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【第30回】 Contact Builder におけるリレーションシップのカーディナリティ設定(1対多など)について

Contact Builder にデータデザイナーという機能がありますね。この機能で、アカウントに保存されている連絡先に関する様々な情報を、1つの連絡先レコードとして参照できるようになります。具体的には、Journey Builder の判断分岐の条件や終了条件で連絡先データとして使用します。

データデザイナーでは、すべての連絡先データに対して、データエクステンションをぶら下げて行くようなイメージで作成します。

Data Designer のイメージ

この時、カーディナリティ(リレーションの濃度)を決定しますが、皆さん、この設定はどうしていますか?もし、正しく設定できなかった場合の影響はご存じでしょうか?

カーディナリティの設定画面

実はこのカーディナリティ設定は、Audience Builder を使用していない企業にとっては、意味がないものになっています。つまり、どれを選択しても、結果は同じになります。

この Audience Builder 自体は、すでに販売終了しているツールなのですが、 SQL などを使用せずとも、連絡先をセグメントできるツールになります。Audience Builder が販売終了したことについての影響については、下の記事が秀逸ですので、ご確認ください。

このカーディナリティ設定が無意味であることについては、Salesforce Marketing Cloud の権威である Eliot Harper(エリオット・ハーパー)氏も、下記リンクのコメント部分で仰っています。

Please understand that one-to-many relationships can only be used in Audience Builder (which is the only application that uses one-to-many relationships). As I explained in this question, one-to-many relationships won't work in Journey Builder. You can see the attribute relationship in Contact Builder, but it's only relevant when creating dimensions in Audience Builder.

1 対多の関係は、Audience Builder (1 対多の関係を使用する唯一のアプリケーション) でのみ使用できることを理解してください。この質問で説明したように、1 対多の関係は Journey Builder では機能しません。属性の関係は Contact Builder で確認できますが、関連するのは Audience Builder でディメンションを作成する場合のみです。

Salesforce.Stackexchange.comより

このエリオット・ハーパー氏のコメントは、Journey Builder の判断分岐でカーディナリティがどう活かされるのか?にも言及されていますが、Journey Builder の判断分岐においては、ルックアップで対象先のデータエクステンションの項目のレコードを上から見に行き、最初に見つかった値を採用して、それを使っての分岐となります。よって、ルックアップした結果「1対多」となるような値を使用したい場合は「連絡先データ」を使用するのではなく、エントリーソースに必要なデータを持たせた上で「ジャーニーデータ」の方を使用するなどの工夫が必要なわけですね。

今回は以上です。


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