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【詩】ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で

悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上に小さな幸せを積み重ね
黙っても来る明日に備える

この一時《いっとき》を嬉しさに切り替え
優勝した時の紙吹雪のように
みんなにも幸せ ばら撒く

そして
両腕を水平に
プロペラみたいに踊ってみれば
角がない凛々しい円が描けてしまう 

この両足が この街の中心軸
角もない柔らかい円が
温かい もう一つの太陽として生まれる

日の恵み
それは豊かな心を織りなす

ここに立って回れば
陽気になれる不思議な空間
 
血液みたいな空から
数え切れない程の粒が
乾いたグラスに飛び込む

生まれ変わった僕たちを
みんなで祝福してくれた

詩の朗読は▶リズム 〜詩の小箱〜

【連載中】短編小説『天空の鏡』

【完結】短編小説『ブラッドオレンジに染まる・・』

【完結】短編小説『沈む七色の海〜町に希望が灯る』

【完結】短編小説『海まで歩いて五分』全9話

【完結】短編小説『はざま』全9話

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