2年生で来た場合、2年生は日本語しかしなかったら、2年生の算数はどこに行くんだ?っていうことになるので、これ、ま、これもやっぱり問題(もんだい)、課題(かだい)なんですけど。

さ:はい。

の:うん。だから「できないから」ってやらないわけにはいかなくて。

さ:はい。

の:勉強は止めて(とめて)はいけないので。

さ:うん。

の:うん。なんかそこをあの、ま、本当に(ほんとうに)なんかいろいろ先生方もなんかね、支援(しえん)されてるんですけど。
なかなかね。いや、ま、速度(そくど)はやっぱり遅(おそ)くなると思いますね。

さ:うん。そうですね。人が増えると解消(かいしょう)できる部分(ぶぶん)もあるんですかね。

の:うん。なんかありそうな気がします。もうちょっと人手(ひとで)があって。で、もうちょっとこう見てあげられれば。もう激増(げきぞう)しているので、追いつかないっていうこともあるかもしれないけど。

さ:そうですね。じゃあその、ね、人を増やすにはどうすればいいかとか、またそういうことになってきますけど。

の:そうですよね。

さ:ねえ。待遇(たいぐう)ですかね。

の:待遇ですかね。なんか先生もかわいそうだから、みんな。

さ:うん。あとその、サポートする日本語の先生も増えるといいんですかね。

の:ああ、そうかもですね。

さ:ね。ま、これだけAIとか、そういうICTとか発達(はったつ)はしてきてますけど、やっぱりちょっとマンパワーなところが、そういうね、コミュニケーションだから。

の:そうですね。やっぱりね。

さ:うん。

の:はあ。思い出した。それでICTなんですけど。

さ:はい。

の:これをちょっと私が言うのは、ま、本当におこがましいかもしれないけれども、あの、そのね、iPadとか、なんかそういうのを学校で使うようになって。

さ:はい。

の:ひらがなが...

さ:はい。

の:忘れ(わすれ)ちゃう。

さ:ああ、書かないからですか。

の:そう、そう。で、日本人の子でもちょっと衰(おとろ)えたりするでしょ?漢字(かんじ)とか。

さ:ああ、そうですね。

の:ね。そしたら途中(とちゅう)から来て、ひらがな勉強した子も、もっと早いスピードで衰えるから。

さ:へえ。

の:やっぱり書く機会(きかい)がないんですか?前より。

さ:うん。うん。なんかそんな、なんかちょっとそんな気がするんです。

の:へえ。ペンとかで書いたりしないんですかね?あの、タッチペンみたいなのとか。

さ:ああ、だってタッチペンとか持ってないですね。お金がないんじゃないかな、タッチペンは。

の:ああ。え、じゃあパッドだけでやってるの?

の:そうですね。

さ:ええ。でもちょっと書く作業(さぎょう)がないと忘れちゃいますよね。

の:うん。

さ:私たちもそうですけど、漢字出てこなかったりとか。

の:本当(ほんとう)。うん。うん。

さ:はあ。そうなんですね。

の:うん。

さ:なんかデジタル教材(きょうざい)とか、なんかあの、ちょっと逆行(ぎゃっこう)してるとか言われてましたけど、ニュースとかでも。

の:うん、うん、うん。

さ:あの、紙(かみ)じゃないデジタルな教科書(きょうかしょ)とかにしようとかって。

の:うん。ああ。

さ:あの、海外(かいがい)はその反対(はんたい)の動き(うごき)が今出てきているところが多いけど。日本はなんかちょっと逆行してるのか、遅(おそ)いのか、ちょっとわからないですけど。
それで、やっぱりそういうのって、紙じゃないほうが、あんまりこう効果(こうか)が出てないっていう調査(ちょうさ)もあるらしくて。

の:うん。

さ:そういうのも関係(かんけい)があるのかもしれない。

の:ね、かもしれないですね。うん。

さ:うん。

の:ね。本当なんか、「え、漢字書いたよね?さっき」っていう子が、「ま、ま...?」とか言って考え(かんがえ)たりするのが。

さ:へえ。

さ:ああ、なんかICTもやっぱりこう「使っていいところ」と、「あんまりちょっとこっちは違うんじゃないかな」っていうところと、バランスがね、必要(ひつよう)かなと思いますけど。

の:うん。ね。本当なんかうまく使わないとね、なんかいいところもいっぱいあるんだけど。

さ:そう。お互い(おたがい)にね、それぞれあるから。ええ、そうなんですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーの:あの、その、例えば5年生(ごねんせい)とかで日本に来て、で、ひらがな書けないじゃないですか。

さ:はい。

の:で、ひらがなが書けないから、ひらがなの練習(れんしゅう)して。で、ひらがなが、なかなか覚えられないから、「あ、これはもう、あの、ね、特別(とくべつ)なんか個別(こべつ)支援(しえん)が必要なクラスに入れるべきではないか」みたいに考えられ...簡単に考えられちゃう傾向(けいこう)があるような気がする。だから日本語ができないからって、その母語(ぼご)でもできないかどうかっていうのを、ちゃんとこう見極(みきわ)めていってあげないと、母語ではこれは同じことがわかって、「実はこれだけのことが言えているのに、日本語ができないから、あの、ちょっとね、あの知識(ちしき)が少ない」とか、そういうふうに考えられてしまうのは問題があるっていうふうに...なんか。

さ:うーん。

の:うん。

さ:なんで、できないかですよね、そもそも。

の:うん。

さ:日本語の問題なのか、それとも母語(ぼご)で勉強、全く(まったく)勉強してなくて、そもそもの知識(ちしき)がゼロ(ぜろ)で、できないのか、とか。

の:うん。

さ:なんかその辺(へん)がはっきりしないと、ただこう「あ、じゃあ1対1でやればオッケーっしょ」って言って投げると、根本(こんぽん)的な解決(かいけつ)にはならないかもしれないですよね。

の:うん。
そうなんですよね。なんかこう外国(がいこく)では、あの、カリキュラムが、あの、教育(きょういく)のカリキュラムが日本と違うところもあるので。同じように、あの、例えば5年生の算数(さんすう)と...が日本の算数(さんすう)と、その国の算数が違ってたりとかすることがあるので。

さ:ああ。

の:で、だからこれができない。じゃあ、あの、もう「5年生とは認めない(みとめない)」みたいな、なんかそういうふうに考えられるのはちょっと、っていう。

さ:そうですね。

の:うん。

さ:ああ、なんかこう、そういうやり方だと、こうスピード感(かん)はありそうな気はしますけど。

さ:うん。

の:あの、はい。できないからこっち、とか。

さ:うん。

の:できてるからそのままオッケー、とか。

さ:うん。うん。

の:ね。でもあんまりこうスピード感だけだと、ちょっとね、失敗(しっぱい)しちゃいますよね。

の:そうですね。

さ:うん。

の:で、なんかこの一般(いっぱん)のクラスじゃないクラス、あの「個別(こべつ)級(きゅう)」って言うんですけど。その個別(こべつ)級のほうに入れる場合は、日本人の子どもの場合は、あの、いろいろ、ま、審査(しんさ)があって。で、そういうテストとかそういうのを経て(へて)、あの、はい。そちらの教室のほうに入っていくんですけど。もちろん外国の子もそうなんですけれども、なんかそれをちょっとすごい、急(いそ)ぐ、急いでそっちに、っていうのがちょっとあったりとかして。で、それはちょっとなっていう。
もうちょっとなんかこう手立て(てだて)というものがあってもいいんじゃないかなというふうに思います。うーん。もうなんか「面倒(めんどう)見(み)られないから」みたいな。

さ:ま、先生も大変(たいへん)なんでしょうけどね。

の:あ、そう。本当(ほんとう)ね。

さ:1人でその、一括(いっかつ)して見ないといけないから。

の:ね。で、その子だけを見たらいいっていうもんでもないし。
ね。別に他の子どもでも、いろいろ大変(たいへん)なお子さんとかもいるかもしれないし。

さ:やっぱり人手(ひとで)ですかね。

の:人手だな。人手かな。

さ:なんかすごい理想(りそう)だと思うんですけど。

の:うん。

さ:理想に過ぎない(すぎない)とは思うんですけど。なんか2人とか3人、児童(じどう)2人とか3人に、なんか1人その支援(しえん)の人がつく、とか。

の:うん、うん,うん。

さ:なんかもう専属(せんぞく)専門(せんもん)とかで。
なんかそのぐらいだといいのかなと思いますけど。

の:ね。本当(ほんとう)ね。なんかね、いつもは集団(しゅうだん)でやって。でも、こうね、チューターじゃないけど、そういう感じでね、っていうのもいいかもしれないね。「なんか困ったらこっち」っていう。

さ:ね。そうですよね。
なんかそういう時に僕、いつも思うんですけど、日本語学校でも、なんか「この学生どうする?」とか出てきたりするじゃないですか。

の:うん。うん。うん。

さ:そういう時に、その本人、あの子どもたちとか、その子どもとか、その学生とか、その人がどう思ってるかとかはどうなのかな、と思うんですよ。

の:ああ。

さ:なんか周(まわ)りがなんかこう「1対1がいい」とか「こっちのクラスがいい」とかはよく言うんですけど、ご本人はそもそも、どんな感じ?みたいなのを僕はすごい知りたくなるんですけど。

の:うん。

さ:あんまりそういうのも小学生とかだと、あれかな、なかなかピンとこないのかな。

の:ああ、そうね。なんかたぶんね、なんか自分で自分のことをあの問題視(もんだいし)をできる子もあんまりないかもしれないので。

さ:うん。ちょっと高(こう)学年(がくねん)になると、そういうのも出てくるんですかね。

の:そうですね。高学年になって...うーん、なんだろうな。なんか中学生とかになってくると、「もう学校、やだなあ」っていう。

さ:ああ、そっちになっちゃうんですね。
え、じゃあ来(こ)なくなってる生徒さんとかもいるんですか?

の:あ,いますね。

さ:あ,登校拒否(とうこうきょひ)みたいな感じですか?

の:はい。それもいます。

さ:ああ。

の:で、なんか私のところは、中学生は、あの中学校を出て、その集中(しゅうちゅう)の教室(きょうしつ)のところに来て勉強するんですけど、ということは早(はや)めに学校を出るでしょ。

さ:はい。

の:それを喜(よろこ)ぶ。

さ:ああ、「解放(かいほう)された」みたいな。

の:そう、そう。もう学校にいなくていいし、こっちに来たら、同じような子どもがいっぱいいるしっていう。

さ:そうなんですか。

の:「勉強したい」っていうよりは、なんか「出られた」。

さ:ああ、ちょっと自分の居場所(いばしょ)みたいになるんですかね。ある意味(いみ)。サードプレイスみたいな。

の:そう、そう。本当(ほんとう)そんな感じ。そんな感じ。

さ:でもなんかそういう役割(やくわり)になるっていうのも大事(だいじ)な気はしますよね。

の:うん。

さ:そこもないと、ちょっとなんかもう、すごい、精神(せいしん)的にきついかもしれない。

の:うん。

さ:ええ、そうですか。
じゃあやっぱり学校(がっこう)ごとっていうか、そのね、生徒さんとか児童(じどう)の人たち1人(ひとり)1人(ひとり)にいろいろ課題(かだい)があるってことですね。

の:そうですね。もう本当に1人ずつみんな違うので。うん。

さ:ちょっと増(ふ)えるんだから、何か対策(たいさく)をね。

の:ねえ、なんかやってるんだろうけど、なんかそれが、ね、ぴったりしてるのかどうかっていうとこですよね。

さ:そうですね。まずちょっと人を増やすこと。
ね、人が増えると、お金もかかるから、難しいんでしょうが。

の:ねえ。ねえ、お金もないだろうけどね。

さ:なんでですかね。

の:ねえ。

さ:ねえ、なんか過去(かこ)最高(さいこう)税収(ぜいしゅう)と聞いているんですが。国は。

の:どこに行った。

さ:毎年(まいとし)過去最高と、なんか聞くんですけど。

の:うん。「いや、こっちも過去最高なんですけど」みたいな。

さ:子どもたちが。

の:相手がね。

さ:そうですね。
はい。ありがとうございます。生(なま)のお声(こえ)でした。

の:はい。ぶっちゃけました。

さ:えっと、前半でいつもゲストの方(かた)に伺(うかが)っている質問(しつもん)がありまして。この『日本語さいちゃんねる』のリスナーの皆さんに、先生からお勧め(すすめ)したい音楽(おんがく)を1曲(いっきょく)教えていただきたいんですが、どうでしょうか?

の:えっと、お勧めというか、最近(さいきん)ちょっとすごいよかった...もう泣(な)けた曲(きょく)が、玉置(たまき)浩二(こうじ)さんの『行(い)かないで』という曲で。

さ:はい。

の:はい。コンサート(こんさーと)に行きました。

さ:お!

の:オーケストラで歌(うた)うっていう。

さ:ああ、なんかYouTubeに出てるの教えてくださったじゃないですか。

の:はい、はい。

さ:あのライブと同じ(おなじ)形式(けいしき)みたいな。

の:そういう感じだと思います。はい、そういう感じ。

さ:オーケストラ編成(へんせい)の。

の:そう、そう。

さ:すごい。

の:もうすごい良かった。

さ:中でもこの曲が良かったってことですか?特に。

の:そう。特にまあもう本当になんかじーんとくる感じの。

さ:どういったところが、じーんとくるポイントなんですか?

の:いや、なんだろう。誰(だれ)にももう今、特に「行かないで」って思う人はいないけど。

さ:みんないてくれるってことですか?

の:追いかける人いないんだけど。

さ:あ、追いかける人がいないってこと。

の:うん。

さ:去(さ)る者(もの)追わず。

の:そう、「もういいよ」って。じゃないけど。
うーん。なんかこう、なんだろう。音がもう、音っていうか声(こえ)と音の、ね、声と音って一緒(いっしょ)か。なんかすごい、いいなあ。

さ:なんかこの曲、あの、教えていただいて私も聞いたんですけど、なんか本当(ほんとう)ずっと「行かないで」って言ってるじゃないですか。

の:うん。うん。うん。

さ:でもそのフレーズごとに、やっぱり声の出し方が違ったりとか。

の:うん。

さ:あの、声色(こわいろ)、声(こえ)の雰囲気(ふんいき)も違うし。
表現(ひょうげん)力(りょく)が、玉置(たまき)浩二(こうじ)さんって、やっぱりすごいから。うん。なんかちょっと癒(い)やされました。なんか、なんでしょう。歌い方かな。

の:ね。私もだから、すごい実はそんなにファンだったっていうわけではないんだけれども。あの、お友達(ともだち)がたまたまチケット(ちけっと)取(と)れて誘(さそ)ってくれて、で、行ったんですけど、まあ、行ってよかった。

さ:へえ。生の歌声(うたごえ)すごいってよく聞きますもんね。

の:すごい。本当にすごいね。なんかめっちゃ前(まえ)に飛(と)んでくるみたいな。

さ:ええ、マイクなしで歌ったりするんですか?

の:あ、そうなんですよ。なんかね、オーケストラもちょっとその時は止めて。

さ:はい。

の:で、もうすごいでっかいホールで、歌うんですよ。

さ:へえ。よくあのテレビとかで見ますよ。そのマイクを持(も)たないで、歌ってる映像(えいぞう)とか。

の:うん。それ、それ。そういう感じ。本当によく、あ、なんかすごい遠(とお)いのに、すごい聞こえるっていう。声量(せいりょう)がすごくて。うん。ね、たぶん声の出し方とかもあるんだろうけどね。

さ:へえ。じゃあこの『行かないで』を聞いて、皆さん、癒やされてください。

の:癒しましょう、って。

さ:ねえ。なんか癒やされるなと思って、聞いてたら。

の:うん。

さ:うん。はい。じゃあ今お勧めしてくださった玉置(たまき)浩二(こうじ)さんの『行かないで』が聞けるリンクを、この番組の説明のところにつけてあるので、皆さんも是非(ぜひ)聞いてみてください。
この『日本語さいちゃんねる』のInstagramがありまして、そちらのアカウントのリンクも番組の説明のところにつけてあります。
で、あと野上先生と私が今話していた言葉を、スクリプト、文字(もじ)にして「note」というウェブサイトに書いていますので、日本語を勉強している人はそちらも見ながら聞いてみてください。
じゃ、野上先生、あの、前半(ぜんはん)、今のお仕事の課題(かだい)とか、どうすればいいかなっていうお話いろいろありがとうございました。

の:はい、ありがとうございました。

さ:はい。で、後半(こうはん)のほうでは、今度は反対(はんたい)に、今のお仕事の中で感じるやりがいとか喜び(よろこび)について、そちらを中心に伺(うかが)っていきたいと思いますので、またよろしくお願いします。

の:はい、よろしくお願いします。

さ:じゃあ、皆さんも聞いてくれてありがとうございます。皆さんに、うれしい・たのしいことがたくさんありますように願(ねが)っています。体に気をつけて過ごしてください。じゃ、さようなら。

の:さようなら。

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【WEB RADIO】 📻『うれしい たのしい にほんご さいちゃんねる』
😊 さいとう あきひと/Akihito Saito
🗾日本語(にほんご)教師(きょうし)/Japanese language teacher
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