見出し画像

「これからの教育は〇〇だ!」

いつの時代も、そんな文句が飛び交っては、消えていきます。
公の教育機関ですら、時代の流れに翻弄され、子供たちに手のひら返しを強いてきました。

時代に流されない、本当に大事な学びとは何なのか。
私たちは、子供たちに何を伝えたらよいのか。

学習塾にはそれぞれの理念や歴史があります。
今回は、熊本市で28年にわたり続いてきた日進塾の歴史をご紹介します。
数学重視の姿勢を貫き、時代の教育改革に翻弄されながらも「自ら考える力」を育てることを大切にしてきた足跡を、少し振り返ってみたいと思います。


開講―「理系の危機は日本の危機」から始まった

平成9年(1997年)4月。
「理系の危機は日本の危機」―この言葉に象徴されるように、当時は理系や数学を軽視する風潮が強まっていました。

その状況を憂い、「数学を重視し、理系の発想を育む塾をつくりたい」という願いから、熊本に根を下ろしていた昭和60年代設立の「日進塾」を、先代より引き継ぐ形で再出発しました。

名称は「日進月歩」に由来します。
「日々前進し続ける人を応援したい」という想いを込め、建物も名前も引き継ぎ、新しい日進塾が開講しました。

現在の日進塾外観。塾の看板と建物を先代より引継ぎました。

激動する教育界と塾のあり方

日進塾は開講以来、「自ら考える」「数学重視」という方針を一貫して掲げてきました。

一方で日本の教育界は、方針転換の連続でした。
2000年代初頭に始まった「ゆとり教育」では、円周率が「3.14」から「3」に丸められ、メディアが大きく報じ、東京大学が皮肉を込めた入試問題を出すなど、社会的にも大きな話題となりました。

しかし日進塾では、そのような揺れ動きに左右されず、最初から「π」という概念そのものを教え、数学の本質や考える力を大事にしてきました。

その後も「脱ゆとり教育」「生きる力」など、教育政策は時代ごとに新しい看板を掲げてきました。
そして現在の「主体的に生き抜く力」は、まさに日進塾が最初から掲げてきた理念と重なります。

時代がようやく、私たちの原点に追いついたとも言えるのです。

世代を超える学びの場へ

数学重視の塾として再出発して28年。
今では、かつての卒業生のお子さんが初めて入塾するようになりました。

熊本という一地方の塾でありながら、これまで数多くの生徒を難関高校へと送り出してきました。
もちろん、すべての生徒が合格を手にしたわけではありません。高校受験で思うような結果が出なかった生徒もいます。
しかし、その後の大学受験で見事にリベンジを果たしたり、希望する業種に就職して社会で活躍したりと、「自ら考え続ける姿勢」が、その後の人生を主体的に切り開く力となっているのです。

卒業生との再会が教えてくれること

塾を続けてきて何よりも嬉しい瞬間があります。
それは、学生・社会人の卒業生が、ふと教室に立ち寄ってくれること。

「高校で数学がもっと面白くなりました!」
「塾で薦められた本が、今の仕事で役に立っています」

そんな言葉をかけてくれる瞬間に、私たちの信念が間違っていなかったことを実感します。
教育改革や世間の風潮に翻弄されても、「自ら考える」「数学重視」という姿勢を守り抜いてきたからこそ、こうした再会の喜びに巡り会えるのだと信じています。

終わりに

熊本で塾を始めて28年。
日進塾は「日々前進する人を応援する」という原点を忘れず、これからも「数学を通じて考える力を育てる」塾であり続けます。

教育界の流れはこれからも変わり続けるでしょう。
しかしどんな時代であっても、「自ら考える力」こそが、子どもたちの未来を切り開く最大の武器であると、私たちは信じています。


塾の授業内容、進路実績について気になる方は、日進塾公式HPの"お問い合わせ"よりお気軽にご連絡ください。「日々の学習について悩んでいる」などの相談も、いつでも受け付けております。

塾所在地情報は、以下note、天明中学校(熊本市南区)の記事と合わせてご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!