プロ空港おじさんの憂鬱(13) お姉さんはドジっ子
ある時、羽田空港内で買い物した後、搭乗ゲートが離れていたので、多少早歩きで向かっていた。すると、少し先に同じ方向に向かう小走りの地上係員がいた。
よく見ると、彼女の制服の上着の下からブラウスが出ている!
僕は速度を上げて追いかけて、小声で
「お姉さん、うしろにシャツ見えてるよ」
囁いたら刹那、彼女の表情が素の女の子になり
「ありがとうございます!」
こういう時、適切な二人称が思い浮かばず明らかに歳下でもお姉さんと言ってしまうのだけれど、この航空会社にこんなドジっ子もいるんだと微笑ましかった。
地上係員といえば、別の日に羽田の通用口から女性が出てきて、自分に気合いを入れる為なのか、すっげー表情で深呼吸しているところに眼が合ってしまい、非常に気まずい思いをした(汗)!
フルメイクで制服姿の人が素の表情を見せる出来事に何度も遭遇するとは思わず大いに驚いたけど、何だかかわいいなぁなどとも思ってしまった(汗)!
昨年5月から約1年間続けてきましたが、この連載は今回で終了とします。
限られたジャンルの内容を、400字で情況を説明してオチまでつけるというのは想像以上にしんどい作業でしたが、文章を手足のように動かす為の鍛錬にはなったと感じています。
また特定のテーマで何か書きたいなと思っています(了)
