新年長になったら絶対にやるべきこと。合格に近づくための1年間の過ごし方
「いよいよ新年長になりました。これから何を優先すればいいのでしょうか?」
小学校受験を考えるご家庭にとって、新年長の一年は最も大切な時期です。
年中までは「受験の土台づくり」が中心でしたが、新年長からは志望校合格に向けた具体的な準備が始まります。
とはいえ、焦って勉強時間を増やしたり、習い事を詰め込んだりすることが正解ではありません。
大切なのは、「何を」「いつ」「どのように」進めるかを明確にすることです。
今回は、新年長の一年で必ず意識していただきたい5つのポイントをご紹介します。
① 新年長で見直したい生活習慣
受験が近づくと、ついペーパー学習ばかりに目が向きがちですが、まず見直していただきたいのは毎日の生活です。
小学校受験では、生活そのものが評価の土台になります。
例えば、
朝は決まった時間に起きる
自分で身支度を整える
脱いだ靴をそろえる
ハンカチ・ティッシュを忘れずに持つ
食事のマナーを身につける
きちんと挨拶をする
これらは当たり前のように思えるかもしれません。
しかし、行動観察や面接では、普段の生活が自然と表れます。
また、新年長では「最後までやり切る力」も意識しましょう。
少し難しい問題でも途中で諦めず取り組む。
片付けを最後まで行う。
約束を守る。
先生のお話をよく聞く。
こうした経験の積み重ねが、試験本番での粘り強さにつながります。
② 志望校選びを本格化させるポイント
新年長になったら、志望校はできるだけ具体的に考え始めましょう。
「有名だから」「周りが受けるから」という理由だけで学校を選ぶのはおすすめできません。
まず考えたいのは、
「わが子に合う学校はどこか」
という視点です。
教育方針は学校ごとに大きく異なります。
自由な校風を大切にする学校。
礼儀や規律を重視する学校。
探究学習に力を入れる学校。
伝統を大切にする学校。
お子さまの性格や家庭の教育方針と合っているかを考えることが重要です。
そのためには、学校説明会や公開行事へ積極的に参加しましょう。
パンフレットだけでは分からない雰囲気があります。
先生方の話し方。
子どもたちの表情。
校内の空気感。
実際に足を運ぶことで、「この学校なら安心して6年間通わせたい」と思える学校に出会えることがあります。
実際に私は新年中の頃から、合わせて約30校程の学校見学・説明会に足を運びました。
受験は合格がゴールではありません。
入学後に親子が幸せに過ごせる学校を選ぶことが何より大切です。
③ 家庭学習の進め方とペース配分
新年長になると、家庭学習の重要性はさらに高まります。
とはいえ、長時間机に向かわせることが目的ではありません。
おすすめは、
「毎日続ける習慣」を最優先にすることです。
例えば、
ペーパー学習
巧緻性(はさみ・折り紙・制作)
絵画
運動
絵本の読み聞かせ
会話や口頭試問
これらをバランスよく取り入れていきます。
ペーパーは1週間分をトータルで数えるようにし、300枚を目標にしていました。
一日にすべてを完璧に行う必要はありません。
曜日ごとに内容を変えてもよいでしょう。
また、新年長になると「できないこと」が目立つ時期でもあります。
しかし、そのたびに叱ってしまうと、子どもは受験そのものが嫌になってしまいます。
「昨日よりできたね。」
「頑張って考えたね。」
結果だけではなく、努力を認める声かけを意識してください。
子どもの自信は、親の言葉によって育ちます。
④ 模試や学校説明会をどう活用するか
模試は、順位を競うためだけのものではありません。
本当の目的は、
「現在地を知ること」です。
どの分野が得意なのか。
何が苦手なのか。
時間配分はどうか。
初めての場所でも落ち着いて取り組めるか。
これらを確認できる貴重な機会です。
結果が思うようでなかったとしても、一喜一憂する必要はありません。
大切なのは、その後の見直しです。
「なぜ間違えたのか。」
「次はどう改善するか。」
そこまで行って初めて模試を受けた意味があります。
一方、学校説明会も非常に重要です。
説明を聞くだけではなく、
校内の雰囲気
在校生の様子
保護者の雰囲気
通学時間や通学経路
なども確認しておきましょう。
志望理由を書く願書や面接では、実際に見聞きした経験が説得力につながります。
⑤ 試験本番から逆算した1年間のスケジュール
新年長では、「今月何をするか」だけではなく、「試験本番から逆算して考える」ことが重要です。
まずは試験本番までのロードマップを作ってみましょう。
例えば、秋に試験がある場合は、
春(3〜5月)
生活習慣を整えながら、基礎力を固める時期です。
志望校を絞り込み、学校説明会への参加も始まります。
初夏(6〜7月)
苦手分野を把握し、家庭学習を見直します。
模試も積極的に活用し、本番を意識した練習を始めます。
夏休み(7〜8月)
最も成長しやすい時期です。
生活リズムを崩さず、ペーパーだけでなく運動・制作・行動観察もバランスよく取り組みましょう。
親子ともに疲れが出やすい時期でもあるため、適度な息抜きも必要です。
我が家は息抜きに旅行にも行きました。
秋(9〜10月)
新しいことに手を広げるよりも、これまで積み重ねてきた内容を確認する時期です。
まだまだ伸びる時期です。一喜一憂せず、毎日を丁寧に過ごしましょう。
生活リズムを整え、自信を持って試験当日を迎えられるよう準備します。
おわりに
新年長は、「受験勉強を頑張る一年」ではありません。
親子で力を合わせ、受験本番に向けて準備を整える一年です。
生活習慣を見直し、志望校を決め、家庭学習を継続し、模試や学校説明会を上手に活用する。
そして、試験日から逆算して計画的に進める。
この積み重ねが、お子さまの自信となり、当日の落ち着いた姿につながります。
小学校受験は、子ども一人だけで挑むものではありません。
保護者が焦らず、冷静に寄り添うことが、お子さまにとって何よりの支えになります。
一年後、「この受験を経験して本当に良かった」と親子で笑顔になれるよう、今日できることから一歩ずつ始めていきましょう。
次回予告
新年長になると、「何をすればいいか」は見えてきます。
しかし、多くのご家庭が悩むのが夏休みの過ごし方です。
「夏は受験の天王山」とよく言われますが、ただ勉強時間を増やせばよいわけではありません。
限られた時間をどのように使うかで、お子さまの成長も、ご家庭の受験生活も大きく変わります。
次回のNoteでは、
**「夏休み、合格する家庭はどう過ごしている?」**をテーマに、
夏休みに身につけたい生活リズム
ペーパー・巧緻性・運動の効果的な取り組み方
夏だからこそ経験したい体験学習
親が気をつけたい声かけやメンタルサポート
夏休み明けに大きく伸びる家庭の共通点
について、具体例を交えながら詳しくお伝えします。
夏休みは、お子さまの力を大きく伸ばせる貴重な期間です。
焦るのではなく、親子で充実した時間を積み重ねるためのヒントをお届けします。
ぜひ次回もご覧ください。
