未来を予測できる現代において
公園で
ここ数年のトレンドでもあり、もはや夏は当たりまえにもなりつつ、ゲリラ豪雨。
出かける時には、天気予報アプリを何度も見ることも習慣となってます。
「あ、あと10分後に強い雨が来る」
洗濯物を取り込んだり、地下に移動したりと本当に便利になりました。アプリ開発の方々、本当にありがとうございます。
先日、子どもたちが「公園に行こう!」と誘ってきました。脳の判断を通すことなく、私は天気予報アプリを見て、先ほどのセリフを言いました。
「あ、あと10分後に強い雨が来る」
しかし、我が子は引きません。
「今すごく晴れているよ!降ってきたら帰ってくればいいじゃん」
子どもたちには今の天気しか目に入りませんし、自分にとって良い未来しか想像しません。確かに走れば30秒の位置に公園があるので、降られれば子どもたちも納得すると思い、自分もOKしました。
案の定、遊び始めて2分後くらいから、ぽつぽつ。強い雨がこの後来ることをしっている私は、すかさず屋根の下に移動します。子どもたちも遊んでいましたが、雨足が強くなってくると子どもも私のところに来ます。
「降ってきちゃった・・・」
さすがの子どもたちも納得したのか、意気消沈。でも、家に帰ろうにもやまないと帰れないので、しばらく待つことに。そこで私はふと思いました。
(以下、私の脳内です笑)
あれ、そういえば雨の中で遊ばせたことないな。甲子園も音楽のライブもサッカーも雨の中でも行われるのに、たかだか公園がなぜだめのだろう。
まあ、たかだか公園だからこそ、風邪をひくリスクをとるまでもないのか。
ん、でも着衣の状態で噴水とかで遊ぶのと何が違う?着替えはあるし、なんならシャワーもある。雨の中で遊ぶのにこれほどいい条件はないはず笑
雨の中で遊ぶってなんか楽しかったし。なんなら伝説のライブとかってだいたい雨の中だし(もはや論理などない笑)
(脳内対話終了)
「雨の中で遊ぶ?」
思いがけない私のセリフに子どもたちは、驚きと笑顔。
「いえーい!」
私の問いに答える代わりに、駆け出していく子どもたち。
なかなか自主的に動かない。外で遊ばない。活動が縮こまっている。そんな風に子どもたちを見ていた私ですが、子どもたちを制限していたのは私だったのかもしれません。
そんなことを考えていると、さっきまでの雨がうそのように、晴れ間が広がっていました。
未来が見えちゃう
今やいろいろなものが、可視化され、数値化される時代です。大谷選手のボールの回転数も私の体脂肪率もアプリの利用時間も。
過去だけではなく、今までの情報から高精度で未来を予測することもできるようになりました。
天気だけではなく、風の強さ、降水量。興味のある動画。言ってほしい欲しい言葉。こんな大学に行くと、こんな仕事につく。こんな人間は幸せになる。こんなことを言うと炎上する。〇歳までに、〇〇しないと〇〇%で〇〇になる。
こんな情報があふれています。そして、実際にそうなんでしょう。
だからこそ、避けたくなります。するとどうなるか。
何もしない。か、はずれのないことしかしない。
雨の中で遊ぶと風邪をひく。だから、雨の中で遊ばないか、室内で遊ぶことをする。
でも、実際に風邪をひいたことがある人は果たしてどれだけいるでしょうか。ちなみに私は結構遊んだことがありますが、一度も風邪をひいたことはありません。
怪我をする確率が高いから、〇〇はしない。
こんな風潮が教育現場にはあふれています。ただ、教員、親のはしくれとして「〇〇しないことがいい」という結論になることに危機感を覚えています。
やってみてだめなことはある。
これの経験値を積んだ子こそが「生きる力」があると思うんですよね。教員として親としてできる範囲で頑張っていきたいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。
