子どもの頃の、一番古い記憶
みなさんは、
自分の一番幼い頃の記憶ってありますか?
「3歳くらいかな?」
「幼稚園に入ってからしか覚えていないな」
という方も多いかもしれません。
私はというと、覚えている中で一番古い記憶は、
1歳頃の出来事です。
当時住んでいた家で、
2階から1階へ続く階段を転がり落ちてしまった
ことがあります。
今思えば、とても危ない出来事ですよね。
でも、
踊り場に大きなくまのぬいぐるみが置いてあり、
それがクッション代わりになってくれたおかげで、
大きな怪我にはなりませんでした。
「びっくりした!」
その気持ちだけは、
なぜか今でもはっきり覚えています。
もう一つ印象に残っているのは、
2歳になる少し前くらいの頃の出来事です。
家に、
プーさんにジュースをあげるおもちゃがありました。

ジュースの容器を傾けると、
中身の液体がどんどんなくなっていくように見える
仕掛けになっていたんです。
私は本気で「ジュースがなくなっちゃった!」と
思って、母に言いました。
すると母は、
「じゃあ、新しく入れてあげるね。」
と言って、冷蔵庫を開け、何かを取り出して
容器に入れるふりをしてくれたんです。
子どもだった私は、
「お母さん、すごい!」
と本気で感動しました。
もちろん今なら、
そのおもちゃの仕組みは分かります。
容器を傾けると、見えない空洞に液体が移動して、
なくなったように見えるだけ。
母は私を喜ばせるために、
ちょっとしたパフォーマンスをしてくれたんですよね。
でも、その「すごい!」と思った気持ちは、
何十年経った今でも忘れていません。
ちなみに、
母はその出来事は覚えていないそうです。笑
子どもの頃に感じた驚きや感動って、
案外ずっと心の中に残っているものなんだな
と思います。
一方で、
0歳の頃の記憶はまったくありません。
だから昔の私は、
「どうせ覚えていないなら、小さい頃に旅行へ行ったり、お出かけしたりしても意味がないんじゃない?」
なんて思っていたこともありました。
でも親になって、その考えは変わりました。
たとえ本人が覚えていなくても、その時に見た景色、聞いた音、触れたもの、家族との関わりは、
きっと少しずつ積み重なって、
その子の安心感や好奇心、人との関わり方などに
繋がっていくんだと思います。
「覚えているかどうか」ではなく、
「その時間をどう過ごしたか」が
大切なのかもしれません。
そして今は、私たちが子どもの頃とは違い、
スマホで気軽に写真や動画を残せる時代です。
「本人は覚えていないけれど、こんなことがあったんだよ。」
そう言いながら、
大きくなった息子と一緒に写真や動画を見返す日が来るのも、今から楽しみです。
その時、私はどんな表情で話すのでしょう。
息子はどんな反応をするのでしょう。
そんな未来を想像しながら、
今日も何気ない日常を、
少しずつ記録に残していきたいと思います。
