【株主優待】KPPグループホールディングス(9274)
【株主優待】KPPグループホールディングス(9274)図書カードが年2回へ拡充!397円で買った100株は約2.8倍に
KPPグループホールディングス(9274)から、株主優待の図書カードが届きました。
保有しているのは、のびたです。
今回いただいたのは、1,000円分の図書カード。
「紙でつなぐ、未来をつくる」
という会社らしいデザインになっています。
図書カードなら、近くの書店で本や子どものドリルなどを買うのに使えます。
有効期限を気にする必要もなく、使えるお店も多い。
株主優待としては、かなり使いやすい部類です。
しかも、2026年7月21日には、株主優待制度の拡充が発表されました。
これまで年1回だった1,000円分の図書カードが、今後は年2回いただけます。
年間2,000円分へ倍増です😊
さらに同じ日には、
・株主優待の拡充
・自己株式取得枠の倍増
・自己株式300万株の消却
・政策保有株式の売却目標引き上げ
も発表されました。
KPPグループホールディングスさん、7月21日は株主還元の大サービスデーでした(笑)

KPPグループホールディングス(9274)とは
KPPグループホールディングスは、紙や板紙、パルプなどを取り扱う専門商社グループです。
もともとの社名は「国際紙パルプ商事」。
現在は持株会社体制となり、KPPグループホールディングスという社名になっています。
国内だけでなく、欧州、米州、アジアパシフィックなど、世界各地で事業を展開しています。
主な事業は、次のとおりです。
・印刷用紙や情報用紙などのペーパー事業
・段ボール原紙や紙器用板紙などのペーパーボード事業
・包装資材を扱うパッケージング事業
・屋外看板や広告用素材などのビジュアルコミュニケーション事業
・古紙やパルプなどの製紙原料事業
・不動産賃貸事業
私たちの生活では、新聞や雑誌などの印刷用紙は減少しています。
一方で、ネット通販の普及による段ボール、食品や日用品の包装資材、店舗や屋外広告に使われる素材などには需要があります。
KPPグループは、従来の紙を売る事業だけに頼らず、パッケージングやビジュアルコミュニケーションなどへ事業領域を広げようとしています。
KPPグループホールディングス公式サイト
のびたは397円で100株購入しました
のびたの保有状況は、次のとおりです。
・保有者:のびた
・保有株数:100株
・購入価格:1株397円
・投資金額:3万9,700円
・2026年7月27日終値:1株1,112円
・時価評価額:11万1,200円
・評価益:7万1,500円
・騰落率:プラス180.10%
購入価格397円に対して、7月27日の終値は1,112円。
1株当たり715円上昇しています。
100株保有しているので、現在の含み益は、
715円×100株=7万1,500円
です。
投資した金額は3万9,700円。
現在の時価評価額は11万1,200円なので、株価は買値の約2.8倍になりました。
これまで配当金と図書カードもいただいています。
3万9,700円で購入した株が11万円を超え、さらに毎年配当金と株主優待を運んでくれる。
ありがたい優待株に育ってくれました😊
年間配当は40円
KPPグループホールディングスの2027年3月期予想年間配当は、1株40円です。
内訳は、
・中間配当:20円
・期末配当:20円
・年間配当:40円
となっています。
のびたは100株保有しているので、年間配当金は税引前で、
40円×100株=4,000円
になる予定です。
購入価格に対する配当利回り
40円÷397円×100=10.08%
7月27日終値に対する配当利回り
40円÷1,112円×100=3.60%
現在の株価に対する予想配当利回りは3.60%。
これだけでも悪くありません。
しかし、のびたの購入価格に対する配当利回りは、なんと10.08%です。
100株の購入金額は3万9,700円。
年間配当金は4,000円なので、単純計算では約10年分の配当で購入代金に相当します。
もちろん、将来も40円配当が続く保証はありません。
それでも、買値に対して年間10%を超える配当をいただける状態は、長期保有株ならではの楽しみです。
図書カードが年1回から年2回へ拡充
これまでの株主優待は、毎年3月末時点で100株以上を保有する株主に、1,000円分の図書カードが贈られる制度でした。
変更前
・対象株主:100株以上
・基準日:毎年3月末
・優待内容:図書カード1,000円分
・優待回数:年1回
これが、2026年7月21日に拡充されました。
変更後
・対象株主:100株以上
・基準日:毎年3月末と9月末
・優待内容:各1,000円分の図書カード
・優待回数:年2回
・年間優待額:合計2,000円分
新制度は、2026年9月末時点の株主名簿に記載・記録された株主から適用されます。
つまり、2026年9月末に100株以上保有していれば、新制度による最初の図書カードをいただけます。
さらに、2026年9月分は、人気キャラクター「クレヨンしんちゃん」のデザインを予定しているそうです。
みうちゃん、かなくん、きーきーも喜びそうですね😊
KPPグループホールディングス・株主優待制度

優待を含めた総合利回りは?
今後は、100株保有で年間2,000円分の図書カードをいただける予定です。
年間配当金4,000円と合わせると、年間の株主還元は、
・年間配当金:4,000円
・株主優待:2,000円分
・年間合計:6,000円相当
となります。
購入価格に対する総合利回り
6,000円÷3万9,700円×100=15.11%
7月27日終値に対する総合利回り
6,000円÷11万1,200円×100=5.40%
のびたの買値に対する総合利回りは、なんと15.11%です。
現在の株価で新たに100株購入した場合でも、配当と優待を合わせた総合利回りは5.40%になります。
ただし、図書カードを額面どおり利用できることを前提にした計算です。
わが家の場合、本や子どものドリルは買うので、ほぼ現金と同じように使えます。
本を買えば、子どもの頭に配当が積み上がります。
パパのお腹に積み上がる外食優待より、将来性があるかもしれません(笑)
2026年3月期は減収減益
株主優待拡充はうれしいニュースですが、直近の業績は少し注意が必要です。
添付していただいた2026年3月期決算短信と決算説明資料を確認しました。
2026年3月期の連結業績は、次のとおりです。
・売上高:6,503億6,800万円(前期比2.9%減)
・営業利益:100億7,500万円(前期比25.6%減)
・経常利益:61億7,500万円(前期比36.4%減)
・親会社株主に帰属する当期純利益:56億1,800万円(前期比29.7%減)
売上高は2.9%減。
営業利益、経常利益、最終利益はいずれも大幅な減益となりました。
主な原因は、世界各地でグラフィック用紙の需要が減少したことです。
欧州や中国などでは紙の販売価格も下落し、ペーパー事業の収益が悪化しました。
紙の専門商社にとって、デジタル化による印刷用紙需要の減少は避けにくい課題です。
短期的な景気の問題だけではなく、事業構造そのものが変化しています。
紙の減少を包装資材などで補えるか
すべての事業が悪かったわけではありません。
2026年3月期は、
・パッケージング事業
・ビジュアルコミュニケーション事業
が成長しました。
アジアパシフィック地域では、食品や小売向けの包装資材が好調でした。
欧州や米州では、M&Aで取得した会社が業績に貢献しています。
屋外看板や店舗用パネル、広告用素材、印刷機などを扱うビジュアルコミュニケーション事業も伸びました。
従来型の印刷用紙は減少する。
一方、ネット通販や食品向けの包装資材、店舗や広告に使われる素材は伸びる可能性がある。
今後のKPPグループを見るうえでは、紙の需要減少だけでなく、成長分野への事業転換がどこまで進むかが重要です。
2027年3月期は増収・営業増益を予想
会社が発表した2027年3月期の連結業績予想は、次のとおりです。
・売上高:7,100億円(前期比9.2%増)
・営業利益:110億円(前期比9.2%増)
・経常利益:65億円(前期比5.3%増)
・親会社株主に帰属する当期純利益:50億円(前期比11.0%減)
・予想年間配当:40円
売上高、営業利益、経常利益は増加を見込んでいます。
M&Aで取得した海外企業の業績が加わるほか、パッケージング事業とビジュアルコミュニケーション事業の成長を見込んでいます。
一方、最終利益は56億1,800万円から50億円へ減少する予想です。
2026年3月期に計上した特別利益がなくなることが主な理由なので、本業の営業利益が増えるかを確認したいところです。
また、会社は中東情勢の影響が不透明であることも注意点として挙げています。
海外売上の大きな会社なので、
・為替変動
・海外景気
・地政学リスク
・金利上昇
・紙やパルプの市況
などの影響を受けます。
配当は36円から40円へ増配予定
KPPグループホールディングスの年間配当は、
・2025年3月期:34円
・2026年3月期:36円
・2027年3月期予想:40円
と増加しています。
2027年3月期の予想配当性向は51.4%です。
会社の配当方針は、
・連結配当性向30%を目安
・DOE3.0%を下限
としています。
DOEは、会社が持つ株主資本に対して、どれだけ配当を出しているかを見る指標です。
利益が一時的に減少した場合でも、一定水準の配当を維持しやすくなる方針です。
ただし、今期の予想配当性向51.4%は、目安の30%を上回っています。
40円配当を長く続け、さらに増配するためには、本業の利益を伸ばす必要があります。
優待拡充と増配はうれしいですが、利益の成長が伴っているかは今後も確認したいと思います。
財務面は少し注意が必要
2026年3月期末の財務状況は、次のとおりです。
・総資産:3,747億800万円
・純資産:894億5,400万円
・自己資本比率:23.9%
・1株当たり純資産:1,435円9銭
・現金及び現金同等物:126億3,000万円
・営業キャッシュ・フロー:198億1,400万円
自己資本比率は23.9%です。
商社は商品の仕入れや売掛金のために負債が大きくなりやすいとはいえ、財務が非常に強い会社とはいえません。
会社は自己資本比率を20%から25%の範囲に保ちながら、有利子負債も活用してM&Aや成長投資を進める方針です。
営業キャッシュ・フローは198億円のプラスでした。
本業から現金を生み出せている点は安心材料ですが、今後もM&Aに多額の資金を使う計画です。
買収した会社が予定どおり利益を生み出せるかが重要になります。
2028年3月期に営業利益200億円を目指す
第4次中期経営計画では、2028年3月期に次の目標を掲げています。
・営業利益:200億円
・EBITDA:320億円
・ROE:8.0%以上
・ROIC:WACCを上回る
・自己資本比率:20%から25%
・連結配当性向:30%を目安
・DOE:3.0%を下限
2026年3月期の営業利益は100億7,500万円。
2027年3月期予想は110億円です。
2028年3月期の目標200億円を達成するには、今後かなり大きく利益を伸ばさなければなりません。
会社は、M&Aを中心とした成長投資に3年間で最大500億円を使う計画です。
目標達成のためには、
・利益率の低い紙事業への依存を下げる
・包装資材事業を伸ばす
・ビジュアルコミュニケーション事業を拡大する
・海外の買収企業との相乗効果を出す
・ECやDXを進める
ことが必要です。
目標は意欲的ですが、2026年3月期は減益でした。
2027年3月期の営業利益予想も110億円なので、200億円までの道のりは簡単ではありません。
自社株買いの上限を72億円へ倍増
2026年7月21日には、自己株式取得枠の拡大も発表されました。
変更前
・取得株数:上限300万株
・取得金額:上限36億円
・取得期間:2026年11月30日まで
変更後
・取得株数:上限600万株
・取得金額:上限72億円
・取得期間:2027年3月31日まで
取得株数、取得金額ともに2倍へ拡大されました。
上限600万株は、自己株式を除いた発行済株式数の9.6%に相当します。
かなり大きな規模です。
自社株買いによって市場に出回る株式が減れば、1株当たり利益や1株当たりの価値を押し上げる効果が期待できます。
ただし、これはあくまで取得できる上限です。
必ず600万株、72億円分を買うと確約したものではありません。
実際にどこまで買い付けるかを確認する必要があります。
自己株式300万株を消却
同じ7月21日には、会社が保有している自己株式300万株の消却も発表されました。
・消却株式数:300万株
・消却前の発行済株式総数に対する割合:4.46%
・消却予定日:2026年8月31日
・消却後の発行済株式総数:6,424万4,284株
自社株買いだけでなく、保有している自己株式を実際に消却する方針を示したことは、株主にとって前向きな材料です。
自社株買い、株式消却、優待拡充。
会社が株主還元を強く意識していることが伝わります。
政策保有株式の売却目標も引き上げ
会社は、取引先との関係維持などを目的に保有する政策保有株式の売却も進めています。
2028年3月期までの売却目標を、
50億円から70億円へ引き上げました。
2026年3月期には、すでに約27億円を縮減しています。
政策保有株式を売却して得た資金は、
・M&A
・DXの推進
・人的資本への投資
・株主還元
などに配分する方針です。
昔から持っている取引先の株をただ保有し続けるのではなく、売却して成長投資や株主還元に回す。
資本効率を高める取り組みとして評価できます。
現在の株価は安いのか?
7月27日終値1,112円と会社予想を使って計算すると、おおよその株価指標は次のとおりです。
・2027年3月期予想1株利益:77円82銭
・予想PER:約14.3倍
・2026年3月期1株当たり純資産:1,435円9銭
・PBR:約0.77倍
・予想配当利回り:3.60%
・優待込み総合利回り:5.40%
PBRは1倍を下回っています。
数字だけを見れば、極端に割高な株価ではありません。
一方、株価はのびたの購入価格397円から約2.8倍に上昇しています。
7月21日に発表された優待拡充や大規模な自社株買いへの期待も、株価にある程度織り込まれている可能性があります。
今後は、株主還元の強化だけでなく、本業の利益が回復するかが重要です。
KPPグループの魅力と注意点
現状を整理します。
魅力
・100株から株主優待をいただける
・図書カードが年1回から年2回へ拡充
・年間配当は36円から40円へ増配予定
・現在株価での優待込み総合利回りは5.40%
・自社株買い枠を上限72億円へ倍増
・発行済株式の4.46%に当たる自己株式を消却
・政策保有株式の売却目標を70億円へ引き上げ
・PBRが1倍を下回る
・パッケージング事業に成長余地がある
・海外M&Aによる成長が期待できる
注意点
・2026年3月期は減収減益
・営業利益は前期比25.6%減
・経常利益は前期比36.4%減
・グラフィック用紙の需要減少が続いている
・自己資本比率は23.9%
・海外事業は為替や地政学リスクの影響を受ける
・M&Aが計画どおり利益につながるとは限らない
・2028年3月期の営業利益200億円目標は高いハードル
・予想配当性向は51.4%
・自社株買いは上限まで実施されるとは限らない
株主還元については、かなり前向きです。
一方、本業では、紙需要の減少という大きな課題を抱えています。
株主優待と自社株買いだけを見るのではなく、パッケージングなどの成長分野で利益を伸ばせるかを確認したい会社です。
のびたは100株を継続保有します
のびたは、KPPグループホールディングスを1株397円で100株購入しました。
投資金額は3万9,700円。
7月27日の終値は1,112円なので、現在は7万1,500円の含み益です。
購入価格に対する配当利回りは10.08%。
拡充後の株主優待まで含めた総合利回りは15.11%になります。
・株価は買値の約2.8倍
・年間4,000円の配当金
・年間2,000円分の図書カード
・自社株買い枠は最大72億円
・自己株式300万株を消却予定
ここまで育った100株を、今すぐ売却する理由は見当たりません。
直近決算は減収減益なので、業績面を手放しで喜ぶことはできません。
それでも、投資金額3万9,700円に対して、毎年6,000円相当の配当と優待をいただける予定です。
図書カードは、みうちゃんの本やドリルにも使えます。
かなくんやきーきーも、これから本を読むようになります。
KPPグループさんからいただいた図書カードで本を買い、子どもたちが紙の本を読む。
会社にとっても、紙の需要が少し増えます。
株主優待を使うことが、そのまま投資先の応援になりますね😊
9月分のクレヨンしんちゃん図書カードも楽しみにしながら、のびたは100株を継続保有します。
株価はすでに約2.8倍。
次は、子どもたちの知識も2.8倍にしてもらいましょう(笑)
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この記事は、2026年7月27日の株価と、会社が公表した2026年3月期決算短信、決算説明資料、有価証券報告書、第4次中期経営計画、株主優待拡充、自己株式取得枠拡大、自己株式消却、政策保有株式売却目標変更などの資料をもとに作成しています。

