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ブルーマンデーに効く一杯――異質なアニメ「スナック バス江」が誘うゆるい異世界

こんばんは、キャ氏です。週の始まり、ブルーなマンデー、いかがお過ごしですか?
始まってしまった一週間を乗り切るため、週末へのカウントダウンのお供にオススメの作品を一つ紹介させていただきます。


この記事を読んで分ること

  • 「スナック バス江」というアニメ作品がある

  • 「スナック バス江」には、他のアニメ作品にない独特の面白さがある

  • 「スナック バス江」は次のような方にオススメ

    • 日々の仕事の疲れを酒と共に癒やしたい方

    • スナックに興味はあるけれどなかなか足を踏み入れられないという方

それでは、酔っ払いの戯れ言にお付き合いください。

サントリー文化財団

サントリー文化財団という公益社団法人があることを皆さんはご存じでしょうか?サントリーとは、あの酒類や飲料を提供する超大手企業のサントリーであり、そのサントリーが持つ「学術・文化の発展に寄与すること」を目的に活動する由緒ある団体が、サントリー文化財団である。その崇高な使命を持った文化財団は様々な団体に助成金を出しているのですが、その助成金を受けた団体の中に「スナック研究会」なる団体があるそうです。

大学教授が本気で研究するスナックの世界

「スナック研究会」と聞くと、大学のサークル活動のような印象を受けるかもしれませんが、実際には東京都立大学法学部の教授であり、法哲学者の谷口功一氏が代表を務める真面目な学術団体です。日本に10万軒以上あるとされるスナックという独特な空間を、学術的な視点から真剣に研究しているそうです。「ママがいて、カウンターがあって常連がいて、カラオケがあって、酒があって、おしぼりが出てくる」と表現される摩訶不思議な、そして知のエリートである大学教授さえも惹きつける魅力と奥深さがある空間、それがスナックです。

魔境スナックを描く異質なアニメ「スナック バス江」

さて、その魅力的なスナックを舞台にしたアニメ作品があるということは、アニメに造詣の深い紳士淑女の諸兄であれば、当然ご存じのことかと存じます。今回ご紹介するのは「スナック バス江」という作品です。この作品のあらすじはおおよそ次のようになっています。

札幌市の北24条にある場末のスナック「スナックバス江」。そこは一見、普通のスナックに見えるが、実はとんでもない不思議空間。会社の飲み会の幹事を任された山田は、二次会の下見のため、ふとこのスナックの扉を開ける。
店の奥では、ママのバス江とチーママの明美が飄々と客を迎え、常連客のタツ兄や森田がいつものようにくだらない話を繰り広げている。しかし、一見バカ話で済まされるその時間の中で、時には唐突に強盗が襲ってきたり、異世界からの客が訪れたりと、到底受け入れがたい異変が次々と巻き起こる。現実と非現実が交差しながらも、誰もその奇妙さを深く考えることなく、ひたすら笑いとゆるい空気が続いていく。飲み屋特有の「意味があるようでいてない」そんなトークを聞くだけの、盛り上がりがどこに来るのか予測不能な作品。それがスナックバス江である。

ストーリーなき会話劇が織りなす独特な面白さ

「スナック バス江」は、スナックという異質な世界を描いているだけあり、一般的なアニメとは一線を画す作品です。特筆すべきはそのストーリー構成。厳密に言えば物語は存在するものの、視聴者を引き込むための謎解きや伏線といった要素はほとんどありません。アニメの中心となるのは、チーママの明美やママのバス江と常連客たちが繰り広げる、他愛ないバカ話だけ。

理解に時間を要するが、ハマると抜け出せない魅力

初めてこのアニメを視聴する際、ストーリーの展開を期待していると、「なんてつまらないアニメなんだ」と感じてしまうかもしれません。実際に私も最初の数話は、物語の動きのなさに退屈感を覚え、視聴を中断しようと考えたほどでした。しかし、このアニメ、本質はストーリーではなく、登場人物たちの日常会話そのものを楽しむ点にあると気づいた瞬間、とたんにその面白さに引き込まれることになります。

日常の疲れを癒やし、スナック体験まで提供

まずこのアニメ、ほとんど頭を使わずにリラックスして見ることができます。一日の仕事を終えて自宅に帰ったあと、プシュッと開けた缶ビール片手に鑑賞するのにちょうどいい。なぜなら、そこで繰り広げられる会話は、気心の知れた友人たちとのくだらない話と似ており、疲れた心と体に心地よく染み渡るからです。さらにこのアニメ、酒を飲むことと異常に相性が良い。酒が進んで酔えば酔うほど話が面白く感じてくる。それはまるで、居酒屋で杯が進むほどにどうでも良い話が妙に盛り上がる感覚に似ています。

そして、このアニメ、1日に1話か2話程度のペースでじっくりと時間をかけて見ていると、まるで自分が北海道の片隅にある場末のスナックの常連になったかのような錯覚を覚えます。アニメの面白さに気づくまでに時間がかかること自体が、スナックの一見客から常連へと変わっていく過程を追体験させているかのようです。

新しいアニメ体験を求めるあなたへ

「スナック バス江」は、酒を飲みながら、頭を使うことなく、心と体を癒やし、さらにはスナックの常連になっていくような感覚まで味わえる、非常に稀有なアニメ作品だと思います。日々の仕事の疲れを酒と共に癒やしたい方や、スナックに興味はあるけれどなかなか足を踏み入れられないという方は、ぜひ一度このアニメを、何も考えずに見てみてください。ちなみに、私はまだ一度もスナックに行ったことがありませんが、このアニメのおかげで、気分だけはすっかりスナックの常連になったような気がしています。

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キャ氏 画面の向こうにいるあなたに、私の言葉が届いたこと。そして、それが価値となって返ってくること。その事実に、大袈裟ではなく『生きていてよかった』という実感をいただいています。大切に使わせていただきます。