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2021年2月双葉町取材の記録(写真)その15/立ち並ぶ廃墟

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<続き>


冨沢酒造を後にし、双葉駅へ向かう

 この2021年2月時点で、町の解体はそれなりに進んでいたのだが、今見るとまだまだ残っていたなと思う。2020年3月に立入規制が緩和され、それから約1年。コロナ禍で東京五輪が延期され、同時にゼネコンの人手不足も1年延長された。その影響もあったと思う。

「Tokyo Electro」と書かれている。電気工事店か。
ここも解体され、今は跡形もない。
海外メディアが取材に来ていた。

 この写真に写っている海外メディアは、左にある店舗の内部を撮影しようとして警察から注意を受けていた。行儀のいい日本メディアはそういうことはしない。

 僕は海外メディアの方が真っ当な取材だと思う。原発構内の状況や廃炉の進捗状況などは報道されるが、原発事故の被害を受けた地域の現状は驚くほど知られていない。日本メディアの忖度によって、都合の悪い情報は伏せられている。福島は復興したかような印象操作も出回り、それが風化にもつながっている。

 僕? 僕は忖度しないから、左右上下様々な方面からバッシングを受けています(苦笑

吉岡洋品店

この店舗は、22年3月16日の震度6の地震で倒壊した。
今は解体、除染され、完全な更地となっている。

 以下、今年3月の個展での展示作品。

佐々木薬局

 「吉岡洋品店の隣の薬局で薬を処方してもらっていた」とメッセージをくれた人がいる。そういった思い出話に花が咲けば、取材した甲斐があるというもの。

これも解体。

大内精肉店

これも解体。

光善寺

 この2月の取材で、最初は前を通り過ぎただけの光善寺。再び戻ってきて、少し敷地内を見てみた。

本殿自体はしっかりと建っている。しかし手前の2つの社は倒壊したままだ。
梅が少しだけ咲いていた。
内側から門を見る。

 光善寺は、2024年の今もこのままである。

立ち並ぶ廃墟

緑のビニールシートがかかったこの廃墟も、24年の今もそのままだ。

双葉駅

双葉駅に戻ってきた。
シェアサイクル。2020年の伝承館の開館に合わせて整備されたと記憶している。
この当時は、カゴもひん曲がっていて、中古自転車を再生させたものだった。

 実はこの日、双葉町を歩いている最中に、Twitterで相互フォローになっていた動物保護ボランティアの方から連絡をいただいていた。富岡町の松村直登さんの家に餌やりボランティアで行くので、一緒に行かないかと誘われたのだ。

劇場版『ナオトひとりっきり』

続編・劇場版『ナオト、いまもひとりっきり』(公式サイト)

 待ち合わせ場所の双葉駅へ昼ごろ着くと、郡山からいつも通っているというその方が軽自動車に乗って駅前で待っていた。

<続く>

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