【15年前との比較】男性育休1ヶ月。会社で「初」の取得者となった夫(40代)と、変わりゆく子育て環境
先日、会社帰りの電車で70代以上と思われるお姉さまたちの会話が耳に入ってきました。
「今のお父さんは、なんでもやるみたいよ」
「オムツも変えるのよ!」
「私たちの頃なんて、なにもやってくれなかったのにねー」
その会話に
「うん。うん。今の若いお父さんは、しっかり子育てに参加してる人多いです」
と心の中でうなずく私(40代)。
40代だけど2歳児を育てている私は、20代、30代のお父さんたちと関わることがあります。だから「育児については、夫婦で協力する」というスタンスの人が多いことを知っています。
1人目を生んだ15年前。かつては「母親がメインでやっていた」育児の風景が、この15年で少しずつ変わってきていると肌で感じます。
今回は、我が家の夫が「中小企業で初めて1ヶ月の育休」を取得した体験をもとに、15年前と今の育児環境の変化について書いてみました。
街で見かける「父親の育児」が当たり前に
15年前を振り返ると、赤ちゃんの育児をメインで担っていたのはお母さん。お父さんはサブ的な存在として、みられている空気感がありました。
そうは言っても、その当時のお父さんたちも育児参加していた方は多いと思います。(我が家もいろいろやってくれていましたが、長時間労働だったこともあり、私はワンオペに近かった。)
でも、今ほどではなかった。というか、母親から半歩後ろにいたというか、メインに躍り出ていた人は少ないのでは?という感覚です。
しかし今は、以下のような光景を当たり前に見かけるようになりました。
・妊婦健診に夫がついてくる
・赤ちゃんの検診や病院へ、夫婦揃って(または夫が単独で)ついてくる
・抱っこ紐を使いこなし、父親1人でも赤ちゃんと外出している
・保育園の毎日の送迎を父親がしている
・懇談会や面談などに父親の出席率が高くなっている
12年の間に4人生んだため、その変化を緩やかに感じてきました。
個人的に、変化を特に感じたのが、
妊婦健診についてくる男性が多くなった
1歳児検診や子どもが病気のとき、小児科についてくる父親が多くなった(もしくは、父親だけで連れてくる)
という2点。
第1子のとき、夫はブラックな企業に勤めていたため、休みが取りづらく、妊婦健診にきたことは1回あったか、なかったか?という状況でした。私も記憶がない(笑)
つわりが酷いとか体調がすぐれない場合は一緒にいてくれると助かりますが、私自身付いてきてもらう必要性を感じなかったのが正直なところでした。
ですが、今はそれだけ「自分の子どもを育てていく」という姿勢が、男性側で変わってきているのではないでしょうか。
「手伝う」というスタンスではなく、ごく自然に、主体的に育児に関わる父親が本当に増えているんだと感じます。
会社側の変化と、我が家の挑戦
こうした意識の変化は、家庭内だけでなく「会社」側にも確実に広がっています。今や国を挙げて、男性が育児休業を取るように促す時代になりました。
そんな時代の風を受けて、我が家でも一つの大きな挑戦をしました。
夫が1ヶ月の育児休業を取得したのです。
夫が勤めているのは、いわゆる「中小企業」。創業社長から息子へ代替りした親族経営の「ザ・中小企業」です。
もちろん、これまでに男性の育休取得実績はゼロ。周囲に前例がない中での申請は、夫にとってもかなり勇気のいることだったと思います。
しかし、会社側も時代の変化を意識していたのか、結果として「社内で初めての男性育休取得者」として申し出を快諾してくれました。
そのため、1ヶ月間しっかり育児に向き合う時間を作ることができました。
その後、夫に続き、男性社員が育休を取得したそうです。
1ヶ月の育休を経て感じたこと
夫が1ヶ月間、育児のメインプレイヤーとして一緒に動いてくれたことで、体力的に本当に救われました。上の子がいるご家庭の場合、保育園や幼稚園の送迎、身の回りのお世話などがあり、どうしても母親は動かなければなりません。
産後1ヶ月は横になっていないと、おばあちゃんになってから身体にガタがくるらしいので、しっかり休ませてもらいました。(すでに40歳こえての出産だったので、体力的にム…リ…だった…。)
何より、夫が「育児の大変さと楽しさ」をリアルタイムで私と共有できたことは、これからの家族にとっても大きな財産になったと確信しています。
第4子にして、初めて新生児のお世話(沐浴したり、抱っこしたり)を1日中するという体験は、貴重な時間だったと思います。
変化を味方に、これからの子育てを楽しむ
かつてなら「男が育休なんて……」と言われていた中小企業であっても「応援して送り出そう」という形に変わってきている。これは素晴らしい変化です。
15年という月日は、社会の仕組みも、人々の意識も大きく変えたと思います。
前例がない環境でも一歩を踏み出してくれた夫、そしてそれを支えてくれた会社には感謝しかありません。
もし今、周囲に前例がなくて育休取得を迷っているパパやご家族がいたら、「まずは声を上げてみる価値はある」と伝えたいです。
社会は確実に、変化しています。
20代、30代の方たちは、新しくなった令和の子育て環境を味方につけて、夫婦で協力しながら育児を楽しんでいってほしいと思っています。少子化ですから……。
