【老爺の600字作文】(その44)日本人の幸福度順位が低いって!?
世界四位の経済大国の日本。長寿は世界トップレベルだ。なのに、「幸福度」をはかる国際調査では、順位の低迷が続いている。
英オックスフォード大などがまとめる「世界幸福度報告書」2025年版では、147ヵ国・地域のうち55位だとか。
項目別では「健康寿命」は、世界2位。「一人当たりのGDP」は、世界28位と高水準。だが「人生の自由度」79位。「寛容さ」130位と低い。
賃金の伸びが物価上昇に追い付かず、共働きを余儀なくされ、時間に余裕のない人が増え、「生活満足度」が、低いからだという意見もある。
一方では「日本は世界一幸福だが、それに気づいていない」との指摘もある。「日々の暮らしに不自由しないことが当たり前になり、感謝の気持ちが持ちづらくなっている」というのだ。
そういえば、日本は治安の面でも世界一だし、歴史ある建造物しかり、美術工芸品の継承など、精神的な充足につながる、モノや場所にも恵まれている。
現金のどっさり入った自動販売機が、24時間野放しで置いてあるという、日本では当たり前の風景が、よその国では異常だと驚かれる。
そもそも、比較することが「不幸」への始まりであるともいう。
それぞれの国や地域によって、政治や経済の事情は様々で、比較すること自体、端から乱暴なことだと思う。
大好きな旨いラーメンを食べているときが一番幸せだと思うように、幸福度はあくまでも個人的に味わう問題だと思う。
★この記事を書くにあたり、日本経済新聞 2025年12月13日(くらしの数字考)を参考にし、一部引用させていただきました。
