#86 影と推し活から見えてくること【保育士・つばささん・日本】
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みなさん、こんにちは。『うれしい たのしい 日本語 さいちゃんねる』日本語教師の さいとう あきひと です。この番組は日本語を勉強している人と日本に関わるすべての人にお送りしています。
7月のゲスト後半です。 前半に引き続いて保育士のつばささんに来ていただいています。 つばささんよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
前半では保育士のお話を色々と詳しく教えてくださってありがとうございました。
ありがとうございました。
今回後半になるんですけど、 後半のほうでは最近始められたポッドキャストのお話とか、あと好きなアーティストを応援しているということで「推(お)し活(かつ)」の趣味のお話なんかも聞いていきたいと思っています。
前半のほうでちょっと触(ふ)れたんですが、 最近ポッドキャストを始められたということで、 ちょっと番組の紹介を簡単にお願いしてもいいですか。
あ、はい。こちらは『あなたの影(かげ)はどんな色?』という題名で ポッドキャストをやっているんですけれども、あなたの影はどんな色?という題名にした理由なんですけれども、 普段影になって見えないような、その自分の思いだったり考えだったり、 その大事にしている価値観みたいなものって、 なかなか大人になったらアウトプットする機会がないなというふうに私自身感じていて、 例えば子どもの時って将来の夢は何ですかとか、 誰々に対してお手紙を書きましょうとか、読書感想文とか、 なんかその、普段自分が思ったこと、感じたことをアウトプットする機会があったり、 それを聞いてくれる機会ってあったけど、 大人になってからそんなに、その、影になってしまって、 アウトプットする機会がないなって思った時に、 自分の考え、価値観、 あとなんか自分にとって大事な経験って、 なかなか初めましての人とかには話す機会がなかったり、 今ある人間関係の中で、 実は昔こういうことがあってねって、 なかなか話す機会がないことも多いので、 なんかそういう今まで影になってきた部分を、アウトプットする場所にしたいなと思って、 あなたの影はどんな色?っていうタイトルにしました。
そのタイトルってすぐ思いついたんですか?
あ、えっと、このタイトルは、けっこう、すぐパッて思い浮かんだものかもしれないです。
タイトルだけ見ると、 どんなこと話してるんだろう?って、 すごい思うと思うんですよ、皆さん。 だからちょっと聞いてみたくなりますよね。
えー、ありがとうございます。
じゃ、けっこう、もうこれだって、すぐ浮かんだんですね。
そうですね。 「影(かげ)」っていうワードは自分の中であって、たぶん。 その時に、 どんな形とか、どんな色とか、 いろんなフレーズが浮かんだんですけど、 自分の中でしっくりきたのが、 どんな色だったので、 このタイトルになりました。 それこそどんな形とか、 形って、こう、けっこうちょっと見えたり、 日が当たったら見えたりするけれども、 色、影の色ってそんなに判別しにくいというか、 なんかそういうところから形よりも色のほうがしっくりきたのかなって思ってます。
なるほど。 じゃ、そのポッドキャスト今始められて、 実際やってみて、どんな感じですか?
始めたばかりなので、 まだまだわからないことだらけではあるんですけれども、 楽しくて、 それこそ自分自身があまり誰にも言えなかったところというか、 言う機会がなかったところ、 大人になって特に言う機会がなくなってしまったことが、 やっと自分の口から出るというか、安心してちゃんとその、自分の思いだったり、 こういう時、実は あの時言えなかったけどこう感じていたって、 なんかちょっと置き去(ざ)りになっちゃってた部分、 過去のなんか自分の気持ちの、 なんかもう何とか折り合いをつけることでしか進めなかった、 無理やりにでも折り合いをつけることでしか、 なんか進めなかった時の、その時の葛藤(かっとう)とか、 なんか実はこの時すごく悲しかったとか、 あの実はこの時なんだろう本当は、これしたくなかったけど、するしかなかったみたいな、 置いてけぼりにしなきゃいけなかった気持ちみたいなものを、 意思表示する機会をなんかこの場でもらえた気がして、 なので今なんかすごく、 なんか自分にとっては救われている場所です。
そうですよね。 なんか自分でアウトプットを外に出してみると、 それで自分が気づいていなかったところに気づいたりとか、 そういうのってすごくあると思いますね。 インプットする趣味って、けっこうたくさんあると思うんですけど、 なかなかアウトプットをする趣味とか活動って、 なかなかそんなにないと思うんで。
そうなんですよ。
すごくいいですよね。 そうですか。 つばささんのポッドキャスト、今配信されているのを聞かせていただくと、 やっぱりこう、自分自身もそういうことあったなとか、 そういうリスナーさんって多いと思うんですよね、きっと。 つばささんご自身のことを話してるんだけど、 例えば周りの人と ちょっとうまくいかないなとか、 自分はなんか ずれてるのかなとか、 そういうふうに感じることって、けっこういろんな人はあるかもしれないし、 そういうところで共感もできるし、そういう考え方もあるんだなとか、人の付き合い方とか、皆さんも聞いてみると、すごくいろんなことに気づけるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
これからどんな番組にしていきたいとかあるんですか?
でもあの着々(ちゃくちゃく)と実は進んではいるんですけれども、自分一人だけじゃなくて、あの、自分の身(み)の回りって あの付き合いがある人だったりとかも、こう あの、呼んで、その人の影についても、あの、お話を聞いてみるっていうことをこれから 展開していけたらなぁって思っています。
おもしろい。じゃ、ゲストを呼ぶってことですか?
そうです。
今の、こんな感じで?
こんな感じで。
ああ、そうなんですね。つばささんと誰かがお話しされているのもすごく興味があります。
本当ですか。
そう、どんな 角度(かくど)で話を進めていくのかなとか。
あの、来てくれるゲストの人によってかなり話題も変わってくるし、あの 広がっていくと思うので、なかなかおもしろいんじゃないかなと思います。
わかりました。じゃ、これからもぜひ、つばささんのペースで…
はい、よろしくお願いします。
…はい、続けていってもらえると、うれしいです。はい。
じゃ、えーと、続けて、はいあの「推(お)し活(かつ)」を趣味でされているという、もうよく SNS などで見るんですけれども、今どんなふうにされてるんですか?
どうだろうな、なんかでも、けっこう幅広(はばひろ)く応援(おうえん)、その男性グループだったり女性グループだったり、けっこういろんな人を幅広く応援してはいるんですけれども、そうですね、軸(じく)になっているのは、あの、「ハロー!プロジェクト」のグループに所属(しょぞく)している女性グループだ の人たちを応援させてもらっていてそれこそその、松浦(まつうら)亜弥(あや)さんがきっかけだったんですけど。
前半で音楽、紹介してくださった松浦(まつうら)亜弥(あや)さんも「ハロー!プロジェクト」の。
あ、そうです。
「ハロプロ」ですね。 「ハロー!プロジェクト」
そうです、「ハロプロ」です。
はい。
ハロプロの、あのでもあの、ファンの中では「ハロー」って言ったりするんですけど。「ハロプロ」じゃなくて「ハロー」って言ったりするんですけど。
じゃ、そこで見極(みきわ)められる。
ああ、そうかもです、うん。なんかそれこそ「モーニング娘。」も 「モーむす」じゃなくて、あの、ファンの間では「モーニング」って、とか、「娘」って言ったりするんですけど。
何か言ってる人聞いたことあります。
なんか別にそれを、その「モーむす」って言ったからって、なんかその排除(はいじょ)するようなことはしないけど。
マウントとか取らないんですね。
取る人も中にはいたりするんですけど。
じゃ、特にその「ハロプロ」「ハロー」、今回「ハロプロ」って言いますけど、「ハロー!プロジェクト」の中で今推(お)しているグループは?
2つ特にあって「Juice=Juice(ジュースジュース)」っていうグループと「 アンジュルム」っていうグループがあるんですけど、その2つを特に応援していますね。
へえ、その推し活をして、推し活ってこういうところいいなって感じるの、どんなところですか?
でもやっぱりなんか、これがあるからちょっと頑張ろうって思えるのはやっぱり 自分にとってすごくそういうものがあるのはありがたいことで、これがあるからここまでは頑張ろうとか、これを乗り越えようみたいなのが一つあるのは、やっぱ なんかすごく救(すく)われているところなのと、あとはなんか、純粋になんか、それこそハロプロの音楽って、なんかけっこう リズムがしっかりしていたりとか、なんか音楽として、なんか アイドルっていう、なんか枠組(わくぐ)みだったり、なんかよく偏見(へんけん)でそのアイドルっていうものがその なんか音楽性のあるアーティストよりも、ちょっと下の部類に入るみたいな偏見がけっこうあって、なんかそれがなんか、自分もあんまりちょっと悔しいところもあったりするんですけど、なんかそういう、なんかアイドルっていう肩書(かたが)きに誇(ほこ)りを持ちながら活動している 音楽を精一杯(せいいっぱい)こう届けようと楽しんでいるみんなを見て元気をもらうっていうのも一つ 推している理由かなと思います、はい。
「Juice=Juice(ジュースジュース)」とか「アンジュルム」のその人にも魅力(みりょく)があるっていうことなんですかね。
あ、そうですね。あの、一つ魅力としてあげるとするならば、なんだろう、 あのその女性グループの中で、なんだろう、そのグループ、男性とか女性とか関係なくその集団に いる時に起こりやすいのが、なんだろう、 バラエティ番組とかよくある中でなんかそのルックスのいじりみたいなものが…
外見ですね。
…そう、外見に対して何か言うみたいなことがその自分の「Juice=Juice」とか「アンジュルム」には、では聞いたことがなくて、 そのなんかこの人のここがいいよねとか、この人のこのメイク好きだなとかこの人の表現とこの時の表情の作り方を尊敬してるとか、そのメンバー間でフラットに伝え合うっていうのがすごく自分にとっては、なんだろう、なんか衝撃(しょうげき)だったというか、あのなんか、そのグループってなんか ギスギスしてるとか、なんかライバル意識があって、まぁそれがあってなんか 向上心を持って表現に進んでいくっていうのもあるけれども、なんかこのお互いがお互いを尊重(そんちょう)し合って、で、お互いこう手を繋(つな)いだけど手を繋ぐとこは手繋いで同じ方向に、目標に向かっていくっていうあり方が、なんかすごく、なんか、自分にとってはすごく驚(おどろ)きで、だからこそすごく惹(ひ)かれたみたいなのがありますね。
ああ、そうなんですね。へえ、そういうのってこう、すごく伝わってきますよね、きっと。
そうなんですよ。
わかりました。じゃ、推し活が今の生活の力に、パワーになって、生きる力になっているところもあるっていうことですね。
はい。
きっとこれは共感する人多いんじゃないですかね。
そうですね。
「推し活」っていう言葉って、わりと最近なんか出てきた印象があるんですけど。
確かに、はい。
昔なかったと思うんですよね、そういう言葉。なんて言ってたんだろう。 なんか「推し」って言うじゃないですか、自分が応援している人のことを推しって言うけど、 なんか「応援しているグループ」とか、そういう言い方だったけど、最近は「推し」っていう。
そうですね。
あの「レコメンド(Recommend)」の、「推薦(すいせん)する」っていう意味の推しだから、なんかやっぱり自分も好きだけど他の人にもぜひ聞いてほしいとか、知ってほしいっていう思いがあるんですかね、推し活には。
確かに。なんか、こう「推し」っていうワードについてはまだまだ自分も勉強中というか、けっこうその、なんか「推し」っていうワードが、それこそちょっと違う視点から話をすると、 なんか「推し」っていうワードがその資本(しほん)主義(しゅぎ)の上に成(な)り立っているワードじゃないかっていうところで、あまりその推しっていう言葉をあえて使わないようにしているファンの方もいらっしゃるみたいで、 なので、自分もそこに対してはまだまだ勉強不足なところもあり、これからちょっと学んでいこうっていうところではあるので、あまり自分、なんかそういう状態であまりこう「推し」っていう言葉を自分からは使わないようにしていて、 はい、なので自分もなんか「応援しているアーティストは」っていう言い方を最近は自分からはするようになりました。
あ、そうなんですね。その「資本主義の」っていうのは、そのお金とか時間を搾取(さくしゅ)しているとか、そういうところですか?
なんかやっぱりこう、なんか自分もあまり詳しくはないんですけれど、それこそあの、その、経済のあり方として資本主義があると、やっぱりその、なんかそのアイドルとかアーティストって、やっぱりこう、なんか多少その搾取(さくしゅ)される面というか、その事務所があって、その大きい企業だったりに搾取されてしまうというか、 で、私たちはそのタレントだったりアイドルを見たくて行くけれども、結局その運営媒体(ばいたい)みたいなものに対して、そのお金が行くので、何だろう、それでまあ経済が回っていくことにはなるけれども、その、特に芸能界とかでは、その弊害(へいがい)としてやっぱりそのいろんな事件があったりとか、その外部には今まで知られてなかったようなハラスメントがあったりとかする中で、その、結局それに、その推し活っていうか、その誰かを押すっていうことが、その弊害をなんか透明化(とうめいか)してしまっているというか、見えなくなってしまっている側面(そくめん)というのは確かにあるのかなって思うので、 その押すことがとか応援することが悪いことじゃないんだけれども、その何だろう、最近はその自分を押すとか応援するっていうことに対して、なんか責任(せきにん)を持とうって思うようになって、最近はそのあまり「推す」って言葉を使わずに、なんか「応援する」みたいな言葉をなるべく使うようにしてます。
へえ、そうですか。言葉ってたくさんの人が使い始めると、日常の中に溶(と)けこんで、もともとの意味とか、その言葉の後ろにあるものとかを、そんなに考えないで使うようになってしまうじゃないですか。なんか便利だし。でもやっぱり一回ちょっと振り返ることは必要かもしれないですね。
そう思います。そうですよね、そう思います。で、なんか自分も今それを振り返っている最中なのかもしれないです。
すごい、推し活の話から、こういうところに たどり着きました。
「日本語ちゃんねる」っぽい。
よかった。「ぽい」っていうか、そうなんですよ。
「日本語ちゃんねる」の。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
じゃ、後半のほうで最後にゲストの方にいつも聞いている質問がありまして。
はい。
つばささんの好きな日本語、こちらを一つ教えてください。
はい、えーと、今自分が大事にしている日本語は「衣(い)食(しょく)住(じゅう)」です。
「衣食住」。
はい、「衣食住」は「着るもの、食べること、住むこと」っていう、まあその生活の基盤(きばん)となるような3つを表した単語なんですけれども、 今こう世界情勢(じょうせい)とかを見ていても、そのあらゆる場所で、まあ戦争であったり虐殺(ぎゃくさつ)であったり、なんかそういうものが広がってきている中で、なんだろう自分自身が、なんか着るものだったり、食べること、住むことっていうのが、なんかすごく当たり前じゃないなっていうふうに感じることが最近すごく多くて、なんか逆(ぎゃく)を言えば、いつその、いつどんな形で、その、衣食住みたいなものが奪(うば)われてもおかしくない、ちょっと状況(じょうきょう)に今あるんじゃないかなっていうふうに感じることがすごく多くて、 だからこそやっぱり振(ふ)り返ってみて今当たり前って思っているものでもしっかり大事にしたいっていう意味で、改(あらた)めてこう 振り返ってみた時に最低自分が生きていく上で必要なその衣食住っていうものをきちんと大切にしようって、もう一度振り返ってみた時に思ったので この言葉を選びました。
先ほどの「推し」とか「推し活」っていう言葉の意味とか使われ方をもう一度考え直すっていうことにも繋(つな)がるなと思って…
確かに。
…今お話を聞いていました。当たり前にあるものっていうか、毎日使っているもの、触(ふ)れているものだけど、今日と同じ日が明日過ごせるかどうかもわからないし、そういう中で当たり前をもう一度考え直すことは大事だと思いました。
そうですね。
そういうことですか?
そういうことです、本当に。まさに、ありがとうございます。
はい、わかりました。じゃ、好きな日本語は「衣食住」ということで、ありがとうございます。
ありがとうございます。
じゃ、あの、前半のほうでもお伝えしたんですが、つばささんのインスタグラムのアカウントがありまして、つばささんご自身のアカウントと、新しく始めたポッドキャスト『あなたの影はどんな色?』 こちらのアカウントもありますので、皆さん、両方リンクをこの番組の説明のところにつけていますので見てみてください。
よろしくお願いします。
はい、そしてもちろんポッドキャスト『あなたの影はどんな色?』が聞けるリンクも同じようにつけてありますので、聞いてみてください。
ありがとうございます。
そしてこの番組『日本語さいちゃんねる』のインスタグラムのアカウントもありまして、そちらのリンクも説明のところにつけてあります。見てみてください。それから「note」というウェブサイトに今日つばささんと私が話した言葉を文字にしてスクリプトとして書いてありますので、日本語を勉強している人はそちらも見ながら聞いてみてください。
はい、じゃ、つばささん、前半と後半、たくさんのお話、ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
すごい聞きやすくて、いろいろ聞いてしまいました。
本当ですか。
はい。
うまくしゃべれたかわからないけど。
すごい伝わってきました、いろいろと。
ありがとうございます。
じゃ、またぜひゲストで遊びに来てください。
お願いします、ぜひ。
はい、うれしい・たのしいことが皆さんにたくさんありますように願っています。体に気をつけて過ごしてください。じゃ、皆さんも聞いてくれてありがとうございました。
ありがとうございました。
さようなら。
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😊 さいとう あきひと/Akihito Saito
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