ハマキムシ君との距離感
白オクラが、またやられている。
葉っぱの先がくるくるっと丸まり、中が黒ずんでいる——あの独特のサインだ。
そう、犯人は蛾の幼虫「ハマキムシ君」。
今までは見つけるたび、葉っぱごと切り落としてきた。
けれど、今日はあっちにも、こっちにも。
もう我慢できず、とうとう殺虫剤の出番となった。
シュッとひと吹き。
すると、案の定、あの巻き葉の中から、
私が心のどこかで「見ないふり」してきた、芋虫風の姿が…登場。
ああ、やっぱり君がいたんだね。できれば一生顔を合わせたくなかったよ。
正直に言うと、私は虫が苦手だ。
良い年をして「キャー!」なんて言うのは恥ずかしいが、
それでも苦手なものは苦手。
少しは慣れてきたつもりだけど、
やっぱり今日も、心のどこかで虫から逃げている自分がいる。
「こんなんじゃ家庭菜園なんて無理じゃない?」
そう言われても仕方ないのかもしれない。
でも、不思議なことに、苦手な虫ともこうして付き合っていくうちに、
少しずつ距離感が変わってくる。
嫌いなものとの間合いを測りながら、
それでも土をいじり、葉を見上げる日々。
ハマキムシ君、今日は退場してもらったけれど、
来年はもう少し、冷静に向き合える…かもしれない。
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