■第4章 キャリアセンターとは②
【キャリア】キャリアセンターとは②
― 誰のために、何を達成する場所なのか ―
では、前回の問いに戻ります。
11回利用しているが内定はない。
この状況は、〇なのか×なのか。
答えは、「何を目的にしているか」で変わるということでした。
では、その目的はどのように設計すべきなのでしょうか。
ここで、少し視点を変えてみます。
キャリアセンターを、
**「誰に価値を提供しているか」**で整理してみるとどうでしょうか。
Customer(誰のためか)
従来は、学生中心の支援設計です。
しかし就職は、
最終的に企業が採用を決める構造でもあります。
つまり、
学生視点だけでなく、企業視点をどう支援に取り込むか
が重要になります。
Company(自分たちの強みは何か)
キャリアセンターの強みは、
学生に寄り添い続ける伴走型の支援です。
一方で、
結果(内定・通過)につながる機能をどう持つか
が、これからの価値になります。
Competitor(比較される相手は誰か)
就職エージェントやAIサービスは、
・企業目線の情報
・選考対策の精度
に強みを持つケースが多くあります。
この領域は、すでに競争が始まっています。
では、キャリアセンターの存在意義は何か。
学生に寄り添うだけでも、
企業の代弁者になるだけでもない。
その“あいだ”で、学生の内側を動かしながら、
企業に届く形に整えること。
これが、一つの答えなのかもしれません。
そしてこれからは、
AIが企業視点を補完する時代になります。
だからこそ、
人にしかできない支援とは何か?
その問いからは、もう逃げられないのかもしれません。
