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生存におけるフリーズの役割

免責事項
本稿の内容は素人の考えであり専門性はありません。


1. 経緯

精神衛生において、「フリーズが良くないのではないか?」という意見を見かけた。
では、どうして人間はフリーズしてしまうのだろうか。
私は、そこに必然的な理由があると考えた。

2. フリーズする理由

どうして人間はフリーズしてしまうのか。
それは、理性を働かせるためだと考える。

2-1. 闘争と逃走について

闘争と逃走はどちらもアドレナリン的な反応と言われている。筋肉や身体を動かせという、脳からの命令だ。
これは反射的に相手の能力を推定することによって「勝てる」と判断した結果として生じる反応だと考えられる。

2-2. 闘争と逃走が無効な場合について

闘争して勝つことができる相手にも逃走して逃げることができる相手にも限度がある。
例えば、闘争しても逃走しても、ヘビに狙われたカエルは生き延びられないし、クマに狙われたヒトは生き延びられない。

そのような場合にやみくもに暴れるのか、諦めて殺されるのを待つのか、低確率の希望に賭けるのか。生存のためにはもちろん賭けるしかない。
ただし、ここには生命におけるコスト配分の関係があるため、全ての生物にこの機能があるとは限らない。

2-3. 危機を脱するための機能

では、闘争と逃走が無効な場合において、どのように危機を切り抜けるか?

まず前提として、”力では敵わない”ということがある。
だとすると、別の能力に頼るしかない。
そして生命の機能間のコストバランスもある。なるべくコスパの良い方法にしたい。
最も低コストかつ危機を脱する可能性が高い行動を探す。
それがフリーズだったのだと考える。

3. 例:虫・カエル・人間のフリーズ

冒頭では「フリーズするのは理性を働かせるため」と書いたが、これは人間に限った話だ。虫やカエルでは異なる。
本能的な防御反応という点は共通している。
異なるのは天敵の想定だ。

3-1. 虫やカエルの場合

虫の天敵は鳥やカエル。カエルの天敵はヘビ。どちらも比較的小さな動物だ。だから知覚機能も限られている。それを搔い潜ることができれば危機を脱することができる。

例えば、ヘビは動かない獲物は見逃してしまうことがある。このような天敵の知覚機能の穴を利用していると考えられる。

これは虫やカエル自身が考えた戦略というより、進化の過程で自然と辿り着いたものだろう。

3-2. 人間の場合

人間の場合は、天敵はクマや武器を持った人間、人間を含む動物の群れだ。
この場合でも虫やカエルと同様に反射的にフリーズする。これは古い本能のため虫から人間まで共通しているのだと考える。
虫・カエルと人間の違いはフリーズした後の行動だ。

虫やカエルと異なり、人間には偶然にも高い知能があるのでこれを利用することができる。
どうにかして相手の認知の穴を突いて危機を脱する方法を考え実行できる。

相手がクマであれば、高い所で大きな音を立てて威嚇するとか、それも無理なくらい接近している場合はクマが興味を失ってくれるのを期待して地に伏せるとか。
相手が人間であれば、言い訳や嘘で誤魔化すとか、相手の要求を察して価値あるものを差し出して見逃してもらうとか。

繰り返しになるが、これらは分の悪い賭けだ。
針に糸を通すような、繊細で難しい対応だ。

単に身体運動をロックするだけではなく、同時に頭の中で考えるところが虫やカエルとの違いだ。

4. フリーズについて考えられる傾向

自分の能力では生き延びられないような状況 (例:勝てない・逃げられないような状況)を多く経験した人はフリーズを多用する癖がついているのでは?

例:自分の能力では生き延びられないような状況
◆親からの虐待
◆集団からのいじめ
◆宇宙人による誘拐

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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