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ロルフィング®を追い続けてボルダーヘ。25年目の自己紹介。

最近noteを始めてから、私の中に静かな変化が起きています。 言葉を紡ぐプロセスを通じて、改めて自分に問いかける時間が増えたからです。

「ロルフィング®って何だろう?」 「私はロルファーとして、何を伝えたいのだろう?」

今日は、そんな私自身の歩みについて少しお話しさせてください。

和服の卒業式と、無茶な挑戦

今日のトップに載せている一枚の写真。 それは2000年10月、コロラドの地でロルフィング®の認定資格をいただいた日のものです。私は真っ赤な和服に身を包んで、その式に参加しました。

当時の私は、特に英語が話せたわけでも、スポーツ経験が豊富だったわけでもありません。そんな私が、本場アメリカの「The Rolf Institute(現在のDIRI)」で学ぶ……。今思えば、かなり無茶な挑戦でした。

最初の頃は、200以上ある骨の名前だけでなく、その一つひとつの凹みやエッジの名前まで丸暗記しなければならず、解剖学の分厚い壁に跳ね返されそうになる毎日。

「治すのではなく、重力との秩序を回復する」という創始者アイダ・ロルフの思想に心酔して飛び込んだものの、まだ泳ぎ方も知らないまま大海原にいたのです(笑)。

手で身体に話しかける喜び

けれど、実際に手を動かす実習の時間になると、不安は一掃されました。 以前からボディワークを学んでいた私にとって、手を通じて身体と対話することは、何よりの喜びでした。

「知覚をオープンにして観察し、調和という変化をもたらす」 そのプロセスは、私自身の価値観そのものだったからです。

認定後、東京で開業。ロルフィングが身体の各パーツを一つの「秩序ある有機体」へと再編するように、私もまた、日本人としての感性と、ロルファーとしての科学的な視点を繋ぎ合わせることに夢中になりました。

メディアやカルチャーセンターでの講座を通じて、身体の知識を分かりやすく提供するミッションに邁進する日々。武道を学び、ピラティスの資格を取り、トラウマケアを学ぶ……。日本とボルダーを往復しながら、私の経験は厚みを増していきました。

「延(のぶ)」という名前に導かれて

転機は、東日本大震災でした。 それをきっかけにアメリカ移住を決意しましたが、本拠地ボルダーで自分に何ができるのか、当初は不安に悩まされる毎日でした。

そんな私を支えてくれたのは、自分の名前でした。 こちらの友人は、私を「 Nobu 」と呼びます。

私の本名である「延」という字には、「のびる」「導き入れる」という意味があります。 ボルダー移住後、ふらりとご挨拶に伺ったDIRIで「クラスを手伝ってみないか」と声をかけていただいたことから道が拓け、長い下積みと認定トレーニングを経て、今ではインストラクターとして教壇に立たせていただいてます。

生徒をロルフィングの世界へ「導き入れ」、彼らの中に眠る「可能性をのばす」。 これこそが、私の魂が最も喜ぶことだったのです。

伴走者としてのこれから

「教えることは、二度学ぶこと」

DIRIのインストラクターとして、新しい生徒たちを迎え入れる準備をしている今、私はかつての自分に出会い直しています。

私がnoteを通じて、そして日本人唯一のロルフィング®インストラクターとして皆さんに手渡したいもの。それは、私がこの20数年で味わってきた「身体が自由になる喜び」です。

新しいクラスの準備と並行して、ロルフィングのこと、ボルダーの日常、そして最新の身体の知恵……。この場所から、言葉と技術を届けていきたいと思います。

どうぞ、これからよろしくお付き合いください。


これまでの身体のヒントはこちらにまとめています


明日からは、ロルフィング的アプローチで、あなたの身体を自由にするミニワークなどを交えて、お伝えしていきたいと思います。よろしくお願いします。

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