【第52回】 Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント 資格試験 合格体験記
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント 資格試験とは
さて、私がこの試験に合格したのは、2021年11月ですが、この試験に興味がある人も多いと思いますし、私自身も、合格前は、インターネットで色々な方々の Salesforce 資格試験の合格体験記を見させてもらって、勇気をもらっていましたので、その当時を振り返りながら書いてみたいと思います。
それでは、まず、この試験の試験概要、試験難易度、出題範囲と出題率などを見て行きましょう。
試験概要
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント プログラムは、Marketing Cloud ソリューションの構築経験のある方を対象としています。受験者は、Salesforce 認定 Marketing Cloud アドミニストレーター試験に合格して、Marketing Cloud の管理と構成に関する経験が証明されている必要があります。この資格は、設計上のベストプラクティスを実践し、キャンペーンの展開を実行し、顧客ごとのカスタムソリューションを最終的に決定することができる、Marketing Cloud の実装を習得した Salesforce のコンサルタントやパートナーを対象としています。Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタントには、保守性や拡張性に関する顧客のビジネス要件を満たせること、そして顧客の長期的な成功に貢献できることが求められます。
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタントは通常、Marketing Cloud ソリューションアーキテクトとして 6 か月以上の実装経験もしくは 5 件以上の実装プロジェクトでの実務経験、または Marketing Cloud および関連ツールの実装に関する同様の専門知識を有しています。また、ファシリテーションやコンサルティングの技術的なスキルも求められます。
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタントの受験者に必要な経験、スキル、知識、能力は次のとおりです。
■ セグメンテーション、オートメーション、トラッキング、分析などのさまざまなツールを取り入れ、データに基づく判断を下してメールキャンペーンを最適化する
■ 基本的なプラットフォームの問題をトラブルシューティングし、解決する
JOIN ステートメントなど、基本的な SQL を記述する
■ メッセージングと CloudPages でスクリプトを利用する (AMPscript、ガイドテンプレート言語、サーバーサイド Javascript)
■ アカウントの設定と管理を構成する (ビジネスユニット、ロールと権限、プロファイ ル、SAP、RMM、ユーザ、購読者フィルター、SFTP)
■ データを構成する (データエクステンション、Contact Builder)
■ 購読取り消しを管理する (カスタムプリファレンスセンター)
■ メールデータのインタラクションを定義および実行する (インポート、データ抽出、 ファイル転送)
■ オートメーションを構成する
■ 提供される Web サービスを理解する
■ Marketing Cloud Connect を管理およびトラブルシューティングする
■ Distributed Marketing を構成する
■ 連絡先の削除プロセスを理解する
この試験の受験者は、Social Studio、Audience Builder、Account Engagement (旧Pardot) についての知識は問われません。また必須ではありませんが、推奨される資格として以下のものがあります。
・Salesforce 認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト
・Salesforce 認定 Marketing Cloud デベロッパー
内容: 多肢選択/複数選択方式の 60 問
試験の所要時間: 105 分
合格点: 67 %
受験料: 20,000 円(税抜)
前提条件: Salesforce 認定 Marketing Cloud アドミニストレーター
この試験は、とにかく試験範囲が広いですね。Salesforce Marketing Cloud の全体を網羅した知識が必要ですし、Social Studio、Audience Builder、Account Engagement (旧Pardot) は試験範囲外とされていますが、Marketing Cloud Connect や Distributed Marketing などの CRM 側の知識も必要とのことです。
試験難易度
Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント 資格試験の難易度を10として、他のMarketing Cloud の資格試験と比べると、下記のような印象でした。
MC コンサルタント:難易度 10
MC デベロッパー:難易度 8
MC アドミニストレーター:難易度 5
MC メールスペシャリスト:難易度 4
他の MC 資格試験に比べて、特に難易度が高かったのを記憶しています。正直、私も最初は落ちてもしょうがないかな、という感じで受験しましたし、試験が終わった時に、完了のボタンを押す時も「これは落ちたかもな…」という感じがありました。
出題範囲と出題率
ディスカバリーとアーキテクチャ: 16% … 10問
・一連のビジネス要件に基づき、推奨ソリューションを設計するために必要な追加情報を判断する
・顧客のデータおよびセグメンテーション戦略を作成するための要件の収集方法を示す
・顧客のスキルセットに基づき、長期的な使いやすさとメンテナンスに適切なソリューションを推奨する
インテグレーション: 20% … 12問
・顧客のユースケースに基づき、Marketing Cloud Connect の機能、実行可能性、トラブルシューティングに関する知識を示す
・データモデルが、パーソナライズされた関連性のあるメッセージングとコンテンツをどうサポートするかを説明する
・顧客のユースケースに基づき、要件に対応できる拡張製品を推奨する
アカウント構成: 12% … 7問
・顧客のシナリオに基づき、適切なアカウント階層を判断する
・シナリオに基づき、返信メール管理に関する問題を解決する
・ビジネスユニットに送信者認証パッケージ (SAP) を適用する場合の影響を分析する
・シナリオに基づき、Mobile Studio の機能とトラブルシューティングに関する知識を示す
オートメーション: 20% … 12問
・顧客のシナリオに基づき、利用すべき適切なオートメーション種別とアクティビティを提案する
・顧客のシナリオに基づき、Journey Builder と Automation Studio を使用して複雑なオートメーションを設計する
データモデリングおよび管理: 21% … 13問
・顧客のシナリオに基づき、状況に応じて標準レポート、データビュー、トラッキングの抽出を使い分けることができる能力を示す
・Marketing Cloud のさまざまなデータオブジェクトについて説明する
・連絡先の ID の選択がデータモデルに与える影響を評価する
メッセージング: 11% … 6問
・顧客のシナリオに基づき、メッセージの内容をパーソナライズするさまざまな方法について説明する
・顧客のシナリオに基づき、適切なメッセージングオプションを判断する
私の試験結果
下記が、私が合格した時の試験結果になります。「アカウント構成」のトピックが 42%で、少しお恥ずかしい正答率なんですが、少しでも、皆さんの参考になるのであればと思い公開しました。これらの正答率から計算しますと、60問中、46問正解できていると思います。41問以上正解が合格ラインですので、やや余裕を持っての合格というところでしょうか。

「インテグレーション」のトピックも割と落としています。最近だと Slack、MuleSoft などが Salesforce グループに入ったりしていますので、その辺りも、それぞれがどのような機能であるかは知識としていれておいた方がいいかもしれません。
私は、これまでにすべての Salesforce コンサル試験を受けてきましたが、コンサル試験では、他ツール・他機能同士を比較した問題が出がちです。Salesforce 全体の各ツール・各機能がどのようなものかの概要レベルでも知っておくと、解答のうち 4つから 2つくらいまで絞れたりすることがあります。ラッキー問題に早変わりする可能性がありますので、少し余裕のある人は Salesforce の色々なツール・機能のことを調べてみてください。
また、MC コンサルタント資格試験を受験する前に、以下のような内容を、根本で理解しておく必要があります。暗記するような数字的なところや、実装面のところは、皆さんしっかりと勉強していると思いますので、MC コンサルタントの心構え的な内容として、覚えておく必要がある部分を理解度チェックとして書かせて頂きます。
理解度チェック
■ クリエイティブ戦術とは
→ いつ、だれが見ても、スタッフの誰が作っても、同じに見えること。Web セーフであること。テンプレートが使われていること。素材が再利用されていること。
■ オプトダウン戦略とは
→ 購読者に購読したい内容や頻度の選択を委ねること。パブリケーションリストなどで実現する。
■ スケーリングの際の考慮事項とは
→ 機能面でもスキル面でも、今のやり方で進めた場合に、将来、通用しなくなることを避ける。スケーリングとは、現在使っていないアプリを新たに使うことを指す。
■ ビジネスユニットは何のためにそのユニットを分けるのか
・事業体(地域別・ブランド別)に合わせて作成できる。
・ビジネスユニット間の情報の共有を制御できる。
■ SAP(Sender Authentication Package)とは何を目指したものか
→ 意図した受信者の受信ボックスに確実に届けることを目指している。
■ データベース・オブ・レコード(DBOR)とは
→ 企業や事業体がある目的でデータを蓄積する一元的な仕組みのこと。
■ DBOR として、Marketing Cloud が担うべき役割は
→ 購読ステータス管理(オプトイン・オプトアウト)。

今回は以上です。
