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特許法 特許出願までの概要(フロー)

 特許出願までのフローは、大まかにいうと、以下の1から6の順で進みます。

1.狙う領域の検討

 最初に狙う領域を決めます。この領域とは、製品領域や技術領域です。
 例えば、私は「ソニックケア」という電動歯ブラシを使っていますが、「ソニックケア」の製品領域は、歯ブラシ、電動歯ブラシなどになると思います。

2.先行技術情報の収集

 狙う領域が決まったら先行技術情報を集めます。具体的には、特許情報の調査、論文調査、Googleを使ったweb公開情報の調査等です。

 例えば、他社製品の置換を狙う等、この段階で競合他社が決まっている場合には、その競合他社の情報も集めます。

3.収集した情報の整理

 先行技術情報が集まったら、集まった情報をを整理します。よく使われるのが、リスト化、マップ化、ツリー化等です。
 特許公報を分析するツール(ソフト)が使えるのであれば、最初は、そちらを使ったほうが楽です。

 ターゲットとする競合他社が決まっているのであれば、その競合他社の特許情報、プレスリリース、論文の内容は確認してください。また、競合他社の中長期計画などが発表されている場合、それも必ず確認してください。

4.他社動向の把握・推定、出願ポイントの決定

 収集して整理した情報に基づいて、他社の現状(他社事業展開の状況)を整理して把握します。

 ここからが難しいのですが、把握した他社の現状に基づいて、今後の他社の動向を推定(予測)します。そして、(i)他社の動向に合わせた場所か、(ii)他社の動向を回避した場所に出願ポイントを設定します。  

5.アイデア抽出、実際に行うであろう事業内容との擦り合わせ

 アイデア出し以降は色々な手法が知られていると思いますが、出願ポイントで、出せるだけアイデアを出します。出したアイデアと、行う(と思われる)事業内容が一致するように調整します。
 ここでは、特に、出願ポイントにおける発明の技術的なストーリーを確認してください。発明の技術的なストーリーが脆弱な(曖昧な)特許権は、頑張って特許権を確保しても、ライセンス交渉や、訴訟の場合には勝てないと思います。

6.出願

 最後に、調整された内容を出願します。

7.その他

 上述の1~6のフローは、いわゆる「知財戦略」の一部として説明されることが多いと思います。

 「知財戦略」は、自社事業の構造、自社保有技術の内容、競合の競争関係を整理して、自社の勝ちパターンを予想した後に実行すべきと思います。

 自社の勝ちパターンが描けない場合には、今は何もしないが正しい結論になる場合もあり得ます

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