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ホテルで「予約がありません」を防ぐ。海外予約サイトを使ったあとにやる5つの確認

Agoda、Booking.com、Expedia、Hotels.com、Trip.comなどの海外予約サイトは、ホテルを探しやすく、公式サイトより安い料金が出ることもあります。

私もAgodaやHotels.comを利用してきました。Hotels.comでは、宿泊実績が10泊分たまり、1泊無料の特典を受けたこともあります。

料金や特典を考えれば、海外予約サイトは便利です。使うこと自体に問題があるとは思いません。

ただし、予約確認メールが届いたからといって、ホテル側にも同じ内容が届いているとは限りません。

実際に、ホテルへ到着してから「予約が入っていません」と言われるトラブルが起きています。

海外予約サイトを使うなら、予約して終わりではなく、ホテル側への確認までを一つの手順にしたほうが安全です。

アゴダの予約で何が起きていたのか

2025年、東横INNは、Agodaなど一部の海外予約サイトを通した予約について注意を呼びかけました。

ホテルが提携先へ提供した客室が、別の事業者を経由して海外予約サイトで販売されていたためです。

その結果、次のような問題が起きていました。

・ホテルへ予約情報が届いていない
・予約した日付や部屋と、ホテルへ届いた内容が違う
・予約完了からホテルへの連絡まで時間がかかる
・ホテルが設定したものと異なる料金や条件で販売される

観光庁もアゴダへ改善を求めています。その後、アゴダは問題が確認された第三者の販売業者を通した商品の取り扱いを止め、監視を強化すると説明しました。

すべてのアゴダ予約で問題が起きるわけではありません。

また、Booking.com、Expedia、Hotels.com、Trip.comなど、海外予約サイトをまとめて危険と決めつける話でもありません。

押さえておきたいのは、有名な予約サイトに載っている部屋でも、ホテルから直接仕入れたものとは限らないことです。

ホテル、旅行会社、客室をまとめて仕入れる会社、予約サイトと、複数の事業者を経由して販売される場合があります。

途中で情報が正しく伝わらなければ、予約サイト上では「予約確定」となっていても、ホテル側では確認できないことがあります。

確認1.予約内容を画像で残す

予約確認メールだけでなく、申し込み完了画面もスクリーンショットで保存します。

残しておくのは、次の内容です。

・予約番号
・ホテル名と住所
・宿泊日
・宿泊者名
・人数
・部屋数と部屋の種類
・禁煙か喫煙か
・食事の有無
・支払金額
・事前決済か現地払いか
・キャンセルと返金の条件

特に間違いが困るのは、宿泊日、宿泊者名、人数、部屋数です。

予約画面を保存しておけば、後からサイトの表示が変わった場合でも、自分が申し込んだ内容を示せます。

ホテルの名前が似ている場合や、同じ系列のホテルが近くにある場合は、住所まで確認しておいたほうが確実です。

確認2.誰から買い、誰へ支払ったのかを確認する

予約したサイトと、実際に宿泊商品を販売した会社が同じとは限りません。

予約確認メールや利用条件には、販売者、契約相手、問い合わせ先などが書かれていることがあります。クレジットカードの利用明細に表示される請求元も確認します。

事前決済した代金をホテルが受け取っていなければ、ホテルのフロントに返金を求めても、その場では対応できません。

返金や変更を求める相手は、予約サイトやメールに記載された販売者になる場合があります。

予約した時点で、次の3つを保存しておきます。

・宿泊商品を販売した会社
・カード明細に表示される請求元
・変更や返金の問い合わせ窓口

問題が起きてから探すより、予約直後に確認しておくほうがスムーズです。

確認3.宿泊日の数日前にホテルへ直接連絡する

最も確実なのは、ホテルへ直接連絡することです。

家族旅行、連休、年末年始、イベント開催日など、当日に別のホテルを探しにくい場合は、宿泊日の3日から1週間前を目安に確認します。

予約から宿泊まで何カ月も空くなら、予約直後と宿泊前の2回確認してもよいでしょう。

ホテルには、次のように伝えれば十分です。

「海外予約サイトから予約しました。ホテル側にも予約が届いているか確認をお願いします」

そのうえで、次の内容を読み合わせます。

・宿泊者名
・宿泊日
・人数
・部屋数と部屋の種類
・禁煙か喫煙か
・食事の有無
・事前決済か現地払いか

「予約は入っています」と言われただけで終わらず、内容まで一致しているか確認します。

電話で確認した場合は、連絡した日時と担当者名をメモします。メールで回答をもらえるなら、そのまま保存しておきます。

確認4.予約サイトへすぐ連絡できる状態にする

旅行当日にトラブルが起きてから、パスワードを思い出したり、問い合わせ先を探したりするのは大変です。

出発前に、アプリやサイトへログインできるか確認します。

スマートフォンには、次の情報を保存しておきます。

・予約番号
・予約確認メール
・問い合わせ画面
・チャットや電話の連絡先
・ホテルの電話番号
・支払いに使ったカードの情報

海外予約サイトでは、問い合わせ方法がチャット中心だったり、日本語対応の時間が限られたりする場合があります。

トラブル時にホテルへ連絡するのか、予約サイトへ連絡するのかも、予約内容と一緒に確認しておきます。

確認5.当日に予約がなければ、自分でキャンセルしない

ホテルで予約が見つからなくても、慌ててアプリからキャンセルしてはいけません。

自分で取り消すと、利用者都合のキャンセルとして処理される可能性があります。

まずは、ホテル側に次の内容を確認します。

・別の日付で登録されていないか
・別の表記や名前で登録されていないか
・予約サイトから連絡が届いていないか
・空いている部屋を用意できないか

予約が確認できなければ、その場で予約サイトへ連絡します。

伝える内容は、次のとおりです。

・予約番号
・ホテル名
・宿泊予定日
・ホテルで予約を確認できなかったこと
・ホテル側から受けた説明
・現在も宿泊できていないこと

予約サイトには、代わりのホテルの手配か、支払った宿泊代の返金を求めます。

「返金不可プラン」と書かれていても、利用者が自分の都合で取り消した場合と、予約どおりホテルへ行ったのに宿泊できなかった場合は同じではありません。

ただし、自分が宿泊日やホテル名を間違えていた場合は事情が変わります。交渉する前に、保存していた予約内容をもう一度確認します。

当日に残しておく証拠

その場では解決しても、後から返金や追加費用を巡って話し合いになる場合があります。

次の情報は残しておきます。

・ホテル側から受けた説明
・対応した担当者名
・ホテルへ到着した時刻
・予約サイトとのチャットやメール
・代わりに泊まったホテルの領収書
・追加でかかった交通費
・クレジットカードの利用明細

電話だけで終わらせず、できるだけチャットやメールでも記録を残します。

予約サイトで解決しない場合は、クレジットカード会社へ事情を説明して相談する方法もあります。

国内の相談先は、消費者ホットライン「188」です。海外事業者とのトラブルは、国民生活センターの越境消費者センターにも相談できます。

私なら、数千円の差なら公式サイトを選ぶ

海外予約サイトには、料金を比較しやすい、割引がある、特典を受けられるといった利点があります。

私自身、AgodaやHotels.comを利用し、料金や無料宿泊の特典にメリットを感じたこともあります。

それでも、次の旅行では、数千円の差ならホテルの公式サイトを選びます。

・小さな子どもを連れた家族旅行
・連休や年末年始の宿泊
・イベントやコンサート開催日
・深夜にホテルへ到着する予定
・周辺に代わりのホテルが少ない場所
・高額な返金不可プラン
・絶対に外せない出張

公式サイトから予約すれば、ホテルと直接やり取りできます。変更や確認が必要になったときも、契約関係が分かりやすいのが利点です。

海外予約サイトが3,000円安くても、当日に別のホテルを2万円で取り直せば、節約にはなりません。

価格だけでなく、問題が起きたときの連絡先と対応まで含めて選ぶ必要があります。

まとめ:予約完了メールだけで安心しない

Agoda、Booking.com、Expedia、Hotels.com、Trip.comなどの海外予約サイトは、便利で、公式サイトより安い場合もあります。

ただし、予約サイト上で予約が確定していても、ホテル側に同じ内容が届いているとは限りません。

予約したあとは、次の5つを確認します。

・予約内容を画像で保存する
・販売者と請求元を確認する
・ホテルへ直接予約内容を確認する
・予約サイトへすぐ連絡できるようにする
・当日の対応と証拠の残し方を知っておく

私なら、家族旅行や連休の宿泊では、予約確認メールだけで安心しません。

宿泊日の数日前にホテルへ連絡し、名前、日付、人数、部屋まで一致していることを確認します。

数分の確認で、旅行当日に泊まる場所を失うトラブルを減らせます。


※予約サイトや宿泊プランによって、契約相手、支払方法、変更、キャンセル、返金の条件は異なります。予約時には各サイトの最新の利用規約と予約内容をご確認ください。

【主な参考資料】

・観光庁「旅行予約サイト利用時の確認事項」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/ryokochui/yoyakusite.html

・観光庁「7月長官会見要旨」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/page01_00043.html

・東横INN「一部の海外予約サイト(Agoda等)ご利用時の注意」
https://www.toyoko-inn.com/news/38DF8/

・国民生活センター「便利な旅行予約サイトでトラブルに!?」
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250318_1.html

・国民生活センター 越境消費者センター
https://www.ccj.kokusen.go.jp/

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