PCはわたすを認識しない
かなしい。
とある日曜の朝。
掃除を終え、あさごはんをたべ、洗い物をし、珈琲を淹れて一息つく。
さて、PCでも開こう。立ち上げる。
そして、かなしみが、わたすを覆う。
PCの顔認証が、わたすを認識しない。
なぜ。
むくんでるから?
朝イチだから?
ブスだから?
冬だから?
ひどい。
ここだよ、わたすはここにいるよ!!!
必死に訴えかけても、PCはわたすを認識しない
すこしこわくなって、今度はスマホを目の前にかざす。
よかった。
こちらはわたすのこと、ちゃんとわかってくれた。
わたすのまわりでは、しょっちゅう時空が歪んでいるので(ひとはそれを不注意と呼ぶんだぜ)、パスワードをわすれてしまうことも、しょっちゅうある。
わたすのポンコツ父は、実家中のあらゆる場所に、IDとPASSを書いたメモを貼っていた。全開放。まさにオープンスタイル。
もはや、パスワードの意味とは?
最近、●か月にいちど、とかの頻度で、パスワードを更新するように求められることも多いじゃないですか。
その末尾に、1とか2とか数字をつけて、加算方式でパスワードを変更するといったことをおこなうひと、いらっしゃいませんか。
おなじです。
わたすもです。がっちり握手。
それがね、その数字、わすれちゃうんですよね。
前まではサ、いま7だったよね、とかおぼえてるのに、最近のわたす、あれ、6?いや、5? となる。
いや、一桁ならまだいい。きっと二桁以上になるともはやおぼえることを放棄している。
これは加齢ですか。
わたすの脳が壊れてますか。
パスワードの変更を求められることもあって、いつもGoogle先生(あ、グルグル先生)がおぼえててくれてるから、ほんとうのパスワードをわたす本人はすっかりわすれていることもある。
だから、ぜったいつかっていないであろう数字を入力して更新するのね。たとえば96とか。さすがにそこまでいってないでしょう、と。突飛な数を入れる。
そして、表示される恐怖のメッセージ。
「そのパスワード、すでに使われています」
わたす!!!!
過去のわたす!!!!
おんなじことを考えている。
さすが、わたす。
そりゃあ、そうですよね。
だって、わたすだもん。
わたすはマニアックなので、バラバラのものに、共通点を見出して、一本の筋を通す。
そういうことが、結構すき。
そういうつもりで書いているのに、あまりにもバラバラすぎて、どう糸を通すんじゃこれに、ということも、よくある。
そすて、アイディアは移動距離に応じて深くなる、みたいなことを唱えている方がいたが、ほんとうにそのとおりだ。
わたす、いまとある秘密結社から追われており、家に引き籠っている(要約:子どもがインフルだった)。
家から出ないので、なんのアイディアも思いつかない。
そうか。その説は正しかったんだ。
そう。
そして。
インフルになると食欲がなくなるらしい。
子どもがぜんぜん子どもをたべれないので心配していた(これ、推敲中にみつけて大爆笑。こわいけどかわいいからこのままでいく)。
そのたべのこしを、ふつうの人はたべないと思うの。
だってインフル感染るから。
でもわたすクラスの人材になると、気にしないの。
たべます。
むしろ、わたすが食欲失くなったらいいのにな、なんて。
でもぜんぜん、食欲あるんです。
どうして。
わたすはいま、とても便利な言葉を知ってしまった。
そう。
「時空を歪ませてしまったので」
これで、大半の出来事はカバーできる、とすこし本気で思っている。
こんな大人になってはいけない。
あの、おしまい。
