はじめてお金を手にした体験談
僕が「自分でお金を始めて手にしたと思った」とき。
「ばぁちゃんの財布から抜き取った」ときだ。
僕の家は両親共働きで二人が帰ってくるのは平日21時過ぎが多い。
母親なんかは公務員で税務課だったので選挙が近づいてくると22時過ぎに帰ってくることなんてざらだった。
だからちっちゃい時から僕の面倒を見てくれるのはじぃちゃんとばぁちゃんだった。台風の日の小学校の迎え、寝坊したときの中学校への送迎。
バスケットボールの試合によく見に来てくれていた。
そんななかで友達と遊びに行くにはいつも母親とばぁちゃんに少し小遣いを貰っていた。まぁ足りなかったので、いつもちょっと多めに請求して貯金もしてたりもした。しかしどうしても欲しいものがあって、圧倒的に足りないなと思ってからは、ばぁちゃんの財布からこっそり抜き取ることにした。
「これが犯罪か」と思いながら5000円を抜き取ってみた。
この5000円が僕が最初に「自分でお金を始めて手にしたと思った」瞬間だった。結果欲しかったものは買えた。DSのカセットだったかな?もう覚えてないくらいなものなんだけど、それからもたまに5000円や10000円を抜き取ったりした。
いま思えば、たぶん気づかれてた。
いつからかばぁちゃんの財布が変わってて「抜き取っても良い用の財布」だったんだろうなあれは。
カードとか身分証がなかったからホントに紛失しちゃダメなものは分けてて「盗ってもいいよ~」って用の財布から盗っていたんだ。
いままでも「盗ったでしょ」って聞かれたこともなかったし、「ダメ」とも「良い」とも言われずに、でも行動を肯定してくれてたんだなと思った。
このGWでばぁちゃんの三回忌が終わった。
お墓のお線香を置くところにハチの巣が作らてて調べたところ
スピリチュアル的に、蜂は「幸運の象徴」らしい。
死んだ後も勝手ながら僕に「幸運」を届けてくれるなんてありがとう。
今度のジャンボも買わなきゃな。
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