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#小説
#創作
#フィクション

-ねぇ、あんた。
-うん。

山澤は、3人の子供の
お父さんになっていた。

そして、横三つ編みの
ような髪型をしている
関西弁の優しい
奥さんが、テーブルに
座った。

-過去に、好きな人
おったことあるん~?

-なんや、急に(笑)

そして、山澤は、
煮物を食べながら一言。

-過去に好きな人、おらんよ
、、。

山澤は、過去のことを、
真理子のことを、
家族に言うつもりは
なかった。
本気で好きだった人
だからこそ、
そう簡単に、
真理子のことを
言うつもりはなかった。
山澤は、今を
大切に生きていた。

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数年前 山澤  32歳。
-山澤。
-ん?
-ヤマスギさん(ボソッ)

勤務終わり、山澤は、
同僚の巡査に、
そう言われた。
小さな声で。

-その苗字を聞くだけで、
胸が、ぎゅーって
なるんっすよ、、、
ほんま、、。

山澤 独身時代、山澤は、
真理子のことが好きだった。

-山澤って、、、、
ヤマスギさんのこととか、
同じ巡査の悪口、
言っとるとこ、
みたことない(笑)

-やって、同じ巡査もそやし
、、、〇〇巡査。
やますぎ まりこ
のこと、悪く言えませんよ、、
あんな、、、
優しい心持っとって、
裏表がなくて、そのままで、
あの、下の名前、
お父さんが名付けた
らしいんっすよね、、
変に呼び捨ても出来へんし、、
やから、プライベート
の時、変に呼び捨てにせんと、
ちゃんと、まりちゃんって
言ってます(ボソッ)

当時は、1950年代の時代。
人の温かさが
溢れてた時代だった。

-山澤、通る。
横。

-申し訳ございません。
澤田さん。

大きな荷物を持った
澤田は、後ろを振り返った。

-山澤って、、、(笑)
結婚とかしたら、
本当に家族想いの
いい旦那になりそう(笑)
ふふ(笑)

そう言いながら、
澤田は、上司から頼まれた
荷物を、運んで、
去っていった。

-ほんまに、、、
山澤が、人の悪口
言いよるとこみたこと
ないしー、ヤマスギさん
のことも、悪く言いよるん
見たことないしー(笑)
山澤って(笑)
同い年の巡査にも、
すみませんとか、
申し訳ございませんとか、
めちゃめちゃ
丁寧語使いよるやーん(笑)
優しいわ(笑)山澤(笑)

-〇〇巡査。
あくまで僕の考えかた
やけど、
小さい頃から、
そんな、裕福な
家庭やなくて、、、
ほんで、
母親が沖縄出身で、
ほんで、ちっちゃな頃から
母親に、
-悪口は言ったらいけん。
-しんどい思いしとる
人がおったら、優しく
しなさい。
-人のことを
ちゃんと見て、
噂や偏見だけで
判断せず、人のことを
ちゃんと見て、
接しなさい。

-虐める人間には
なったらいかん。
人に優しい人間に
なりなさい。

って、母親が、
よう、僕に言ってくれて、、

一度きりの人生、
人が負担になるような
変な作り話を流したり、
上司の前だけ良い顔
するのではなく、、
人に優しくするとか、
辛い気持ち抱えとる人の
気持ちを考えるとか、
相手の立場に立って
考える、とか、
そういう、
,良い得,を
積んで生きていこうと
思って生きてます。


-お前、結婚とかしたら、
まじで優しい父親
になりそう(笑)
奥さんとかにも、
まじで怒らなさそう(笑)

てか、お前が
怒っとるとこ、
見たことないわ(笑)

-、、、怒ったって、
何のええことも
ないっすよ、、、
ほんま、、、。/山澤


数年後。

-パパ~、これ、
半分写真切れとるん
なんでなーん?

子供が、山澤の
本棚に置いてあった
箱から見つけた。

-、、間違えて、
半分切ってしまった(笑)

-あははは!(笑)/子供

-、、、、。/山澤

それは、桜が満開の
石手川で撮った、
真理子 16歳。
山澤 22歳の時の
写真であり、
山澤は、まりこの
とこだけ切って、
ほんで、古びた建物の
実家の部屋に、
花柄の布に包んで、
そっと、実家の
部屋に置いてある箱に
しまっていた。

山澤は、真理子のことを
家族に言うつもりは
なかった。

本当に大切な人
だったからこそ、
真理子のことを
簡単に言えなかった。

山澤は、
本当に優しい人だった
、、、。
怒らない、
人の悪口を言わない、
キツくない、
山澤は、優しい人であり、
広い心を持っており、
山澤は、真っ直ぐで
優しい心を持っていた。
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