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一億総マウント社会から逃れるにはどうすればいいか?

現代人はマウント合戦に参加することを強いられている。ここから逃れられた例は皆無だ。つまり一億総マウント社会である。

なぜ一億総マウント社会になったのか?

最大の理由は、「情報化」が進み続けていることだろう。これによって、誰もが同じ土俵に登らざるをえなくなった。同じ土俵で相撲を取らざるを得ないようになった。

その象徴が、SNSである。SNSでは、誰もがマウントを取り合っている。じゃあSNSをやらなければいいかというと、そんなことはない。現代人は、多くの人と交流しなければ生きていけない。その交流のときに、必然的にマウント合戦が始まってしまう。

マウント合戦からは、金持ちはもちろん、貧乏人も逃れられない。いや、貧乏人にとってこそ、マウント合戦は必須である。なぜなら彼らは、マウントを取れないと物理的な死が待っているからだ。

例えば、生活保護受給者もマウント合戦をしている。誰としているかというと、他の受給者とだ。

彼らは、周囲から「怠惰だから生活保護なんだ」と思われてはならない。そう思われると生活保護を打ち切られるからだ。そのため必死で「自分は本当は生活保護などは受けたくないのだが、よんどころない事情で仕方なくこうなった」とアピールしなければならない。

そのアピールのときに、必ずと言っていいほど「自分はあいつよりも生活保護を受ける権利がある」という思想や発言が出てくる。彼らはその誘惑から逃れられない。そんなふうに、どんな立場にある人でも「おれはあいつよりはましだ」と主張しないでは生きられないのだ。

ところで、一見関係ない話のように聞こえるかもしれないが、クリストファー・ノーランはスマホを持っていない。メールもしない。なぜかというと秘書がいて、リサーチや連絡を代わりにしてくれるからだ。

スマホは、マウント社会に必須のアイテムである。なぜノーラン監督は、それを持たずに生きていけるのか?

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