「パパの仕事は〇〇でしょ?」に笑ってしまった日
先日、友人の家に遊びに行ってきました。
そのお家には小学生のお子さんがいて、
息子にもとても優しく接してくれました。
まだ1歳の息子におもちゃを貸してくれたり、
一緒に遊んでくれたり。
その姿を見て、
「小学生って、こんなにお兄さんなんだな」
としみじみ。
そして、
小学生にもなると、会話も面白い。
今流行っている遊びのことや、
学校でどんな勉強をしているのか。
大人とも普通に会話ができるので、
こちらまで楽しい時間になりました。
そんな中、
友人とお互いの仕事や夫の仕事の話になりました。
友人のご主人は会社員です。
すると、
それまで遊んでいたお子さんが会話に入ってきて、
少し驚いたような顔で言いました。
「え? パパのお仕事って、転勤族でしょ?」
その場は一瞬静かになったあと、みんなで大笑い。
間違ってはいないんです。
たしかに友人のご主人は転勤が多く、
家族みんなで何度も引っ越しを経験しています。
でも、「会社員」ではなく「転勤族」。
その子の中では、パパの仕事といえば、
それが一番印象に残っていたんでしょうね。
「お引っ越しをする仕事 」と思ったのでしょうか?
しかも学校でも、
お友達に「パパのお仕事は何?」と聞かれると、
「転勤族!」と答えていたそうです。
友人は笑いながら、
「そうなんだけど、ちょっと違うかな〜!」
と優しく訂正していました。
子どもって、大人では思いつかないような
言葉の捉え方をしますよね。
でも、その子にとっては、
それが一番しっくりくる表現だったんだろうな
と思うと、なんだか微笑ましくなりました。
その話を聞いていて、
ふと自分の子どもの頃を思い出しました。
実は私の父も仕事の都合で転勤が多く、
小学校と中学校で転校を経験しています。
当時は、友達と離れることが本当に寂しくて、
「次の学校で友達はできるかな」と
不安でいっぱいでした。
教室に入るだけでも緊張して、
お昼休みは何をしたらいいのか分からなかった
ことも覚えています。
でも、その経験があったからこそ、
転校生が来ると「きっと不安だよね」と
自然と思えるようになりました。
自分から話しかけたり、一緒に遊ぼうと誘ったり。
あの頃の自分がしてもらって嬉しかったことを、
今度は誰かに返したいと思えたんです。
もちろん、転校は寂しいこともたくさんありました。
でも、その土地ならではの文化や友達に出会えたり、新しい環境に慣れる力が少しずつ身についたり。
今振り返ると、
悪いことばかりではなかったなと思います。
結婚した今のところ、
我が家は引っ越す予定はありません。
だから、
息子が転校を経験するかどうかは分かりませんが、
もしそんな日が来たとしても、
「新しい出会いもきっと待っているよ」
と伝えられる気がします。
子どもの何気ないひと言から、
すっかり忘れていた自分の思い出が
よみがえりました。
「パパのお仕事は転勤族」
思わず笑ってしまったひと言でしたが、
その裏には子どもなりの見え方や感じ方が詰まって
いて、とても温かい気持ちになった出来事でした。
