座って半畳寝て一畳
フリーランスの庭師です。
『座って半畳寝て一畳』は、人間が占める広さは起きているときで半畳、寝るときは一畳あれば足りるという意味のことわざです。
「どんなに広壮な家に住もうと、人ひとりが一時に占めうる面積はたかだか畳一枚分である」という意味合いがあり、むやみに富や地位を求めることはないというたとえとして使われます。
また、必要以上のものを欲しがったり手に入れたりしても使い切れないのだから仕方がない、という教訓も込められています。
最近の若者はこのことわざを知らない人が多いでしょう。そりゃそうですよね、畳の部屋が無い住宅も多くなりましたからね。私がこのことわざを知った時は、畳の上で試したものです。
さて、現代は私の幼少期に比べたらはるかに便利になりました。
携帯電話のお陰でいつでも誰とでもやり取りができる。スマホのお陰で知りたい情報は簡単に手に入る。ネットのお陰で買いたいものは店に行かなくても買うことができる。カードなどのキャッシュレスで現金が無くても物を購入できる。
何と便利な世の中でしょうか。こうなると物欲は大きくなるでしょう。世の中には物は溢れているし、遊び場も幾らでもあります。
昔は物は少なかったし、簡単に買うことも難しかった様に思います。例えば服が欲しかったとすると、実際に店に行って探すしかありません。もちろん雑誌等を見て事前に調べることができる場合もありますが、基本的にはお店で探す方が多かったです。また、買う際には基本的に現金です。なので、お金を貯めてから買うというのが基本でした。
今や18歳になればキャッシュカードが作れます。世間知らずの若者も簡単に作れてしまいます。
物欲を抑えられずにカードを使いまくった挙げ句に自己破産。結構多いらしいですね。本当の意味で事の重大さに気づくのは家族を持とうとした時かもしれません。
また最近世間を賑わせている闇バイト。受け子として逮捕されているのは若者ばかりです。
我々大人の多くは、簡単に高額な報酬をもらえる仕事なんて怪しさしかないと分かるのですが、物欲を抑えられない若者は飛びついてしまうのでしょうか?二十歳前後で逮捕されて前科一犯です。将来を悲観せずにはいられません。
『座って半畳寝て一畳』
我慢することも大切ですし、分相応というのも大事なことです。
むやみに富や地位を求めぬように…。
