【勝手に人生相談 No.732】怒り・腹立たしさを抑えるには? ( 兵庫県・60代男性)
▼ご相談内容▼
歳をとるにつれて、歩いていて他人に抜かれるなど、ささいなことに腹立たしさや、怒りまで覚えることが多くなりました。
どうしたらこのような感情を抑えられますか?
▼やまのぼ回答▼
結論から申し上げると、あなたが感じている「ささいなことでイラッとする現象」は、加齢による脳の変化・生活リズム・心理的負荷が重なった「ごく自然な反応」であり、工夫次第でかなり軽減できそうです。
つまり、抑え込むというより、感情の立ち上がり方を、ゆるやかにすることの方が、より現実的でより効果的でお薦めです。
誰しも、歳を重ねると「予測外のこと」へのストレス耐性が下がりやすくなると言われています。その結果、歩いていて抜かれるなどの「軽い刺激」でも脳が「脅威」と誤認しやすくなるそうです。
その対処法としては「反応の速度を遅くする」「意味づけを変える」「身体の緊張を下げる」などがあります。
「反応の速度を遅くする」具体例として、最近、読んだ本で知ったのですが、
感情に飲み込まれているとき、私たちは、まず「呼吸」を忘れています。(略)呼吸は、心を静けさへ連れ戻す「静かな魔法」なのです。
つまり、怒りを抑えるというより、怒りが育つ前に止めるイメージなのです。深呼吸の効能を再認識すればいいのです。
また、「意味づけを変える」具体例として、
人に抜かれる → 「自分が遅い」「邪魔された」 と脳が自動的に解釈してしまうため怒りが出るとされています。その代わりに、次のような「別の意味づけ」を用意しておくと反応が弱まります。
「あの人は急いでいるだけ」「私は自分のペースで歩けている」「抜かれる=危険が減るからむしろ良い」などです。脳は「用意してある解釈」を優先して使うため、怒りが起きにくくなるのです。
さらに、「身体の緊張を下げる」具体例として、「歩きながら肩を1回だけ後ろに回す」「顎を少し引いて首の後ろを伸ばす」「ふくらはぎを軽く伸ばす」などを試みれば、「怒りの燃料」が減ります。
怒りは身体の緊張とセットで、 特に肩・首・背中が固いと怒りが出やすくなるからです。
つまり、あなたが感じている変化は「性格が悪くなった」のではなく、 脳と心の負荷が高まっているシグナルなのです。
そして、「怒りを抑え込む」のではなく、 怒りが生まれにくい状態をつくるアプローチがお薦めです。
★この記事を書くのにあたり、AI師匠にも「お手伝い」いただきました。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.733】沖縄県・50代女性のご相談です。「全てコントロールしたがる夫」を、予定しております。
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