魂のハグ「一口食べれば説明はいらない」100商談の末におじさん2人が店頭で抱き合った日
ついに、この時が来た
私たちが命をかけて育て、準備してきた「チャンピオンマンゴー」の第一弾が、無事に日本の地に到着いたしました。
昨年とは比べものにならない、100商談以上を重ねて泥臭く広げてきた新しい販路。
ずっと楽しみに待ってくださっていた予約販売のお客様。
これからお店に並べてくださる納品先のお客様。
「まずは味を見てからだ」と真剣勝負を挑んでくださったバイヤーの皆様。 そして、私たちの想いに共感してくれたインフルエンサーの方々。
すべての方の手元に、今年の第一弾が届く。
それは私にとって、期待して信じて待ってくれた皆様への「答え合わせ」のような、心臓が飛び出るほど緊張する瞬間でもありました。

でも、怖さは不思議とありませんでした。 なぜなら、品質には絶対的な、傲慢なほどの自信があったからです。
「食べていただければ、説明は一切いらない。すべてが、その一口でわかる」
ただその思いだけで、静かに皆様からの連絡を待っていました。

そして「答え合わせ」の瞬間
納品初日。私の携帯電話は、文字通り「鳴りっぱなし」になりました。
これまで生きてきて見たことのないような通知の嵐。画面は常に光り続け、あっという間に充電がゼロになる。 恐る恐るメッセージを開いた私を待っていたのは、涙が出るような言葉の数々でした。
「今まで生きてきて、こんなに美味しいマンゴー食べたことないです!」 「正直、名前負けしてると思って期待してなかった。でも、チャンピオンの意味が本当によく分かった」
「すぐに取引を開始させてください。納品は最短でいつからいけますか!?」
「今、発注書をお送りいたしました。確保をお願いします!」
注文してくださったお客様からは、溢れんばかりの喜びと感謝のメール。
納品先の店舗からは、慌てたような追加注文の電話。
サンプルを食べてくれたお客様からは注文が殺到し、インフルエンサーの皆さんは「美味しすぎる!」と驚きの声を上げ、次々にSNSでその感動を拡散してくれました。

まるで狐につままれたような、嘘のような出来事の連続。
でも、コネもルートもないところから、スーパーのランキングを見て1本ずつ飛び込み電話をかけ、一歩一歩がむしゃらに想いを伝え続けてきた、あの泥臭い日々の結果が今、こうして目の前に現れたのだと確信できた瞬間でした。
花が咲く今だからこそ、心に言い聞かせること
ただ、喜ぶのは一瞬です。
ここからが本当の、一番の勝負どころ。 せっかく繋がった一人ひとりのお客様に、どれだけ誠実に対応し、この感動を続けていけるか。ここで手を抜いたら、これまでの努力のすべてが意味を失います。
現在、私は朝から夜まで、すべてのお客様の対応に追われる怒涛の毎日を送っています。 肉体的な疲労はピークで、脳みそが回らない瞬間もある。辛くて、大変で、目が回りそうな毎日です。
だけど、なぜだか、めちゃくちゃ楽しい
自分が泥にまみれながら必死にまいてきた様々な種が、いま蕾(つぼみ)となり、目の前で美しい花を咲かせようとしている。
その景色を見られることが、嬉しくてたまらない。
だからこそ、今の自分に強く言い聞かせています。
「忙しい時こそ、より慎重に。確認を何度も繰り返し、優先順位をつけ、絶対に目の前のお客様を裏切らない丁寧な対応をしていく」
とにかく今はそれだけを胸に、目の前のことに一生懸命向き合っています。
相棒とのハグ、そして人生最高のビール
そして、もう一つの大きな挑戦である「店頭試食販売会」もスタートしました。 伊勢丹百貨店、クイーンズ伊勢丹、大野屋、リブレ京成、成城石井、東急ストアなど、昨年は様々な事情で実施できなかった憧れのステージです。
6月中に、無人試食を含めて【計90回以上】を実施するという、私たちにとって過去最大スケールの巨大プロジェクト。その第一弾が、6月5日から幕を開けました。
売り場の位置、目を引く販促グッズの作成、どうすれば商品の魅力が伝わるか……何ヶ月も前からバイヤーの皆様と幾度も打ち合わせを重ね、本当に素晴らしいステージを作っていただきました。 我が子のように大切に育ててきたチャンピオンマンゴーを、日本最高峰の舞台に並べ、皆様にお披露目する時が来たのです。
私は、今の時期は本来なら産地(台湾)から離れられないはずの、大切なビジネスパートナーであるEasonを「頼むから日本に来てくれ!」と無理やり呼び寄せました。そして土日の2日間で、2人で一気に15店舗以上の売り場を駆け回りました。
お店に入ると、一番良い場所に、私たちのチャンピオンマンゴーが誇らしげに並んでいる。 そして、イベント2日目にもかかわらず、棚の商品が驚くほど減っている。

売り場の前で、私は思わずEasonと強く抱き合いました。 周りから見れば、おじさん同士のハグなんて気持ち悪いものだったかもしれません(笑)。だけど、言葉の壁も国境も超えて、お互いが注いできた愛情が、最高の「結果」として実を結んだことを爆発させ合った、最高の瞬間でした。


その夜、クイーンズ伊勢丹の社長、本部長、青果部長の皆様との会食という、これまた熱い機会をいただきました。
私たちの「実力」、これまでの「努力」、そして力を貸してくださった皆様の「協力」。すべてがパズルのピースのようにカチッと噛み合い、お互いに同じ高い目標に向かって乾杯したあのビールの味は、間違いなく私の人生で一番美味しいビールでした。 ビールの心地よい苦味の中に、関わってくれた人たちの温かい人間味が溶け込んでいて、最高に胸が熱くなりました。

第2弾、始まります。
そして早くも、試食販売会の【第二弾】が、6月11日(木)から始まります!
今回は、伊勢丹百貨店、クイーンズ伊勢丹、東急ストア、プレッセプレミアム、フレル、ファーマーズマーケットうすい、ロシナンテなどの各販路で開催いたします。 お近くにお越しの際は、ぜひ店頭に立ち寄っていただき、大きく贅沢にカットされた、台湾の情熱そのもののチャンピオンマンゴーをご堪能ください。
実は、今年亡くなった大好きなばーちゃんが、生前に私に遺してくれた大切な言葉があります。
「欲張りをするのではない。誠実に、しっかりみんなを幸せにしなさい」
これまでの私たちの泥臭い行いが、今のありがたい結果を呼んでくれたのだと思います。 だからこそ、結果が出たからといって調子に乗るのではなく、むしろこれまで以上に行い方、向き合い方を誠実に変えていく。すべてはそこからだと信じています。
ばーちゃんの言葉をしっかりと心の真ん中に刻み込んで。
皆様に本物の美味しさと幸せをお届けするため
笹子の挑戦は、これからも続きます
