ヤマハネットワーク ネットボランチDNSサービスとは (初級者向け)
こんにちは!今日は、ヤマハルーターを使うなら絶対に知っておきたい
超便利機能、『ネットボランチDNSサービス』について解説します。
みなさんの中で、会社や自宅のネットワークに外からアクセスしたいとき、
『固定IPアドレス』が必要だと思って諦めている方はいませんか?
実は、このネットボランチDNSを使えば、高いオプション料金を払わずに、無料でそれが実現できちゃうんです。
今回は、このサービスがいったいどんなものなのか、そして使う時の注意点まで、初心者の方にもわかるように噛み砕いてお話しします!
そもそも「ダイナミックDNS」ってなに?
まず、このサービスの正体ですが、専門用語で言うと『ダイナミックDNS(DDNS)』と呼ばれるサービスの一つです。

これ、ちょっと難しそうに聞こえますよね。ものすごく簡単に例えてみましょう。
インターネット上のあなたのルーターには、『グローバルIPアドレス』という住所が割り振られています。

でも、一般的なプロバイダ契約(動的IPプラン)だと、ルーターの電源を入れ直したりしたタイミングで、この住所(IPアドレス)が勝手に変わってしまうことがあるんです。
住所が勝手に変わるとどうなるか? 宅配便(データ)を届けようとしても、『あれ?昨日の住所に行っても誰もいない!』となって、通信ができなくなってしまいます。

これが、VPN接続などが切れてしまう原因にもなります。
そこで登場するのが『ネットボランチDNS』です!これを使うと、
住所(IPアドレス)が変わっても、『表札(ドメイン名)』はずっと変わらないようにしてくれるんです。

ルーターが『あ、僕の住所変わりました!』と自動でサーバー(DDNSちゃん)に報告してくれるので、相手からは常に同じ『表札』でアクセスできるようになります。これがダイナミックDNSの仕組みです。

ヤマハ「ネットボランチDNS」のここがすごい!
世の中には色々なダイナミックDNSサービスがありますが、ヤマハのネットボランチDNSには大きなメリットが2つあります。
基本的に「無料」で使える!
通常、IPアドレスが変わらない『固定IPプラン』をプロバイダで契約すると、月額料金が高くなりがちです。でも、ネットボランチDNSなら、対応しているヤマハルーターを持っていれば、なんと無料で利用できます。これはコスト削減にめちゃくちゃ効きます!
(※プロバイダの通信料は別途かかります)設定が簡単!
ヤマハルーターは、このネットボランチDNSに関しては、Webの管理画面(GUI)からポチポチするだけで簡単に設定でき、初心者にも優しい設計になっています。
ただし、Web管理画面から設定できるのは、IPv4アドレスについてで、IPv6アドレスでのネットボランチDNS設定はコマンドで設定する必要があります。
IPv6での設定方法については、別の記事にしていますので、ご興味のあるかたはそちらをご覧ください
何に使えるの?
じゃあ、これで何ができるようになるのか?使い道は2つです。
① VPN接続(拠点間・リモートアクセス)
これが一番のメイン用途です。IPアドレスが変わっても『ドメイン名(例:myoffice.aa0.netvolante.jp)』を指定しておけば、外出先から会社のネットワークに安全に接続したり、本社と支社のネットワークを繋げたりすることができます。

② インターネット電話(VoIP)
『ネットボランチ電話番号』という番号をもらって、対応ルーター同士で無料のインターネット電話として使うこともできます。
ネットボランチ電話に関しては、動画で解説しているものがありますので、
ご興味のあるかたはそちらをご覧ください。
ここに注意!使えないパターンもある?
ただし、万能に見えるこのサービスにも『限界』や『注意点』があります。
ここ、テストに出るくらい重要です!
注意点①:インターネット接続が必須
「当たり前ですが、インターネットに繋がっていないと使えません。」
注意点②:IPoEプラン(IPv4 over IPv6)での利用
ここが一番の落とし穴です。最近主流の高速な回線契約『IPoEプラン(v6プラスなど)』を使っている場合、割り当てられるIPv4アドレスは他の人と共有しているものなので、IPv4のアドレスに対してネットボランチDNSを使うことはできません。
この場合、IPv4でVPNを組みたいならPPPoE接続を併用するか、
IPv6アドレスを使って設定する必要があります。
エンディング
というわけで、ヤマハのネットボランチDNSサービスは、固定IPプラン契約なしでVPNを構築したい方にとって、まさに救世主のような機能です。
『固定IPプランは高いからなぁ…』と悩んでいた方は、ぜひ一度、お手持ちのヤマハルーターで設定画面を開いてみてください。
