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春に向かって「新しい足取り」へ。まずは、いまの『歩き』を感じてみよう。

お待たせしました。

今日から、お待たせしていた新しいシリーズをスタートさせます。
テーマは、私たちの日常で最も繰り返される動き『歩く』です。

私たちは一日に何千歩、多い人は一万歩以上も歩きます。
もし、その一歩一歩が自分を疲れさせる「労働」ではなく、
身体の秩序を整える
「インテグレーション(統合のための時間)」に変わったら……。
あなたの毎日は、どれほど軽やかになるでしょうか。

世の中には歩くことに関する数えきれないほどのメソッドがあります。
ここでお伝えするのは、ロルフィング・インストラクターとしての知恵を
ベースにしたもの。 「重力とファシア(膜)の張力」をヒントに、
あなたにとっての「最適」を見つけるためのガイドをお届けします。

歩く姿は、あなたの人生を映し出している

ロルフ・ムーブメントの講師であるウベア・ゴダードは、
かつて私にこんな意味の言葉を授けてくれました。

「立っている姿勢は、その人と外界(重力)との関わり方を表している。 そして、動いている姿は、その人の人生を映し出している」

それ以来、私は、オリンピック開会式で各国選手たちが
入場行進するのを眺めるのが大好物です(笑)。
「歩き」には本当にお国柄が出ますし、同じ国でも
時代や状況、置かれている立場でその姿は刻々と変わります。

歩きに『たった一つの正解』はありません。
「歩く」とは、自分をどのように世界に表すかという、
最もシンプルで力強い自己表現のひとつなのかもしれません。

普段、あなたはどんな風に歩いていますか?

では手始めに、「いま、自分がどう歩いているか」を
知ることから始めましょう。
うまく歩こうとしたり、ダメな点を探したりする必要はありません。
どんな歩き方も、あなたを「前に運んでいる」という時点で、
すでに100点満点なのですから!

ぜひ、好奇心のレンズを通して、自分の動きを観察してみてください。


今日のミニワーク:いまの歩きを「スキャン」する

周りのモノにぶつからない、少し開けた場所で試してみてください。手ぶらが理想的ですが、できる範囲で大丈夫です。 以下の6つの項目を、歩きながら一つずつチェックしてみましょう。

  1. 足の着地: どこが最初に地面に触れていますか?
        (かかとの中心、外側、それとも親指の付け根?)

  2. 脚と胴体の位置: 振り出した脚に対して胴体が後ろにありますか?
         それとも脚が後ろに長く伸びていますか?

  3. 骨盤の動き: 歩くとき、骨盤はどう動いていますか?
         (左右、上下、回旋、あるいはどっしり動かない?)

  4. 腕の振り: 肩から自然にぶら下がっていますか?
         前後に振られている? 左右で動きに差はありますか?

  5. 目線の位置: ぼーっと歩くとき、どこを見ていますか?
         (足元、少し先、あるいは遠くの景色?)

  6. 背骨のしなり: 背中はリラックスしていますか?
          腰や腕の動きと共に、背骨がゆらゆら動くのを感じますか?


気づくことは、変化の第一歩

いかがでしたか?
「バッグをいつも左に掛けているから、右腕しか振っていないかも」
「ヒールを履いていなくても、つま先から着地する癖があるな」
「骨盤って、実は動くものなの……?」

そんな発見があれば、大成功です!
ロルフィング®では「気づき(Awareness)」こそが
変化の最大の原動力だと考えています。

無理に直そうとしなくて大丈夫。
気づきのアンテナが建つだけで、身体の知性(ボディインテリジェンス)は
自然に「より楽な場所や」を探し始めます。

次回からは、この「歩く」を最適化するロルフィング的アイデアを、
毎回ひとつずつ紐解いていきます。
春から初夏の行楽シーズンに向けて、みんなで一緒に
「新しい足取り」を手に入れていきましょう。


ちょっと聞かせて:
今日のミニワークで、あなたが気づいたこと、発見したことを、ぜひコメント欄で教えてください。また『歩き』について困っていることや、疑問、質問などがあれば、同じく書いていただけると、今後シリーズの中で取り上げていきたいと思います。コメントお待ちしています。


ロルフィング®︎って何? という方に。読んで、試して、身体で理解するためのエッセー・マガジンも、ご活用ください。


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