生存率30%の壁。理想とは違っているけれど・・・3年目、わたしは「麹」と共に生き抜く。
「飲食店なんて稼げない。」
「すぐに潰れるから、やめとき」
意地悪じゃなく、
心配ありきの言葉だということ。
そして、痛いほどの事実であるということ。
わたしはわかっていた。
しっかり勉強すればするほど、
数字を突き詰めるほど、
飲食店の独立開業がいかに険しい道か
身に染みて感じ取っていた。
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調理の専門学校を出たわけでもない。
名店での修業時代があるわけでもない。
「専門性」がない。
そのコンプレックスを埋めるために、
様々な現場で学び、
必死にスキルをかき集めるように働いた。
「いつか自分の店を持ちたい」
そのための「勉強」が、
いつの間にか「ブレーキ」に
なってしまっていることに気付かずに。
専門性がない私の「多様性」という武器
「専門学校を出ていない」
「有名な店で修行したわけではない」
専門知識や技術の練度で遅れを取る
わたしが選んだ道。
それは、ホール・キッチン分け隔てなく、
マネジメントも含め幅広い経験から学び、
それらを自分の中で分離・融合させていくこと。
「専門性で追いつけないなら、多様性で追い抜いていけばいい」
幸いなことに、勉強はそれなりに
できる方だったと思う。
原価計算や計数管理などの知識面は、
比較的スムーズに入ってきた。
働く現場が変わっても、
店長・マネージャーとして勤務することができ、
ホールだろうが、キッチンだろうが、
「状況に応じて分け隔てなく出入りしながら学ぶ」
という目的を果たすには充分だった。
ただ、学んでも学んでも
独立開業への一歩は踏み出せないまま、
時間が過ぎていく。
転機は突然やってくる。
数多くのお店が閉じる原因となったコロナ禍。
・飲食店が広めているという風潮
・外食することが悪のような空気
知らぬ間にかかっていたブレーキに
拍車をかけるような世の中で、
それまでに体験したことのない
「働けない時間」を過ごす機会が増えた。
ある日、妻が
「これ、美味しいから1回食べてみて」と。
突然現れた『麹』は、
スッと生活の中に入ってきた。
麹調味料を使った食生活になり、
しばらくして気付く。
体の不調が減っていることに。
そして、思い立つ。
「飲食店が、健康をサポートすればいい!」
決定打となった背景には年齢的な一面もある。
もうあと数年で40歳...
「今やらなかったら、たぶん次は来ない...」
そう感じたとき、
コンプレックスは「武器」に変わっていた。
現場の食材として
初めて向き合うことになる『麹』という存在。
様々な現場で身に付けてきた対応力や柔軟さ。
今まで見てきた多様なジャンルの食。
わたしなら必ず、
『麹』を活かした
「健康を支える飲食店」ができる!
ここからは、専門性を磨く本番。
学び続ける執念なら、問題ない。
生存率30%の壁。理想と、泥臭い現実と。
お店を始めて2年が経過。
統計が示す「3年生存率30%」という数字が、
今、まさに目の前に立ちはだかっている。
オープン前に想像していた光景とは、
正直かなり違っている。
現実はもっと泥臭く、
「次の一手」をひたすら考え続ける、
終わりのない試行錯誤の連続。
組織の中にいた方が
楽だった部分がチラつくことも、
時折ある。
でも、後悔はしていない。
直近で取り組んでいるのは、
若い世代に対して、
麹・生甘酒の魅力をどう届けるか、ということ。
現代の感性に合う形の発信は、
40歳になったわたしには、
なかなかに至難の業。
ただ、広い層に届けるための挑戦は、
開業当時から続けてきていること。
若い人たちにも、きっと届く。
絶対に、生き抜く。
その意志が、わたしの支えになっている。
その「腰」を上げるだけでいい
「挑戦したいと思っている」
「挑戦しようと思っている」
そういう人は、きっと沢山いると思います。
今、あなたがもし、
そのために何かを学んでいる真っ最中だとしたら、
一度見つめ直してほしいことがあります。
「学び」が「ブレーキ」に
なっていませんか?
学ぶほどに、難しさに直面し、
重く腰を下ろしてしまっていませんか?
挑戦するということには、
確かに怖い面もあります。
だけど、もしかしたら
不安が大きくなっているだけで、
すでに「挑戦できる力」は
身に付いているかもしれませんよ。
知らぬ間に下ろしてしまった、その重い腰。
座り込んだ場所から
一歩向こうへ踏み出してみませんか?
『beyond』

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