見出し画像

結果的に“見張られてる感”があるから続いている

自宅にはそれなりに上質な88鍵のキーボードがあって、ピアノの練習を賄うには十分すぎる環境があるのですけれども、先月は25日くらいグランドピアノのスタジオに練習に通いました。

ちなみに今月も一昨日、昨日とグランドピアノのスタジオに赴いていて、今夜も赴きます。

ピアノ楽器としての昨今のキーボードは随分とポテンシャルが上がりましたが、それでもやっぱり電子は電子で、本物のピアノをしっかり演奏しようと思ったら、本物のピアノで練習しないと話にならないと考えます。

普段、自宅キーボードで練習を積んで、いざ本番でグランドピアノという流れの場合は、グランドピアノでキーボードっぽい演奏を鳴らしているという域は絶対に出ません。

グランドピアノが持つ本来のポテンシャルは絶対に出てきませんし、その真髄を自ら味わうことも、聴いてる人に届けることもできません。絶対に。

普段「〜と思います」口調で、極力“断言”というものをしないスタンスの僕ですが、ここは“絶対”と強く言い切れます。

なので、日頃の鍛錬はキーボードでも良いのですが、定期的にグランドピアノを弾く時間を作る、グランドピアノと対峙する時間を取るというのは、ピアノに対しての礼節だと考えます。個人的に。

だとしても月に25回はちょっと常軌を逸している感があります。

自宅で週5~6練習して、週に1~2回はグランドピアノを触りに行く…くらいでも全然問題なさそうなものなのですが、むしろ週5~6がグランドピアノスタジオで、自宅のキーボードを練習として触るのは週1~2という逆転現象です。

自宅に多少のダンベルやエアロバイク等が多少揃っているのに、月に25回トレーニングジムに通ってるみたいな話であります。

でもおかげさまでピアノがどんどん上手くなっている実感があります。
やっぱり本物を触る頻度が極限に上がったことで、如実にその差異は実感します。

気付けば「風呂に入る(シャワーを浴びるでも可)」くらいの日常感覚でグランドピアノのスタジオに行くようになりました。

ただ、このペースで通い始めた当初はやっぱり億劫になる時もございました。単純に移動がめんどくさい。

目の前にそれなりにしっかり練習できる機器があるのに、わざわざ小一時間かけてスタジオまで行くというのは、どうしたって腰が重い日もありました。いろいろ立て込んでたりしたら特に。

多分、純度100%で自主的な世界だったら「今日はキーボードでいいか」って感じで済ましていた日も多々あったと思います。それでも練習に変わりはないのだからと言い聞かせつつ。

それが月に25回も赴けるようになり、気付けばシャワーレベルにまで習慣化した要因としては、純度100%の自主的な世界ではなかったからであります。


「グランドピアノのスタジオをスポンサードする権」というのを定期的に出しています。
(今月分も完売しています有難うございます)


スポンサードとかカッコつけたこといってますが、平たく言えばスタジオ代をいただいている形。

ただ貰いっぱなしが性分に合わないので、自分なりの対価として御礼にピアノ演奏を録音して個別にお送りしています。

このシステムの何が優秀かと言いますと、純粋に僕がスタジオ代を工面していただけて助かりますという部分もありますが、それとは別で「行かなかったらバレる」という要素がだいぶ優秀です。

このスポンサード枠でスタジオに赴いた際は、冒頭の20〜30分ほどで、ウォーミングアップの時間を垂れ流す配信(@stand.fm)をしています。

例えば先月は20口出しました。
それが売り切れました。

すなわち、月に20回その配信がなかったら「行ってねーじゃん」になるわけです。

理屈として当たり前のことを書いていますが、この威力ったらすごいです。


「今月は月に20回!グランドピアノのスタジオに行って練習します!」

ただただシンプルに、こういう発信をSNSで書いただけだったら、結果行ってようが行ってまいがどうとでもなるのです。

そして仮に10回しか行けなかったとしても「20回って言ったけど、10回しか行けなかったぴえん」とか言っておけば、優しい優しいファンの方々の「お疲れですもんね」とか「お忙しいですもんね」という声と共に丸く収まってしまうのです。

それは実に本質的ではないと思う中で、直でスタジオ代を頂いているという事実があると「10回しか行けませんでしたぴえん」は、立派な“搾取”が成立してしまいます。シンプルに詐欺です。

雨が降ろうが槍が降ろうが、眠かろうがどっか痛かろうが、20口売ったんだから20回通う義務が生じるわけで、しかも「ウォーミングアップ時間を配信します」とまで言ってるから、行かなかったらちゃんとバレる。

なので結果的に“見張り効果”まで生んでくれているわけで。

お客さん側は別に見張っているというスタンスではないのは分かっていますが、僕としてはその“結果的に”見張られている感がかなりプラスに作用しているという話でして。

結果、スケジュールの物理的に無理な日以外は必ずグランドピアノを一回は触るということが習慣化したわけで。

だから先月はスポンサード権は20回分だったけど、それと関係なくプラス5回ほど行ってるわけです。もはや見張りとか関係なく。

このスポンサード権に関しては、ひとつの御礼として曲をお送りするというのもありますが、それ以上に「明らかにピアノが進化している」「まだまだ素敵になっている」という実感をしていただくことが、最大の恩返しだと思っています。

お金を出す側としても単純明快だと思うんですよ。

ライブチケットや物販、その他諸々の収益は、それを何にどう使うかという部分は任意的ですが「ピアノを練習するためのお金」という、とっても分かりやすい話なので、出す側としても「今日もたくさん練習してくださいね!」という気持ちで出せるものだと思うので。

そこで僕のピアノの進化を感じてくれたらば「わしが育てた」と異口同音にどうぞ。

やっぱり見張りです見張り。
見張りがあれば大抵のことは続きますね。

それでも続かないことは、多分自分の人生に必要のないことなのでしょう。

多分。



【月額制メンバーシップ『オンラインアトリエ』の参加はこちら】
https://note.com/webview/nishimurapiano/membership 

【スケジュールの一覧はこちら】
https://nishimura-schedule.my.canva.site/ 

【CD・グッズ等の通販はコチラで随時】
https://muupiano.base.shop/

いいなと思ったら応援しよう!

西村広文 HirofumiNishimura noteが活性化することで、自分の活動の基盤が強くなるという事実があります。 どうかご無理のない範囲でサポートいただけたら、とんでもなく嬉しいです。 活きたお金として大切に使わせていただきます。