TOEFLほぼ満点でも、英語を使えなかった
こんにちは!
アメリカ在住同時通訳者・英語コーチの
買手のぶえです。
私が通訳トレーニングを
受けたのは、
カリフォルニアにある
通訳大学院でした。
そこでは、
日本語だけではなく、
ヨーロッパ言語
中国語、韓国語など、
さまざまな言語と英語の
組み合わせで、
通訳トレーニングが
行われていました。
入学した頃、
教授に言われた言葉を、
今でもよく覚えています。
「日本人以外の学生は、
基本的に、母国語と、
ほぼネイティブレベルの英語を
身につけた状態で入学してくる。
でも日本人は、
まだ英語学習の途中段階で
入学してくる」
というのです。
そして、私自身もまさに
その一人でした。
当時の日本では、
それなりに高い英語力だと
思われていたと思います。
英検1級、TOEFLも
ほぼ満点でした。
でも実際に
「英語を使える」状態では
ありませんでした。
大学院で痛感したのは、
低い英語力のまま、
いくら通訳練習をしても、
通訳力そのものは
なかなか伸びない、
ということです。
今振り返ると、
通訳トレーニングとは、
英語と母国語を、
それぞれ自然に扱える人が、
その二つを
瞬時につなぐための
訓練だったのだと思います。
私はそこに、
まだ十分ではない英語力のまま、
無理やり飛び込んだのです。
だからこそ今、
受講生の方には、
まず、英語を英語のまま理解し、
英語で考え、自分の言葉で
なんとか表現できる力を、
先に育てることを
大切にしています。
通訳者の方でも、
外資系企業の方でも、
まず土台になるのは、
「英語そのものを使う力」
だからです。
おすすめなのは、
英語を「訳す対象」
としてではなく、
「理解する言葉」
として触れる時間を
増やすことです。
英語を聞き、内容を理解し、
自分の言葉で言い換えてみる。
この練習の積み重ねが、
結果として、
話す力も、通訳力も、
一番大きく伸ばしてくれると
感じています。
