見出し画像

自立語・付属語と文節の区切り方|古文入門【スライド付き】


【はじめに】

こんにちは、元高校教員Vtuberの寝待月ねむりです。
今回は「単語の分類」について、動画とスライドを使って解説していきます。

動画と連携しながら、復習や確認に使えるように本文とスライドをセットで掲載しています。1つずつ、ゆっくり確認していきましょう。

【▶動画はこちらから】

※内容はこの記事に沿って進行しています。

【今回の内容】

・自立語と付属語について
・活用について
・体言と用言について

【スライド+解説】

1 自立語と付属語について

自立語・付属語について

自立語はその単語だけで意味がわかるものです。
必ず文節の頭にきます。
一方、付属語はその単語だけでは意味がわからないものを指します。
必ず自立語よりも下につきます。
文節によっては、付属語が1つもないこともあるし、
逆に2つ以上くっつくこともあります。

例文を見ていきましょう。

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。

このうち、その単語だけで、意味がわかるものが自立語です。
一つ一つ見ていきましょう。

「今」…単体で意味が分かるため自立語。
「は」…単体では意味が分からないため付属語。
「昔」…単体で意味がわかるので自立語。
「竹取の翁」…単体で意味がわかるので自立語。
「と」…単体では意味が分からないため付属語。
「いふ」…単体で意味が分かるので自立語。
「者」…単体で意味が分かるので自立語。
「あり」…単体で意味が分かるので自立語。
「けり」…古文特有の表現なので、
     単体では意味がピンと来ませんよね。
     こういったものも付属語です。

こんな風に見分けていきます。

補足:自立語と付属語 文節を区切るとき

【補足】自立語と付属語 文節で区切る時

ここでポイント。
文節で区切るときは、自立語を見つけて、
その自立語の直前で、区切る
と確実です。
自立語は必ず文節の最初に来るからです。

これを踏まえて、例文を文節で区切っていきましょう。

今…自立語ですが、文の最初なので区切らなくてOK。
昔…自立語。直前にスラッシュ。
竹取の翁…自立語。直前にスラッシュ。
いふ…自立語。直前にスラッシュ。
者…自立語。直前にスラッシュ。
あり…自立語。直前にスラッシュ。

最後に「。」にスラッシュを入れれば完璧です。

2 活用について

活用について

単語には、「今」や「は」のように、
形が変わらないものがあります。
一方で「いふ」や「あり」のように、
文を言い切ったり、続けたりする場合に応じて、
形が変わるものもあります。

このように、文の中での役割や、
後に続く語によって形が変わることを
「活用」といいます。

そして、単語には、
活用する語活用しない語
2種類 があることに注意しましょう。

具体例を見ていきましょう。

たとえば「言ふ」は活用する語です。
文の形によって、次のように変わります。

言はず、言ひて、言ふ、言ふ者、言へども、言へ

後ろに続く言葉に合わせて、
形が変化していますね。

一方、「今」のような単語は、
文の中で使われても、形が変わることはありません。
こういった語は、活用しない語と呼ばれます。

3 体言と用言

体言と用言

まず、体言とは「名詞」のこと。
人や物の名前を表す単語を指します。
これは活用しない語です。
実体を表す言葉なので、「体言」と呼ばれています。

一方、用言は、「動詞」「形容詞」「形容動詞」のこと。
動作や心情、性質などを表す単語です。
こちらは活用する語です。
実体の持つ作用や状態を表すことから、「用言」と呼ばれています。

補足:体言・用言と主語・述語

補足:体言・用言と主語・述語

ここで少し補足です。

体言は、単独または付属語をつけて、主語の文節となります。
用言は、単独または付属語をつけて、述語の文節となります。

例文を見てみましょう。

「花 咲く。」

この文の主語にあたる「花」は、体言。
述語にあたる「咲く」は、用言です。

※動詞や形容詞、形容動詞などの品詞は第4回で解説します。

以上が、単語の分類についての基本的な説明になります。

【まとめ】

以上、「単語の分類」の解説でした。

単語の分類をしっかり理解すれば、
品詞の識別や文の構造も見えやすくなります。

次回の「品詞の解説」にも今回の内容が深くかかわってくるため、
しっかりおさらいしておきましょう。

次回は「品詞」について解説します。
お楽しみに!

【ご質問・ご感想はこちらへ】

コメント欄またはマシュマロ、X(旧Twitter)のハッシュタグ
#寝待月ねむり までお気軽に!

【教材データの配布】

本記事で使用しているスライドは、以下の形式で配布しています。
・PDF
・PowerPoint

本資料は、個人による学習や、授業や学習支援など
教育目的での使用を歓迎しています。
印刷・投影・授業内の配布、受講者・生徒に限定した共有は可能です。

PowerPoint版は、購入者ご本人が編集し、
印刷物やPDFに変換して授業内で使用できます。
教育目的での使用の範囲であればご自由にご活用ください。

オンライン授業などで使用する場合も、
受講者・生徒に限定した共有であればご活用いただけます。

ただし、PDF・PowerPointファイルそのもの、
または編集・変換したデータを不特定多数が
閲覧・取得できる形で公開すること、
インターネット上への無断転載、販売、改変データの配布・販売、
およびそれらに類する行為
固くお断りいたしします。

※追記(2026/4/17)

教材配布方針見直しにより、PowerPoint版は有料化しました。
PDF版は引き続き無料です。

・PDF版(印刷・閲覧向け)

・PowerPoint版(アニメーション付き)

授業・個別指導・家庭学習用に、
文字の追加・削除や順番の入れ替えをして使いたい方向けの
編集可能データです。

ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?