100年経っても労働時間は変わらない。
先日20時頃の特急列車に乗車した。
着席と同時にノートPCを開き、
忙しなく仕事を始める隣のサラリーマン。
その光景を見て、ふと疑問が生まれる。
列車内は専用のWi-FIも飛んでいて
どこでも仕事が出来る通信インフラがある。
ノートPC、タブレット、スマホなどの
デバイスが環境と用途に応じて
業務の推進力を維持してくれる。
あらゆるデータはクラウド上にあり、
必要なデータにいつでもどこでも
簡単にアクセスしてシェアもできる。
テクノロジーは日々著しく進歩している。
なぜ、人が働く時間は減らないのか。
1日の労働時間は8時間。
1947年に制定された
労働基準法から変化はない。
日本初のテレビ放送が1953年だと考えれば、
いかにレガシーな制度か分かるはず。
当時と現在、人が取り扱う情報量の格差は
言葉にならないほど桁違いだ。
今は知りたい情報はいくらでも手に入り、
世界中の情報がリアルタイムに
得られる時代になった。
仕事で課題や問題が発生すれば
ググるだけで対策の糸口は
見つけられるだろう。
それでも人は76年前と同じ、
1日に8時間働いてる。
一体、労働とは何だ。
生計を支える手段。
自身の才能を発揮して開花させるもの。
自己の存在意義を世に示すもの。
解釈は千差万別ある。
ただ、言えることは
テクノロジーの進化と労働の時間に
反比例の相関性は薄いということだ。
理由は、効率化されて生まれた時間に、
新たな仕事を人が作り出すからだろう。
削減されて生まれた時間は
新しい業務の時間に
次々とリプレイスされていく。
それゆえ、労働の時間は変わらない。
しかし、労働の質は大きく変わる。
AIの発展など、
ITの進化は今後も止まらない。
今後は労働時間の価値を
最大化することが求められる。
単純作業が人の手から離れることで
個人の資質に依存する
労働比率は高まるはずだ。
人間だけが持っている感性や思考。
創造性や革新性のある
アイデアやクリエイティブ。
対人のリアルなコミュニケーションなど。
テクノロジーにさせるべき仕事と
人がやるべき仕事。
その両輪を回す、8時間になる。
人が仕事のやりがいや充実感を
もっと感じる社会に向けて。
テクノロジーが大きく
貢献してくれることに期待したい。
エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜
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#1億円日記 Vol.58
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