カフェで休めない私の頭の中。
息抜きのつもりでカフェに行っても、
私の頭の中は、
行く前から、
帰ったあとまで、
ずーっとうるさい。
ある日の、頭の中の記録。
今日は、
赤ちゃんをパパにお願いして、
近所のおしゃれなカフェに行ってみる。
大人のひとり時間を満喫するぞ!
まずは準備。
気合は入っていなくて、
そんなに気を遣ってないけど、
お洒落のポテンシャルが高いから、
適当でもいい感じですよ。
ってところを狙って、
髪型と服を決めていく。
今日は、
髪型はビシッとタイトにして、
服はスウェットにしよう。
アクセサリーはあえて付けない。
化粧は、透明な眉マスカラだけ。
全身鏡や手鏡で何度もチェックする。
よし、
適当でもいい感じの人、
完成。

そして外に出る。
車や人とすれ違う。
私はあの人達にどう見られているだろうか?
ダサくない?
だらしなくない?
でっかい外車に乗ったあの人、
私のこと見下したりしてない?
「あー、そういう感じね。」
って、
雑なカテゴライズされてない?

入店する。
この時点でちょっとクラクラしてる。
店員さんに挙動不審な陰キャって思われないように、
なるべく堂々とする。
しっかり目線も合わせる。
余裕があって気遣いのある人に見られたいから、
ちょっとニコッとする。
席につく。
すかさず周りをスキャンする。
スーツを着て新聞を広げたおじさん、
Macを開いてるTシャツのおじさん、
変な形の台にタブレットを置いてる綺麗な女性、
電話で話してるお兄さん、
お金持ちそうなマダム。
あのスーツのおじさん、
なんでこんなおしゃれなカフェで新聞読んでるんだろう。
周りをキョロキョロしてる。
どんな気持ちでいるんだろう。
Macを開いてるおじさん、
職業は何だろう。
どんな仕事をしたら、
優雅におしゃれカフェでMac開けるの?
あの台、なんだあれ!?
やたら高さがある。
タブレットに何か書いてる。
ゴミ捨てるついでに、チラ見…
絵を書いてる!
イラストレーターなのかな?
この綺麗な女性、
イラストを仕事にして、
こんなにお洒落してきれいを保てるくらい稼いでるのかな…
すごいな。
私なんか何もないのにな…
電話で話してるお兄さんも、
多分仕事だ。
おしゃれカフェで仕事、
憧れる。
でも私は…
お金持ちそうなマダム、
特別お洒落してるわけじゃないのに、
品がある。
いいな、
そんなマダムに私もなれるかな…

ずーーーっと、
周りの様子をうかがっている。
気づけば、
みんな何かを持っている人に見える。
そして私は、
自分には何もないって、
繰り返し落ち込んでる。
そして自分は、
とりあえず持ってきた本を開く。
私はどう見えるだろう。
育児の合間にカフェに来た、
なんにもできない奴ってバレるかな?
それとも、
なんかいい感じの人が、
休日に本読みに来た
って、
思ってもらえるかな?
頭の中は、
他人、他人、他人、自分、自分、他人。
ずーっとフル回転。
そろそろ帰ろう。
疲れた…
目の奥がずーんと重い。
頭はクラックラ。
そして帰ってきた。
疲れた…
赤ちゃん泣いてる。
パパに赤ちゃん見てもらってたんだから、
今すぐに、
お世話交代しなくちゃ。
別に、
頼まれたわけでもないのに。
そして、
疲れてる自分は後回し。

カフェに来たから、休めるわけじゃないみたい。
私の頭の中は、
どうしたら静かになってくれるんだろう。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
「もっと頑張らなきゃ」が止まらない
「ちゃんとしなきゃ」が止まらない
そんな騒がしい頭の中を実況中継したり、「なんか疲れる」自分を休める実験をしたりしています。
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