投資記録 #001:知識ゼロからSpaceXを買うまで【後編】
NISA口座の再申請を済ませ、進展を待っていた7月。いよいよ待ちに待った通知が届き、私の米国株投資が本格的にスタートしました。
今回は、NISA口座開設から実際のSpaceX(SPCX)購入、深夜に発生した買い間違い事故、そしてAIを活用したリカバリーまでの経緯をお届けします。
7月2日:NISA口座開設完了と、待機の日々
7月2日、金融機関変更によるNISA口座の開設完了通知が無事に届きました。
これでいつでも取引を行える状態になりましたが、この時点でのSPCXの株価はまだ高く、すぐに飛びつくのはリスクがあると判断。高値で購入するのを避け、株価が落ち着くまで指を咥えて待つ日々がしばらく続きました。
(※なお、この待機期間中の7月7日には、本企画である「AIファンド観測記録」のポートフォリオ運用がスタートしています)
また、この時期は銘柄検索をする中でもひとつ注意すべき発見がありました。SPCXで検索すると、暗号資産の「SPCX-USDC」やカナダ市場の「Space Exploration Technologies Corp」など、名前やティッカーが酷似した別の商品がいくつか見つかったのです。目当ての米国株であるSpaceX(SPCX)と間違えて買い付けないよう、慎重に確認を重ねていました。
7月16日:深夜1時の初購入と、まさかの失敗
7月16日の深夜1時頃、チャートを確認すると、IPO価格である135ドルを下回っているのを発見しました。
「今がチャンスかもしれない」と考え、初めてSPCXを4株(133.8395ドル)購入しました。
無事に購入できて安堵し、ずっと一緒に待っていたClaudeに報告したところ、想定外の指摘を受けます。

Claude:
「ついに購入できましたね、おめでとうございます!
一点確認なのですが、預り区分が**『特定』**になっています。NISAではなく特定口座での購入になっているようです。意図的に特定口座で買われましたか?
NISAで買う予定だった場合は、確認が必要かもしれません。」
慌てて確認すると、Claudeの言う通り誤って特定口座で買い付けてしまっていました。
深夜の判断で手順を誤っていたようです。非課税枠を活用するためのNISA口座だったため、すぐにNISA枠で改めて4株を買い直しました(133.4495ドル)。
手元には「NISA枠の4株」と「意図せず買ってしまった特定枠の4株」が残る形となり、特定枠の分については「後々株価が上がってから売却すればいいか」と軽く考えていました。
7月17日:Geminiの助言と、一瞬のヒゲでの約定
翌7月17日、今度は別のAI(Gemini)にこの状況を相談したところ、明確なアドバイスをもらいました。
Geminiの助言:
「含み益が出ていない(税金がかからない)今のうちに特定枠の分は即座に売却し、NISA枠の購入資金に充てるべきです」
この指摘に納得し、その日の夜の市場オープンを待つことにしました。
前日の終値は130ドルでしたが、時間外取引では126ドル付近まで下落していました。少しでも損失を抑えたいと考え、指値「130ドル」で売却注文を出して就寝しました。
翌朝確認してみると、夜間に一瞬だけ発生したチャートの「上ヒゲ(一時的な高値)」の部分で見事に約定しており、損失を最小限に抑えて特定枠を処理することができました。Geminiはこういう取引(リアルタイムな売買戦略や損益の判断)にとても強いなと感じた瞬間でした。
7月23日〜24日:計画的な買い増し
トラブルを乗り越えた後は、株価の下落に合わせて計画的に買い増しを進めました。
7月23日: 4株買い増し(116.4950ドル)
7月24日: 4株買い増し(109.0000ドル)
NISA枠開設までのタイムラグや深夜の注文ミスなど様々なトラブルがありましたが、結果としてIPO価格(135ドル)よりもかなり低い平均取得単価でNISA口座の中にSPCXを組み込むことができました。
個人的な本命の買い場は90ドル前後と考えているので、そのあたりまで株価が下がる時をじっくり待ちたいと思います。
今回の振り返りと学び
今回の一連のプロセスを通じて、以下の学びがありました。
類似銘柄・ティッカーの誤認に注意する
暗号資産や他国市場の同名・類似銘柄と間違えないよう、市場・ティッカー・銘柄名をしっかりと確認することが大切です。深夜の取引は注文内容(口座区分)を必ず再確認する
焦りや眠気がある時間帯の取引は誤注文を起こしやすいため、最終確定前のチェックが不可欠です。感情に流されず、間違いは早めに修正する
特定枠の放置を選ばず、含み益のないうちにすぐ売却したことで、NISA枠での資金効率を保つことができました。AIを「客観的な確認相手」として活用する
Claudeの指摘がなければ特定枠であることに気付くのが遅れていましたし、Geminiの助言がなければ「上がったら売ろう」と放置して機会損失を生んでいた可能性があります。
口座開設のドタバタ劇から始まったSpaceX投資ですが、AIたちの助言にも助けられ、ひとまず無事に着地させることができました。今後はこのNISA枠のSPCXを長期で見守っていきたいと思います。

