見出し画像

醜悪!他人を蹴落とし王冠を手に入れろ!『Fall Guys: Ultimate Knockout』を全人類やれ!

 私はテレビっ子だ。今も昔も変わらない。「今のテレビ番組は面白くない」と言われがちだが、私は好きだ。そんな中で出会った『Fall Guys』は、私の大好きな世界だった。

本記事は8月27日時点での内容となっています。
ご了承ください。

『Fall Guys: Ultimate Knockout』とは

 2020年8月4日PS4Steamでリリースされたオンラインパーティゲーム。最大60人と同時に対戦できるのが一番の特徴。25種類以上のミニゲームがランダムに選ばれ、規定の人数が脱落したらミニゲームが変わる。時には蹴落とし合い、時には協力しながら、最後の1人になるまでミニゲームを繰り返す
 『フォートナイト』や『APEX』といった、いわゆるバトルロイヤルゲームと同様に60日ほどで区切られる「シーズン」が存在している。他のゲームではシーズンごとにテーマがあったり、新要素が追加されたりと楽しみとなるシステム。今から次のシーズンが楽しみだ。
 本作は、1986年から1989年までTBS系列で放送されていたバラエティ番組『風雲たけし城』のテイストがふんだんに盛り込まれている。なぜなら、開発者がそれを見て育ってきたからだ。個人的には『めちゃ2イケてる』や『みなさんのおかげでした!』のようなバラエティ番組のようにも感じた。これらの番組も、元を辿っていけば『たけし城』に行き着きそうな感じはありますが……。
 とにかく面白い本作は、PSPlusの2020年8月のフリープレイ対象となっており、PS4では発売と同時に無料で楽しむことができる。今やらないで、いつやるんだ?

画像1

SIEのゲーム開発事業の責任者である吉田修平さんによる開発者へのインタビュー動画より

リリース後1週間、6000万回落ちたGuys

 『FallGuys』はSteam版の販売本数が1週間で200万本を突破しました。これだけで「めちゃくちゃ売れてる!」と感じますね。他にもゲーム上の累計データが発表されています。優勝した際に手に入るクラウンは150万個。落下した回数は6000万回。Twitchでの総視聴時間は2300万時間。どれも桁数が半端ない。
 ジャンルも購買層も違いまくりで、比較対象として微妙そうですが、『ペルソナ4ゴールデン』が1ヶ月で50万本と考えると、爆発力のすごさを感じ取ることができるのではないでしょうか。

 リリースから3週間後、8月26日には700万本を突破したことが発表された。さらにはPSPlusで、世界で最もライブラリに追加されたフリープレイのタイトルとなっていることも明かされた。やばい。

初心者でも安心、シンプルな操作性

 基本的にはアナログスティックでの移動操作と✕ボタン(設定によっては○ボタン)によるジャンプを主に使うこととなる。これさえできれば多くのラウンドで戦うことが可能だ。あとはタイミングだけ。プレイヤーが操作するキャラには見た目以外の性能の差は無く、完全に個人の「実力」と「運」のみが試される。

画像2

60人中、勝者は1人のみ

ポップで気持ちのいいBGM

 世界観にマッチした音楽も魅力の1つ。待機画面からゲーム中、結果発表まで終始明るくポップなBGMで溢れている。ベースがかっこいい。雰囲気的には若干『スプラトゥーン』を感じさせるところがある。全体的につい身体が動いてノッてしまったり、口ずさんでしまうようなパワーがある。
 音楽の担当者は2人。メインの作曲者のJukio Kallio(ジュキオ・カリオ)は『Minit』や『PixelJunk Monsters2』といったゲームの音楽も担当していたらしい。Daniel Hangström(ダニエル・ハグストローム)は「マスタリング」を担当していると思われる。最終的な音楽の微調整役って感じでしょうか。とても良い。

Spotifyでも配信されていた

飽きが早いかもしれない、同じことの繰り返し

 「25種類のミニゲーム!」と書いてあるが、実際はそこまでたくさんの種類があるとは感じられない。優勝までは5回ほどのミニゲームがあるが、各ラウンドで行われるミニゲームには法則性があり、「毎回違うゲームを楽しめる」という印象はない。大きく分けると序盤、中盤、最終ラウンドの3つほどで区分けされたミニゲームからランダムで選出されるという感じだろうか。今後のアップデートで徐々にミニゲームが増えていくようなので、膨大な量のミニゲームになることを期待したい
 個人的には、同じミニゲームでも少し構造が違うようなステージをたくさん実装することで、マンネリ化を防ぐことができそうだなと感じた。

画像3

待ち構えるのは悪意か善意か

 ゴール前やコース中に立ち止まる者たち。『FallGuys』ではよく見かける光景だ。ゴール前では多くのプレイヤーがゴールせずにじゃれ合っていたりすることも多く、仲良くふざけあうような空気を感じる。
 一方、コース中にいるのは蹴落とす者たち。SNS上ではジャンプする直前や仕掛けを回避する直前に「掴む」ことをすることで他のプレイヤーを落下させるような行為をしている動画が多くアップロードされている。
 どちらもオンラインプレイらしい行動で楽しませてもらっているが、これらの行為を「煽り」「卑怯」と叩く人も多い。覚悟を持って悪になろう。私はたまに悪になる。

結局は上手い人しか勝てない世界

 数多くのミニゲームが収録されているが、そのほとんどがアクション性が高くなっており3Dアクションゲームが苦手な人にとっては辛い部分が多いかもしれない。運良くファイナルラウンドに進むことができても、優勝者になるにはそれなりの腕前が必要となる。道中はパーティゲームらしく、上手い下手に関わらず突破できる反面、ファイナルだけはかなりシビアな内容となっている。ゲーム慣れしていない人にとっては、ファイナルで勝てないことのストレスが溜まりがちかもしれない。
 ちなみに、今後のアップデートでは優勝しやすくなるという旨の話を開発者が語っているそう。もっと「運」に寄せたゲームが増えるということだろうか。自分もなかなか優勝できない人の1人なので、どうなるのか気になる。

画像4

DeepL翻訳を使用しての翻訳です。

不思議と生まれる連帯感

 『FallGuys』では、ボイスチャットや明確な文字のやり取りといったプレイヤー同士のコミュニケーションというものはない。あるものはポーズを取ったりする「エモート」と他のプレイヤーやオブジェクトを「掴む」というアクション。これだけで不思議と繋がりができる
 試合の勝敗に関わらない部分で掴み合ったり、同じエモートを揃えてキメたり、文字がなくとも出来上がる繋がりにひどく感動してしまう。『風ノ旅ビト』でも同様に感動した覚えがあるが、プレイヤーの性別や国籍を問わず、『FallGuys』という舞台でじゃれ合うことができるのは、とても良い

なんとか登り方を教えようと頑張るプレイヤー

「見て楽しむ」スタイル

 私は「自分でプレイして楽しむ派」であるが、「プレイしている人の反応を含めて見るのが面白い」という話もチラホラと見かける。ゲーム実況界隈では、多くの人が『FallGuys』の生配信や動画の投稿を行っており、どれも盛り上がっているように見える。「自分でプレイして楽しみたい人」「自分ではプレイする気にならないが見たい人」の需要と供給の歯車が上手い具合にカチッとハマり、さらにはゲーム配信を見て「配信者と同じマッチに参加して盛り上げたい人」も存在し、それぞれが良い効果を発揮していると感じる。
 IGN Japanでは以下のような記事も出ており、eスポーツの発展が目まぐるしい現代社会に合った、新しいゲームの形となっているのかもしれない。

こまめなアップデートによる圧倒的サポート力

 この記事は、実際にプレイしながら少しずつ書いている。不満点なんかも書いてはいるのですが、書いている途中でアップデートがあり、どんどんと改善されていく。そのため、この記事では多くの文字が削除されていった。
 8月4日にリリースされた本作は8月13日8月21日8月25日とハイペースにアップデートを続けている。

アップデート日付のリンク先はAUTOMATONさんの記事で、各アップデートの内容の参考として貼らせていただいてます。

 SNS上ではカジュアルに「ネタ」を収集して盛り上げ、ゲーム側では真摯に丁寧なアップデートを続けている。非常に好印象
 また、バグや予期せぬ挙動によりバランスが乱れたミニゲームは出現しないようにするといった対応も早い。

最近見ないなぁ、と思ってたミニゲーム。おそらくこういった行為の対策のために出なくなってたのかも。知らない人にとってはありがたい対応。

無理難題を言ってみる

 せっかくだし、個人的にこうなったらいいな、という無理難題を書いてみようと思う。

 チーム戦の「ON / OFF」が欲しい。​

 連勝を目指す場合に障害となるのがチーム戦。自分がいくら上手くても、チーム戦で必ずしも勝てるとは限らない。逆もまた然りで、自分の実力だけで勝敗が決まらないというのはパーティゲームとしては必須レベルの要素です。そのため「チーム戦を減らす」という選択はされないだろうなぁ。

 期間限定のイベント戦みたいなのが欲しい。​

 これはまだ現実的かもしれない。「チーム戦がないイベントマッチ」や「3ラウンドで決着がつく短期決戦マッチ」「ファイナル以外、ゲームの種類がサバイバルのみになるマッチ」などなど、特殊な条件でのマッチの実装はどうだろう。シーズン2以降に、ぜひ。

 パーティで遊んでる場合の特典が欲しい。​

 この特典を具体的に言うと「複数人でパーティプレイしている場合にゲーム終了時にもらえる経験値やコインが増加する」というものを想定しています。現状、パーティでプレイしても一緒のマッチで遊べる以外のメリットがない。先に書いた特典のようなメリットがあれば、人を誘ってプレイすることが増え、よりプレイヤーの増加が見込めるのではないだろうか。

 ログインボーナス的なのが欲しい。

 クラウンの入手方法が「ゲームでの優勝」以外に無いため、コラボスキンやレジェンダリのアイテムを買うことが難しいプレイヤーも多い。毎日1000コインずつ、10日1回クラウンを1つ、といったログインボーナスがあると嬉しい。

とりあえず全人類やれ

 なんだかんだと言ったが、とにかく面白い。この一言に尽きる。全体的に可愛らしいデザイン、ポップなBGMであふれる本作は、長きに渡って楽しませてくれるでしょう。
 どこかでお会いしたら、掴み合いをしましょう。そして、私が勝ちます。

画像6

 それでは。

 おわり。

画像5

残りは「5連勝」のみ

追記(8/28)

 ヨーロッパのゲームイベント「gamescom 2020」のオープニングイベント「gamescom Opening Night Live」にて、『FallGuys』のシーズン2の発表がありました。数日前から予告されていましたが、すっかり忘れていた……。
 新ステージや新コスチュームがドドッと流れ、なにやらRPGの世界のようなファンタジー感を覚える雰囲気を出していますね。これは楽しみ。



いいなと思ったら応援しよう!

のぶぶ あなたが私をサポートすると、私はあなたからサポートされることができます。