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楽、それは揺れの中

いま楽。ちゃぶ台に鎮座中。
気づきも、変化も、起こそうとしていない。
ただ、ここにいる。

時おりふわっとやってくる、小さな、でもはっきりとした、あの感覚。

「このままで、いい?大丈夫?」

なにもしていないことへの、不安。
自分を見つめるのをサボってるだけじゃない?
勘違いしたまま、流されていくんじゃない?
あの努力が無駄になるのでは‥‥。

そんな声が、ふんわりと、でも確かに、わたしのどこかをくすぐってくる。

ああ、そうか。不安になるんだな。

気づきや変化、ブロックやステップ、スキル、テーマ。
そんな言葉の中で、「クリアすること」になってたあの頃。
それが、わたしを安心させてくれていた。

気づくこと。新しい発見。
理解や、新しい感覚に開いていくあの感じ。
それらは「前に進んでいる」証だった。

でも実際は、不安や不足感の中で、わたしは何かをずっと追いかけていたんだと思う。
「何かに向かって走っているわたし」でいたかった。
そうしていないと、落ち着かなかった。

ある時から、腹の底からこんな声が聞こえるようになった。

「テーマ?ブロック?ステップ?段階?スキル?そんなのくそ食らえだ。」

そんな叫び。当時はその声が聞こえるたびに、打ち消していた。
納得させようとしていた。
何かに縛られているような、自分でいられないような苦しさを感じていた。
大きな揺れの中、葛藤し、苦しんでいた。

でも、今だから言える。

あの叫び、当たってたで。

怖くて離れられなかったんだよね。
歩みを止めたら、不安に飲まれる気がしてた。
ほんとは、もう「いらない」って気づいてたけど、やめられなかった。
手放せなかった。

今は、何もすることはないと思っている。
だからといって、無理に手放したふりをしてるわけでもない。

今、ここにいることが楽。

気づきは、ひょんなときにやってくる。
ぷつりと点のようにやってきたり、
急にぶわーっと色々がつながって、丸ごとひっくり返すようなときもある。

それは、起こそうとしても、起こらない。
そして、起こらないときは、それがそれ。

今のここの静けさが、起こっていること。
わちゃわちゃしてるなら、それが起こっていること。

そんな、いろんな滲みを感じている。
「こんな味か」
そんな感じ。

何もしてないわたしなんていないもんね。だって生きてるから。
”無”なんて、無理。
”無”わたし”のフリはできるかもしれないけど、そのフリって空っぽ感が
満載になる。
なんか、こそばゆいし。
そんなごっこをしていたこともあるな、多分。

特別感がありそうで、そんなのない。
当たり前の、ここ。

ただ、在る。
ここには、何でもあって、いろいろが滲み、溶けていく。
また滲み出しては流れ、溶け込んでいく。

わたしを色濃く感じる時もあれば、
広く穏やかな空間そのもの、全体になったような感覚の時もある。

ただここで、見て、感じて、流れている。
それだけのこと。

なんでそれが、難しく感じていたのかな。

味わい深く、泥くさくて‥‥人だからかなあ。
おもしろい。

楽になるって思っていた”それ”、思ってたのとはだいぶ違ったみたい。
ここにいるだけなんて。


ただいま。わたし。
いまここあそ美。


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