カナダナショナルギャラリー特別展『Winter Count・冬を受け入れる』【オタワの国立博物館】
オタワからこんにちは。
1月末のお出かけの続きです。
「選挙に行くだけでどれほど歩きまわるねん!」という感じですが、そのために木曜日を狙ってお出かけしているのですから仕方がありません。
今冬のナショナルギャラリーの特別展を紹介します。
3月22日までです。
毎日見ている冬の雪景色が芸術に昇華するとどうなるのか?
一見の価値ありです。
おすすめです!
『冬の記録・寒さを受け入れる』
(寒さを味方につけて、冬を楽しもう!)
「ウインターカウント」とは、北米先住民の、歴史的な出来事を絵で記録する伝統的なカレンダーのこと。

冬の色ってどんな色?

ほとんどが作品がカナダ人作家。
カナダ中の博物館から集まりました。
他にはスェーデン、フィンランド、ロシア、オランダ、アメリカから借りた作品も多かったです。
冬季オリンピックに強い国ばかりですね。
この展覧会の趣旨

一部抜粋
「冬というテーマに魅了された先住民族、カナダ入植者、そしてヨーロッパの芸術家たちのつながりを、物語、物質文化を通して深く掘り下げます。
冬は歴史的に彼らに豊かなインスピレーションを与えてきました。」
では実際の作品を見ていきましょう!
まずは先住民・カナダ人の作品から


ウクライナ系カナダ人の作品。
黄色のスクールバスと伝統的なソリの対比が素敵。
土地の分け方もシンプルでいいですね。



ミニチュア作品。
木彫りの犬ぞり。




イグルー(氷の住居)型の手編みの帽子。
生活と芸術が密接している。
こちらもビーズ細工。

「そうそう、これこれ!」シリーズ
「家の近所がこんなんやわ!」と思わず言ってしまう作品。
スウェーデン人が描いたうさぎと足跡。

メインの1枚。


モネ、カンディンスキーはアメリカから


ピサロは3枚もありました。
ほわっとしていて、冬の景色もいいですね。
私のおすすめの部屋・冬の夜




ブーツコーナー





ブーツはどれも暖かそうで、履いてみたいけれど、もったいない気もする。
芸術作品として見てしまうからでしょうね。
消耗品に飾りをつけた。
使うために作ったが正解ですよね。
✨✨✨
ミニ解説・なぜ動物の皮が重要なのか?
南極の予習で出てきたのですが、マイナス50度を超えると合成繊維は裂けてしまうそうです。
それを避けるために、動物の皮と毛皮で作った衣服や靴が重要なのだと書いてありました。
そう、近年の人間が作り出した繊維は北極圏や南極では太刀打ちできないのです。
動物の命が人間の命と生活を支えてくれているのですね。
映像・1月6日のおまつり
神様のお使い? 自然の精霊? が家に来てくれるなんて、なまはげにしか見えない。
場所は全然違うのに雪国のお祭りって似るんだぁ。
本気で追いかけまわしたり、子どもが微妙な顔で握手しているのを見ると「伝統行事だな」と思います。

『ナルジュク・ナイト』
ジェニー・ウィリアムズ
イヌイット
1981年生まれ
2021年
映像・13分
「毎年1月16日、ヌナツィアブト全域のコミュニティでナルジュクナイトが行われます。『ナルジュク』の複数形である『ナルジュイト』は、東方の海氷からやってくると信じられている生き物です。ぼろぼろの服や動物の皮、毛皮を身にまとったこの不気味な姿の者たちは、街の中を歩き回り、いたずらっ子を追いかけまわしたり、家々に立ち寄って子どもたちが良い子にしているかを確認したりします。ナルジュイトに向かって歌を歌うことで彼らをなだめることができ、お返しに小さな贈り物が与えられます。」
参考:まさにこれを上映していました。
最初は暗いのでちょっと飛ばしてください。
こんな感じの精霊?が家に来てくれます。

秋田のなまはげも地区によってお面の顔が全然違います。
それも似ています。
私、男鹿の伝承館に行ったことがあるんです。
「なまけてねえか!」って、からまれました。笑
行っておいてよかった。
✨✨✨
お時間があれば、1階の先住民族のお部屋も見てくださいね!
売店
ゴブラン織りが推しのようです。


8:00PMぎりぎりまで観覧
そして退出。
かなり多くの人が残っていました。
なぜか、追い出しなし。



いかがでしたか?
展示のごくごく一部ですが、冬ならではの景色を紹介しました。
冬って、白か黒か、暗いと思いがちですが、実はいろんな色に囲まれて暮らしていることが判明しました。
「こんな景色見たことあるわあ。」と思いながら見る特別展は格別です。
他の国も似たような感じで、北極圏という地域でつながっているなと改めて実感しました。
3月22日㈰までです。
毎週木曜日5時からは無料です。
✨✨✨
*おかげさまで10か月目に入りました。
いつも目を通してくださってありがとうございます。
感謝、感謝です♡
おわり、またね!
