ヤマハルーター 拠点間VPN(IPSec) IKEv1⇒IKEv2へ移行手順
通常、ヤマハルーター(RTX)で拠点間VPNを構築する場合、
IPSecによるVPNを設定します。
WebGUIの画面からIPSecの設定を行うと、内部的には IKEv1 が利用されます。IKE(Internet Key Exchange)とは、IPSecで通信を暗号化するための「事前準備」を担う仕組みです。
もう少し噛み砕くと、
「このあと安全に通信するために、どの暗号方式を使い、
どの暗号鍵を使うかを相手と事前に取り決める」役割を持っています。
ヤマハルーターが対応しているIKEには、IKEv1 と IKEv2 の2種類があります。
IKEv1:古くからある/設定が複雑/従来からの実装
IKEv2:シンプル・高速・安定/再接続に強い/現在の主流
拠点間VPNでは、回線の瞬断や再接続が発生した際にも、
できるだけ速やかに通信が復旧することが重要です。
その点において、IKEv2はIPSecのための通信準備を、
よりスムーズかつ安定的に提供してくれることが期待できます。
この記事では、ヤマハルーターによる拠点間VPN(IPSec)を、
IKEv2を利用して構築するための設定手順 をご紹介します。
IKEは、VPNを確立する準備段階で利用されるものなので、
IKEv1からIKEv2に変更したからと言って、VPN確立後の拠点間での通信が速くなるわけではありませんので、その点はあらかじめご理解ください。

検証環境は、上図のようなイメージになります。
RTX1210とRTX830で、IPv6での拠点間VPN(IPSec)を構築します。
そして、RTX1210は、インターネット接続設定もされていて、
RTX830は、VPNを経由して、インターネットへアクセスできるように設定されています。

IPv6での拠点間VPN設定およびセンター経由でのインターネット利用については、以下の記事にてご確認ください。
この記事では、IKEv2を利用して拠点間VPNを構築するためには、どうするかを解説します。
それぞれのRTXは、IPv6でのネットボランチDNSサービスを利用して、
ホスト名が以下の図のように設定されているとします。

IPv6でのネットボランチDNSサービス利用については以下の記事にてご確認ください。
それでは、IKEv2で設定するための具体的な手順についてご案内します。
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