親の安心の上でこそ、子どもは育つ。——のびしろ育児という考え方
私は、22年の子育てと24年の教員経験の中で、
ある一つの確信にたどりつきました。
子どもが伸びていく土台は、
親の安心にある、ということ。
そして、親が子どもの育ちに安心できたとき、
親自身もまた、自分の人生に目を向けられるようになるということです。
20歳で成人になると考えると、子育ては20年も続きます。
その20年を、
子どものために自分を後回しにし続ける時間にしてほしくない。
子どもには、子ども自身の人生があります。
でも、親にも親の人生があると思うのです。
のびしろ育児は、
子どもを伸ばすためだけの育児法ではありません。
親が安心し、
「この子は大丈夫だ」と心から思えるようになるための育児法です。
その安心は、根拠のない楽観ではありません。
甘やかしでも、放任でもありません。
子どもが自分で決め、挑戦し、失敗しながらも前に進める力――
つまり「地頭」が育っているという確信。
そして、
その子らしくのびのびと生きているという実感。
その二つが感じられたとき、
親は心から安心することができます。
のびしろ育児は、
不安からではなく、
親が安心した上で関わることができる状態を目指します。
だからこそ大切にしている考え方は、
年齢で区切らず、その子の発達段階を見ること。
急がせるのではなく、土台を整えること。
評価するのではなく、育つ力を信じること。
その子を見つめて、
その子にあった関わりを重ねれば、
子どもののびしろは、自然と広がっていきます。
そしてのびしろ育児が最終的に目指すのは、
親子が一緒に幸せになること。
子どもが自分の人生を生き、
親もまた、自分の人生をあきらめない。
努力や工夫を重ねながら、
家族みんなが笑顔で未来を育てていく。
それが、のびしろ育児です。
「この子は大丈夫」と思える子育てを、
一緒に考えていけたらうれしいです。
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