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『好き』はたった2文字じゃ語れない。

「好き」
たった2文字の言葉。
短い言葉なのに、その中には2文字では収まりきらないくらいたくさんの意味がある気がします。

恋愛の“好き”
友達への“好き”
家族への“好き”
推しへの“好き”

全部同じ“好き”と表現されるのに、その中身は少しずつ違います。だから私は、“好き”という言葉をずっと不思議に思っていました。

どんな感情が、恋愛の“好き”なんだろう。
そんなことを考えるようになったのはいつだったかは覚えていません。でも、気づけば何年もその答えを探し続けているんだと思います。
恋愛映画を観ても。
小説を読んでも。
友達の恋愛話を聞いても。
「好きだから付き合う。」
その言葉を聞くたびに、私は少し立ち止まってしまいます。

“好き”って、どんな気持ちなんだろう。

私には、“好き”という感情がないわけではありません。むしろ、人を好きになることはたくさんあります。

大好きな推しもいます。大切な友達もいます。もちろん家族のことも大切に思っています。でも、それぞれに向ける“好き”は、少しずつ違う気がします。違うはずなのに、その違いを私は上手く説明できません。
推しへの“好き”は、恋愛なんだろうか。
友達への“好き”とは、何が違うんだろう。
家族への“好き”とは、何が違うんだろう。
考えれば考えるほど、分からなくなっていきます。
だから最近は、「恋愛の“好き”が分からない」というより、「好きの種類が分からない」のかもしれないと思うようになりました。
“好き”という感情はあります。
でも、それが
恋愛なのか。憧れなのか。尊敬なのか。信頼なのか。友情なのか。
その境界線が、私には見えません。“好き”という一つの言葉に、いくつもの感情が詰め込まれているからなのかもしれません。“好き”という言葉以外にこれらの感情を表現する言葉があれば、こんなに悩むことではなかったのかもしれません。

私は、人との関係に順位をつけることもあまり得意ではありません。
友達も大切。
家族も大切。
恋人も、きっと大切。
でも、それは比べるものではなく、それぞれ向いている方向が違うだけだと思っています。だから、「どれが1番?」と聞かれても、上手く答えられません。

どれも大切だから。
その“大切”は、全部違う形をしているから。

もしかしたら私は、“好き”の大きさではなく、“好き”の種類を考えているのかもしれません。
だからこそ、恋愛の”好き”が分からなくなる。

このシリーズでは、そんな私がずっと考えてきた”好き”について、一つずつ言葉にしてみようと思います。
推しに向ける“好き”
友達に向ける“好き”
恋愛に向ける“好き”
そして、自分自身に向ける“好き”

同じ“好き”という言葉なのに、どうしてこんなにも意味が違うのか。
まだ答えは見つかっていません。
でも、だからこそ、考え続けてみたいと思います。

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農家のひとりごと。 記事を気に入っていただけたら、コーヒー一杯ごちそうするような気持ちでチップをいただけると嬉しいです。 いただいたチップは、畑に向かう日々と次の言葉を見つけるために使わせていただきます。