憧れの、タイサンボク。
■ 大きな花
タイサンボクの花の香りが好きだ。
(こればっかりですみません)
子供の頃に、道に大きな白い花びらが落ちているのに出会ったことがある。
タイサンボクの花びらだ。
拾ってみると、大きさに見合った肉厚さで、他で触ったことがないような質感の花びらだった。もし自分がミニチュアになったら、全ての花がこんなふうに感じられるのだろうか。
それはさておき、大きいけどどう見ても花びらなので、嗅いでみた。
ずいぶん昔のことなので、おぼろげな記憶なのだが、レモンぽい。
レモンぽさの中に甘さがあるような匂いだった、と思う。いい匂い。
■ 物理的に高い
その後、タイサンボクの花の香りを嗅ぐ機会にめぐり合うことなく数十年経った。
なにしろやたら高いところで咲く。
1:梯子を架けて嗅ぎに行く
危険。社会的に許されない。
2:高枝切りばさみで確保
暴挙。社会的に許されない。
実は近所に生えているのだ。
毎年、花の咲くころには、意地汚い眼差しで秋波を送っているのだが、花びら1枚落としてくれることもなく、高所で散り、萎びてゆくのだ。

もしかしたらどこかに落ちてるのかもしれないが、それに巡り合わない。
タイサンボクの花を嗅ぐ。
これを私の終活のひとつに数えてもいいのではないか、そんな気持ちにすらなる。
■ 手が届く
なぜ今、そんなタイサンボクの話をしているかというと、矮性種の存在を知ったからである。
タイサンボク リトルジェム。
リトルなジェムである。
実に相応しい名前だ、と思いながら、通販で苗木探す。あった。脊椎反射でポチった。
これでよし、と。
予想外にお手軽に念願が叶う。
改めてスペック表を見る。
タイサンボクの一才性品種で鉢植えでも、苗木の時から花を咲かせます。
白い花にはよい香りがあり、四季咲き性で、初夏から晩秋まで次々と咲き続けます。
葉は小型で、光沢のある緑色です。
初心者向きで育てやすい品種です。
科目 モクレン科
分類 常緑高木
開花期 6~10月頃
うんうん……う?
最終樹高 3~5m 位

ベランダでこんなのどうするんだ!
これから届く。
■ 神よ
ああ、やってしまった。
園芸の神様、愚かな私をお許しください。
ヨシ、ユルシタ😇✨
さて、幸い、まだ小さいのだ。
どこにでも置ける。
はず。
困るのは未来の私に任せよう。
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